複雑・ファジー小説

Re: 自分の時代 人の時代『豊臣圭一の力!』 ( No.119 )
日時: 2013/09/30 14:56
名前: 夜幽 (ID: x/gr.YmB)

第49話
「戦国VS安土桃山!」

バトル当日

山崎闘技場前

男A「……おいおい。有り得ねぇだろう。」

女A「今回ばっかりは相手が悪すぎるわ。」

男B「んー。」

山崎闘技場内

育斗「急げー!」

涼子「ちょっと待ちなさいよ!育斗!」

有志「(毎回、思うんだけど何で俺がこいつらのお守役なんだ?)」

育斗「ヤバイ、ヤバイ!もう、バトル。結構進んでるよー!早くしないと!」

涼子「もう、あんたが味噌汁、おかわりするからよ!」

育斗「だって美味しかったんだもん!」

有志「(子供か。)」

涼子「……そんなに美味しかった?」

育斗「!うん。姫さん。料理の腕、あげたね。」

涼子「……ありがと///。」

有志「(結婚しろよ。)」

観客席

育斗「ついた!」

有志「(バトルは……。)」

育斗「!あれは……。」

育斗の目線の先にはツンデレのお医者さんとその妻と貴廣がいた

真莉子「旦那。寄ってくれ。」

焔「旦那ではない。断る。」

貴廣「(ホント、仲いいな。)」

育斗「イト。」

育斗が声をかける

焔「!?」

声をかけられて戸惑う焔

焔「わ、私はイトではない。通りすがりのただの医者です。」

真莉子「妻の真莉子です。」

焔「妻じゃないだろう!」

育斗「(完全にイトだ。)それでお医者さん。今、どっちが勝っているんですか?」

焔「!……見れば分かる。それとリプレイがあそこで見られるぞ。」

焔が指差す

育斗「!ありがと。イト。」

焔「あぁ。……何故、バレた!?」

貴廣「(天然だな。)」

育斗達はリプレイを見に行った

育斗「さーてとリプレイ、リプレイ。」

涼子「……。」

リプレイ

恭輔「あんたら今まで何してきたんだ?」

來未「!?」

リプレイ2

喜代美「闘いにおいては身体能力。技術。体力。メンタル。特殊能力。全てにおいて高くなくてはいけない。」

紫陽花「……。」

リプレイ3

透「まー、後は心理戦かな?」

屡琉「!」

リプレイ4

五良「お主、本当に伊達家の人間か?」

理夏「っ!」

刹姫「絶対的強さの果てに何があると思う?」

出雲「……。」

リプレイ5

輝「私とあなたの差は力じゃない……覚悟よ!」

和美「!」

リプレイ終わり

育斗「……な!」

育斗は驚いた

有志「(てことは……。)」

有志がスコアボードに目を送る

スコア
〇明智恭輔VS武田來未
〇浅井喜代美VS本多紫陽花
〇前田透VS毛利屡琉
〇長宗我部刹姫&石川五良VS上杉出雲&伊達理夏
〇輝VS織田和美
豊臣圭一VS真田修哉

涼子「嘘……。」

育斗「!?」

アヅチモモヤマサイド

恭輔「ったくよ。俺、まだ、必殺技、決めてねぇよ。」

喜代美「正直、暴れ足りない。」

透「ダメですよ。ちゃんと仕事とプライベートは使い分けないと。」

五良「……。」

刹姫「……。」

輝「……。」

観客席

育斗「っ!もう一回!リプレイを……!」

再度リプレイを見る

リプレイ

來未「風林ー!」

恭輔「いやー!怖ーい!」

來未の右ストレートが決まる!

恭輔「痛いなー。」

來未「!?」

しかし、肝心の恭輔にダメージはほとんどない

來未「そんな……(福沢が相手の時は十分、効いたんだけどな……。)」

恭輔「無駄だーよー。」

來未「火山!」

今度は左フック!

來未「っ!かたい!」

恭輔「あんたらとは鍛え方が違うんだよ。」

リプレイ2

紫陽花「グリーンアロー!」

紫陽花が矢を複数、放つ!

喜代美「……裃!」

喜代美は矢を静かになおかつ的確によける!

紫陽花「……!?」

喜代美「……防御することだけが能じゃない。」

リプレイ3

透「慰霊。」

屡琉「……!」

透は屡琉は激戦を繰り広げていた

アヅチモモヤマサイド

圭一「……俺の仲間は身体能力、技術、スタミナ、メンタル、特殊能力、攻撃力、防御力、スピード、頭脳、運。全てにおいて上級だ。」

リプレイ4

五良「ヤーっ!」

理夏「!」

理夏をクロスに斬る!

出雲「理夏!」

刹姫「よそ見をするなんて……随分と余裕があるな。」

出雲「っ!」

刹姫「菖蒲……綾目!」

出雲を叩きつける!

リプレイ終わり

育斗「っ!てことは……!」

フィールド

審判「これより、第6戦。豊臣圭一VS真田修哉のバトルを始めます。」

フィールド場には圭一と修哉の姿があった

圭一「……。」

修哉「……。」

修哉が無言で桜と紅葉を構える

圭一「何が欲しい?」

修哉「人を守れる力。」

圭一「……浅はかすぎるな。」

修哉「!」

圭一「お前、やっぱり変わってねぇな。」

修哉「……。」

圭一「……透!いつもの!」

透「はい!」

透がサバイバルナイフを投げる

圭一「……はい。どうも。」

それを見事キャッチする

修哉「……ちっ。それかよ。」

圭一「そうだ。」

観客席

涼子「!ちょっと!何よ!あれ!?何であいつ、自分の武器、使わないの!?」

育斗「あちゃー。またトヨの悪い癖が。」

真莉子「癖?癖とはなんだ?旦那。」

焔「旦那ではない。圭一は戦いにおいて全力はださん。」

涼子と真莉子「?」

育斗「トヨは認めた相手、もしくは自分より強い相手じゃないと青龍刀は使わないんだよ。」

涼子「それで勝てるの?」

焔「勝てるから豊臣の圧倒的存在なんだ。正直、俺もあいつの本気はあまり、見たことない。」

育斗「それに他の武器ならまだしも……。」

焔「刀を使う奴であいつを倒せるのはごくわずかだ。」

フィールド

修哉「圭一。お前にとって俺は弱い存在になったのか?」

圭一「あぁ。」

修哉「っ!……だったら、その考え壊してやるよ!」

修哉が突進してくる!

圭一「……。」

修哉「鬼火!」

修哉が桜と紅葉で圭一に切りかかるが……

修哉「……何!?」

全員「!?」

誰もが驚いた、何故なら修哉の桜と紅葉をいとも簡単に圭一はサバイバルナイフで抑えていたからだ

修哉「(う、動けねぇ!)」

圭一「……。」

修哉「なめんな!」

修哉が切りかかる!

しかし、圭一には当たらない

修哉「!?」

圭一「……。」

逆に圭一に攻撃を決められる

修哉「!?」

圭一「……。」

修哉「(圭一の奴、ただ単純に強くなったわけじゃねぇ!)」

圭一「やはりか……修。お前、やっぱり、弱くなってる。」

修哉「ハァ、ハァ。うおー!」

圭一「……。」

圭一は修哉の刀を受けたりかわしたりしている

修哉「ハァ、ハァ。」

修哉が膝をつく

圭一「もう無理だ。止めとけ。お前じゃ俺には勝てねぇ。……それに巫女も……。」

修哉「!?」

修哉が刀を強く握る
そして……

圭一「!」

修哉「いい加減に……しろ!」

圭一「!?」

圭一は不意をつかれた!

修哉「石頭!」

修哉の頭突きが圭一の頭に命中する!

圭一「い、イッー!テーッ!」

修哉「利付!」

修哉が圭一の腹を殴る!

圭一「!?」

圭一が吹っ飛ぶ!

修哉「ふん!」

圭一「クーっ!」

圭一が痛がる

圭一「……!」

圭一が立ち上がる!

圭一「透ー!」

透「は、はい!」

圭一「投げろ!」

透「り、了解!」

透が青龍刀を投げる!

圭一「……はい!どうも!」

同じようにキャッチする

修哉「!やっと本気かよ……。」

修哉が刀を更に強く握る。

圭一「修……お前を侮ってた。……でもこれで終わりだ。」

圭一の目付きが変わった

修哉「!?」

真田修哉!絶体絶命!?
豊臣圭一の驚異!