複雑・ファジー小説

Re: 自分の時代 人の時代『三人目、登場!その名は圭一!』 ( No.107 )
日時: 2013/09/30 14:49
名前: 夜幽 (ID: x/gr.YmB)

第43話
「バカばっか……」

焔「全く。その自信はどこから湧いてくるのやら。」

圭一「……どこからだろう。」

焔「……。」

圭一「それはそうと焔。」

焔「何だ?」

圭一「俺も言いたいことがたくさんある。」

焔「!言ってみろ。」

圭一「まず一つ目。俺に関する事での前振りが長い!」

焔「……は?」

圭一「俺の情報が出て何ヶ月、経っていると思ってんだ!?」

焔「……知らん。」

圭一「もう、夏休み終わってたよ!?10月だぞ!?どんだけ人を待たせれば気が済むんだ!?なんだよ!?圧倒的って!?」

焔「……。」

圭一「後、何で俺より先に俺の仲間が登場してんの!?普通は謎のリーダー登場!そして新たな敵!ってのが普通だろう!?しかも俺、登場、最後だし!」

焔「……。」

圭一「俺、一応、万屋ヤマタイコクの中じゃ中ボスなんだけど!」

焔「……。」

圭一「おい!焔!聞いてんのか!?おい!焔!……あれ?」

見ると通話はきれていた

輝「圭ちゃんが無駄話をしていた途中からきれてたよ。」

圭一「あの鬼畜医者ー!」

輝「(ヒドイ。)」

圭一「チクショー!俺、やっと出番貰えたのにー!こんな仕打ちはないだろう!なー!?ナレーターさんよ!」

……仕方がない……豊臣圭一のアピールタイム!

圭一「え!?マジで!?ありがとー!……俺は豊臣圭一だ!その名の通り……。」

一方、その頃のセンゴク

圭一「ちょ!ナレーターさん!俺のアピールタイムは!?」

どうせギャルゲーの事だからスルーする

圭一「ハァー!?待て!」

それでセンゴク

修哉「!」

修哉が何かに気づく

出雲「どうした?」

修哉「哀れ。」

出雲「何が?」

修哉「それにしてもまさか、焔達に勝てるとは……予想外だった。」

理夏「あぁ。俺も正直、驚いている。」

修哉が鞄からメダルを出す

修哉「今日のMVPは和美と椿だな……あれ?そう言えば椿と空許は?」

出雲「仕事がまた、入ったんだと……。」

修哉「……かわいそうだな。」

來未「どっちが?」

修哉「えぇー。それでは織田和美君。」

修哉が和美を呼ぶ

和美「!何?」

修哉「逆境の中、よく頑張ってくれましたね。これを差し上げましょう。」

出雲「おい。さっきから喋り方、変だぞ。ボケか?」

修哉「ごめん。焔と戦った時、受けた傷が今になって痛み出した。特に腰とか。」

出雲「……後で湿布、貼ってやるよ。」

和美「!(よく、見たら修。傷だらけ……そうだよね。相手は万屋ヤマタイコクの1人。無事で済むわけないよね。それなのに……私は修哉に甘えて……。)」

和美が下を向く

修哉「あぁ!もう出た!和美の悪い癖!すぐ落ち込む!」

和美「!」

修哉「あのなー、和美。お前が悔やむことなんて何もないんだぞ。俺が好きでやったことなんだから。!そう言えば來未。紫陽花。お前らもご苦労さん。」

來未「はい。」

紫陽花「うん。」

和美「でも……。」

修哉「だったらもっと強くなればいい!誰にも負けねぇぐらいに!目指せ!関東一!」

修哉がジャンプする

理夏「何で関東だけ?」

修哉「細かいことは気にすんな!」

理夏「細かくはねぇだろう。」

修哉「とにかくだ!みんな!今日のメイジ戦、ありがとー!」

修哉が親指をたてる

出雲「俺らは何もしてねぇけどな。」

理夏「次、活躍してやるよ。」

來未「そうだね。」

紫陽花「修ちゃん。」

屡琉「……。」

和美「……。」

一方のアヅチモモヤマ

圭一「どうせー俺の話はーギャルゲーだけですよー。」

圭一はしょげていた

輝「もう、いじけないの。」

圭一「もういい!寝る!……グー。」

輝「早!もう……。」

圭一「んー。」

輝が圭一の顔を見る

輝「あ……(寝顔、意外にあどけない。……いつもは平然とギャルゲーやっててゲームの中じゃ鋭いくせに日常生活じゃからっきしダメ。鈍感男。……でも剣の腕は誰よりも凄くて努力家。そして私の大好きな人。……まつ毛、長いな……。)」

気がつくと輝と圭一との距離は目と鼻の先まで縮まっていた

輝「///。圭ちゃん///。」

輝が目を瞑る

輝「んー///。」

そして唇を……と同時に透達が帰ってきた

透「ただいま戻りました。」

五良「……。」

輝「ンニャー!?///。」

喜代美「……猫?」

刹姫「!猫!?」

恭輔「!(姉さんの目が輝いた!)」

戻って

修哉「……!?」

修哉が何かに気付く

理夏「?」

修哉「……飯、食いに行くか?」

出雲「なんだよ、藪から棒に。」

修哉「何か、今、無性にやけ食いしたい気分なんだ。」

紫陽花「だったら、私を食・べ・る?」

紫陽花が挑発する

修哉「……。」

紫陽花「ひゃっ///。」

何も言わず紫陽花の首筋を舐める修哉

センゴクメンバー「!?」

紫陽花「///。修……ちゃん?」

修哉「続きはベットの上……。」

出雲「雲!」

屡琉「式神!」

理夏「十二支!」

修哉「え?」

出雲と屡琉と理夏「種子島ショット!」

出雲と屡琉と理夏の合体技?が修哉に決まる

和美「ご飯、どうする?」

來未「うーん。」

紫陽花「///。」

これが万屋センゴクの絆である

そして……バカである

一方の焔

焔「(圭一……修哉。)」

真莉子「ズバリどっちが勝つと思う?」

焔「修哉の成長スピードは異常だが……圭一の強さも異常だ。」

真莉子「うーん。難しいところだな。」

焔「あぁ。」

真莉子「……ところで私の事、好きか?」

焔「好……図に乗るな!」

真莉子「むー!このツンデレ医者!少しは素直になれ!」

焔「うるさい!」

メイジメンバー「……。」

あっ、ここにもバカいたよ