複雑・ファジー小説

Re: 自分の時代 人の時代『参照500突破!』 ( No.103 )
日時: 2013/09/30 14:48
名前: 夜幽 (ID: x/gr.YmB)

第41話
「跼天蹐地!」

戻ってフィールド

修哉が愛刀の紅葉を鞘に収める

修哉「一刀流……!」

そして桜の方だけ構える

焔「!やっぱり、そっちの方がやりやすいのか?」

修哉「うーん。確かに。……行くぞ!」

焔「!」

修哉「凍死!」

修哉の刀が焔のデコを斬る!

焔「(っ!)」

メイジサイド

真莉子「旦那!」

貴廣「リーダー!」

観客席

涼子「これは……若干、真田の方が有利ね。」

有志「いや……。」

有志が首をかしげる

育斗「あれはわざと……かな?」

育斗が見定める

涼子「???ちょっと分かりやすく説明しなさいよ!」

育斗「分かりやすく……うーん。」

有志「逸らしたんだろう。攻撃を。」

涼子「逸らした?当たってるじゃない。」

大河「……せやけど無理に動いたら余計、ダメージが増えるで。真田は一撃必殺型やからな。」

育斗「そうなんだよね……っあ!」

有志「!」

育斗の隣にはかつて山吹や徳川や有名な万屋のリーダー達と肩を並べた男の姿が……

有志「石田……大河?」

大河「よっ。」

涼子「……元エリート参謀さんが何でこんなところに?」

大河「ハム。上手いな。」

大河はのんきにポッキーを食べている

涼子「聞いてる!?」

大河「別に大したことないで。ただ通りかかっただけや。」

育斗「そ、そうっスか……。(こえぇ!石田大河が隣にいるよ!)」

涼子「それで結局どっちが勝つのよ?」

有志「うーん。」
育斗「大河さんはどっちが勝つと思いますか?」

大河「せやな……。」

一方、万屋アヅチモモヤマ

輝「どうなの?」

アヅチモモヤマのリーダー「そうだな……。」

アヅチモモヤマのリーダーと大河「よめない。」

輝「え?何で?」

アヅチモモヤマのリーダー「あの2人は変なところで似てるからな。それに……。」

観客席

大河「加えて諦めも悪い。」

育斗「た、確かに……。」

フィールド

修哉「さすがに一筋縄じゃいけねぇか。」

焔「……。」

修哉が再び紅葉を鞘から出す

修哉「ハァー!」

そして修哉が力をためる

焔「(次は何をする気だ?)」

修哉「桜華!」

修哉が思いっきり刀を振りかざす!

焔「!……身体!」

修哉「……!?」

2人の周りに衝撃が走る!

センゴクサイド

出雲「両者一歩も譲らずか……。」

來未「うん。」

フィールド

焔「(……お前はやはり……。)今度はこっちの番だ!」

修哉「!」

焔がハンマーを強く握り締めた!

焔「観念しろ!」

修哉「!」

焔「吝嗇!」

焔のハンマーが修哉を襲う!

修哉「っ!」

焔「目高!」

さらに攻撃が当たる!

修哉「(一撃、一撃が重い。)」

焔「貴輪!」

焔の目が本気だ

修哉「カハ!?(あいつの持っているハンマー。ホントに本物か?いや、偽物か?でも威力はありすぎるし。かと言ってあいつは容易に振り回しているし……!)」

焔「よそ見をするなよ。燕!」

修哉「しまっ……!?」

焔の渾身の一撃が修哉の背中にヒットする!

修哉「!?(やべぇ!骨が……!)」

焔「……ハァ、ハァ。」

修哉「ハァ、ハァ。」

観客席

育斗「やっぱり、凄い。イトもサナも。」

有志「(これが万屋ヤマタイコク。伊藤焔。)」

フィールド

修哉「(くうぅ!受け止めるだけで精一杯だ!)」

焔「お前では俺には勝てん!」

止むことなき攻撃

センゴクサイド

出雲「防戦一方だ。」

理夏「くっ。」

フィールド

焔「オラー!」

修哉を蹴り飛ばす焔

修哉「(体技まで……!)二刀流!」

焔「!」

修哉「創面!」

焔「無駄なあがきだ!」

修哉「な!?」

修哉の刀が焔に止められる

修哉「……!」

焔「……。」

修哉「(なすすべなしかよ……。)ハァ、ハァ。」

焔「お前では誰一人として守りきれない!」

修哉「!?」

この焔の一言が勝敗を分けた

修哉「……てめー。」

修哉……いや、正確には修哉の体の周りから黒い邪気が

焔「!(気のせいか……。)」

修哉「お前は考えすぎだ。」

今度は刀から邪気が……

焔「(!?気のせいなんかじゃない……確かに邪悪な何かを感じた。)」

観客席

大河「……!」

育斗「修哉?」

フィールド

修哉「(なんだ?この感じ?……痛い?……違う。)フゥー。」

焔のハンマーが止まる

修哉「……。」

焔「(あの目……まさしく真田家歴代の中でも最強とうたわれた刀……!)」

修哉が物凄い勢いで焔に攻撃を仕掛けてきた

修哉「……。」

焔「粋!」

うまく攻撃を避けた

焔「(これは……仕方がない!)」

修哉「!」

焔「お前がそういうことなら俺も!」

焔がハンマーを回し始めた!

焔「一撃必殺の技!受けてみろ!」

観客席

大河「(真田……。)」

フィールド

修哉「真田流。技……六文銭……。」

修哉が構える

焔「!?(やはり、さっきの邪悪な気は……だが!)終わりだ!」

修哉「……お前が終わりだ。」

焔「駄知!」

焔がハンマーを修哉に向かって投げた

修哉「ハァー!」

修哉が高くジャンプする!

全員「!?」

その場にいた全員が驚いた……
何故なら……焔の投げたハンマーが修哉の体に見事命中したのだが……

焔「何!?(馬鹿な!?ありえん!)」

その拍子にハンマーが砕けたからだ

修哉「すまねぇな……。」

焔「!?」

次の瞬間!

修哉「跼天蹐地!」

焔「!?」

修哉の刀が焔の体を斬る

果たして勝負の結果は!?