複雑・ファジー小説

Re: 自分の時代 人の時代『紅葉桜登場!……誰!?』 ( No.113 )
日時: 2013/09/30 14:52
名前: 夜幽 (ID: x/gr.YmB)

第46話
「キス……えっ?」

桔梗「……真田修哉さんはキスも不祥事も起こしていません。」

紫陽花「!セーフ!」

和美「ほ。」

屡琉「……。」

センゴクメンバー、特に女性陣が喜んだ?

理夏「何で疑問系?」

桔梗「でも……。」

出雲「!」

桔梗が立ち上がる

桔梗「お嬢にとって真田修哉さんはなくてはならない存在になった。」

センゴクメンバー「!」

桔梗「……お嬢と真田修哉さんが出会ったのは今から数年前。お嬢は万屋ヤマタイコクに依頼を頼みに行った。その時に足利育斗さんや伊藤焔さん。豊臣圭一さんに出会った。」

來未「うん。」

桔梗「昔のお嬢は性格がひねくれててとってもわがままで……でも、ホントはお嬢は可愛そうな人なんだ。誰よりも優しくて……それ故に。」

回想

桜「私は1人でいい!」

桜「私はジョウモンの道具じゃない!」

桜「私は愛情なんていらない!」

回想、終わり

桔梗「それが真田修哉さんに出会って変わった……。」

回想

修哉「紅葉桜は俺の仲間だ!」

回想、終わり

出雲「……なるほどな。」

出雲も納得

桔梗「……突然だけどあんた達にとって真田修哉って何?」

桔梗がセンゴクメンバーに問う

理夏「バカ。」

紫陽花「意外にエッチ///。」

屡琉「ギャグがグダクダ。」

來未「時々ちゃらんぽらん。」

和美「ルーズ?」

出雲「……よく考えたけどもう、ダメだな。あいつ。」

桔梗「(散々な言われようだな。)でも……あの人といるとみんな、笑顔や不思議な力をもらえるんだ。」

センゴクメンバー「……。」

回想

修哉「お前、俺の万屋の副リーダーに任命!」

出雲「ハッ?」

回想、終わり

出雲「(あの時はほとんど無理やりだったな。まー、状況が状況だったからな。)」

出雲が苦笑いをする

回想

和美「早く、出てけ!」

修哉「この勝負、俺が勝ったら俺のところに来い!」

回想、終わり

和美「……ふ。」

和美が甘く笑う

回想

修哉「理夏。行くぞ。」

理夏「……はいよ。」

回想、終わり

理夏「(俺も相当、ボケだったな。)」

頬をかく、理夏

回想

修哉「結婚を前提にうちの万屋に来てください!」

紫陽花「……喜んで。」

回想、終わり

紫陽花「フフフ。」

紫陽花は幸せそうだ

回想

修哉「俺とお前だ。」

來未「!」

回想、終わり

來未「(今でも感謝してるよ。リーダー。)」

眼をとじる、來未

回想

修哉「手、出すなー!」

屡琉「!?」

回想、終わり

屡琉「……。」

屡琉は表情は変えないがどこか嬉しそうだ

桔梗「……お嬢だけじゃなくてヤマタイコクにも色んな影響を与えました。」

回想

修哉「ぶち殺したる!」

育斗「うわー!サナ、落ち着いて!」

焔「警察だ!警察を呼べ!」

圭一「もっとやれや!」

四人目「うわー。」

副リーダー「……お前らいい加減にしろ。」

リーダー「……。」

桜「もう帰れや!」

回想、終わり

出雲「それは……悪い影響じゃねぇ?」

桔梗「……あ。」

一方の修哉

桜の部屋

修哉「ハァ、ハァ。廊下、長い。長すぎる。……おーい。桜、ついてぞ。」

桜「んー。」

修哉が桜の部屋を見渡す

修哉「(この部屋に来るの何日ぶりだ?)」

ガチャン

修哉「ガチャン?」

桜「……引っかかった。」

見ると桜は自分の部屋の鍵をかけていた

修哉「……(フラグ?)」

桜「……ニカ。」

桜が満面の笑みを浮かべる

修哉「あかん、あかん、あかん、あかん、あかーん!」

桜「?」

桜が日本刀を取り出す

桜「修ー。」

修哉「ひゅー。今日、俺、持ち合わせてないぜ。」

修哉が冷や汗を流す

桜「……見せてもらうわよ。育斗と焔を倒した実力!」

修哉「!」

桜が修哉に斬りかかる

応接間

ガチャン!

全員「!?」

理夏「何だ!?」

桔梗「!(お嬢の部屋からだ!)」

出雲「修!」

桔梗達が桜の部屋に向かう!

桜の部屋前

桔梗「お嬢!……ダメだ。鍵が掛かってる!」

出雲「こじ開けるか!?」

和美「修ー!」

ガチャン

部屋が開いた

全員「!」

修哉「ハァ、ハァ。」

見ると修哉は息と服が乱れていた

桔梗「!?修さん。お嬢は?」

修哉「あぁ。ちゃんと桜の初めては貰っ……。」

理夏「猫!」

理夏の渾身の蹴りが修哉の顔面に直撃!

修哉「あーっ!?」

屡琉「最低。」

修哉、悶絶!

桜「ムニャ、ムニャ。」

爆睡中の桜

出雲「……何があったんだ?」

修哉「……。」

回想

桜「……。」

修哉「!」

桜「……あ!」

桜が足を滑らせた

がちっ

机に激突

桜「キュー。」

桜、気絶!

修哉「……何コレ!?」

回想、終わり

修哉「……というわけだ。」

出雲「なるほどな。」

修哉「……あ!もうすぐ見たいTV番組が始まる!」

修哉が時計を見る

出雲「子供か。」

修哉「じゃー、桔梗。俺ら帰るわ。……門を開けー!」

修哉が号令をかける

理夏「お前が言うな!」

門が開く

來未「何で開くの!?」

桔梗「あ……はい。(ホント、自由気ままな人だな。)」

桜「!マッテー!」

桜が再度、起きる

修哉「(お前が待て。)」

桔梗「お嬢。明日も仕事で早いでしょう。」

桜「うるしゃいなー。……あっ。そうら。シュウのとこイこ。そうすればシゴトもラクヨ。」

修哉「やめて。」

桜「イヤなの?」

修哉「……考える時間をくれ。」

出雲「おい。」

修哉「分かってるよ。」

修哉が桜の頭を撫でる

修哉「バーカ。早く寝ろ。」

桜「うー!」

修哉の近くまで寄る桜

修哉「?」

桜は背伸びをした
そして……

チュ

修哉「……。」

桔梗「!?」

出雲「え?」

理夏「へ?」

來未「ん?」

和美「な!?」

紫陽花「(フラグ?)」

屡琉「!?」

夜幽「ハ?」

桜「お・か・え・し。」

修哉「……。」

世界が変わった(ほっぺにキスは初めて)
※おでこにキスはある

修哉「あああー!」

修哉はその場から逃げ出した

出雲「修哉ー!」

理夏「あいつ、意外に純情なんだ。」

來未「かわいそうに。追いかけるよ。」

男性陣が追いかける

和美「ちょ……。」

紫陽花「どういうつもりよ!私の修ちゃんを!この泥棒猫!」

屡琉「……。」

和美は戸惑い

紫陽花は頬っぺたを膨らまし

屡琉は桜を睨んでいた

桜「あーん?」

桜が3人を見る

桜「……あんた達、修哉の事、好きでしょう?」

和美「!?///ち、違う!///」

紫陽花「!?エスパー!?」

屡琉「!」

桜「私は本気よ。修が欲しい。」

その両目は妖しく光っていた

紫陽花「……いいわ!恋とは茨の道!勝負よ!」

紫陽花がたんかを切る

屡琉「上等。」

屡琉は燃えていた

和美「?、?」

和美は混乱中

桜「(やっぱり、面白いわね。万屋センゴク。)」

桔梗「お嬢!」

桔梗が桜を叱る

桜「!ごめんね。桔梗。でも……この気持ちだけは本当だからね?」

桜はどこか寂しげだった

桔梗「!」

一方のハーレム王

修哉「ウワー!」

修哉は走る、走った、走って、走りまくった

気づくと修哉は海まで来ていた

出雲「(ここどこだよ!?)」

修哉「海のバカヤロー!」

修哉が海に向かって叫ぶ!

理夏「(何しにきたんだよ?)」

來未「くみーくみーくみー!」

出雲「お前はどうした!?」

修哉「うわー!海のバカヤロー!」

理夏「何故、二回言った!?」

修哉「さぁ、帰ろう。」

出雲と理夏「何しに来たんだよ!」

來未「……。」

一方の万屋キュウセッキ

謎の兵士「……万屋メイジと伊藤焔が敗れました。」

謎の兵士「よっ、よっ。それまじかよ?ホンマかよ?よっ、よっ。」

謎の戦車「別に焦ることはなかろう。我々の目的はあくまで万屋ヤマタイコクの命。」

謎の兵士「解散してんのにか?」

謎の騎士「……。」

謎の女王「それが運命。」

破滅への歯車は動き出していた……