複雑・ファジー小説
- Re: 自分の時代 人の時代『オリキャラ、募集中です』 ( No.12 )
- 日時: 2013/07/02 10:02
- 名前: 夜幽 (ID: 9udQ5X2q)
第5話
「修哉の能力?」
修哉「や……薬草だ。」
修哉の前の前には2つの薬草が
1つはみずみずしい草
もう1つは毒々しい草
修哉「真逆だ……どっちにしょう?」
謎の獣「ぐー!」
修哉「これ、引っ掛けかな?」
謎の獣「グワー!」
修哉「こんな事なら、単独行動しなければよかった。」
謎の獣「グー!?」
修哉「んー。ちょっとごめんね。……お前、うるさ……い!?」
謎の獣「グー!」
見るとそこにはライオンでもトラでもない、しかし、とっても凶暴そうな生き物が牙を出してこちらを睨んでいた
修哉「……オワタ……。」
謎の獣「グワー!」
修哉「ち、ちくしょー!」
間一髪、かわす
謎の獣「!?」
修哉「ごめんな!俺にはどーしても叶えないといけない約束があるんだ!」
謎の獣「……。」
修哉「だから、無益な争いはしたくない!そこをどいてくれ!」
謎の獣「……うわー!」
修哉の説得も聞かず、獣が襲ってきた
修哉「あぁー、もう!わからずや!」
修哉が二本の刀を構えた、
名刀、桜と紅葉だ
修哉「(とりあえず、峰打ちで……)二刀流!」
謎の獣「……!」
修哉「神姫!」
謎の獣「ぐんー!」
修哉の刀と獣の牙がぶつかる
修哉「ぐ……!」
謎の獣「んー!」
両者、一歩も譲らず
修哉「なかなか、骨があるな。」
謎の獣「……。」
修哉「でも、終わりだ!」
謎の獣「!」
刀を逆手に持つ
修哉「(ごめんな。)二刀流!天照!」
修哉の刀が円を描く
謎の獣「ガウー!?」
修哉「……安心しろ。傷は浅い。……こちらも人の命を預かっているんだ。」
修哉が刀を鞘に収め、薬草を取ろうとした
ところが……
修哉「!」
修哉はある事に気がついた
修哉「!なに!?」
見ると周りにはおびただしい数の獣がこちらを睨んでいた
修哉「い……いつの間に……。」
謎の獣B「うー!」
謎の獣C「ガウー!」
その獣達は今にも襲いそうな雰囲気である
修哉「ヤバイ……これは詰んだな。」
謎の獣達「ウー!」
まるで修哉の言ったことが分かるように
謎の獣達「ガウー!」
獣達が一斉に襲ってきた!
修哉「!?(みんな!)」
一方、その頃
和美「!?修哉!?」
理夏「!どうした?」
和美「わ、分からない。でも、修哉が、修哉が!」
和美の体中から汗が
理夏「!(これは相当、やべぇな。)急ぐぞ!」
戻って
修哉「……あ、あれ?痛く……ない?」
修哉は不思議に思った
目をあけるとあれほど、たくさんいた、獣達がほとんどのびているのだ
修哉「え?何で?」
積乱雲突き
修哉「!お前!」
修哉の目の前には万屋センゴクのナンバー2兼副リーダーが
出雲「よっ。」
修哉「出雲!」
屡琉「……私もいます。」
修哉「屡琉!」
謎の獣D「ガウ!?」
修哉「で、でも、どうしてお前らがここに?」
出雲「いやー、それが俺達が迷っ……ハイキングで……その場所がたまたま常陸山で……。」
屡琉「正直に話します。迷いました。」
修哉「あー、なる程。で、道は?」
出雲「あそこで倒れている双子がいるだろう。そいつらに教えてもらった。」
修哉「?」
見るとそこには血だらけの双子の姿が
屡琉「大丈夫です。急所しか狙っていません。」
修哉「(こえー!)」
出雲「で、結局、お目当ての薬草はあったのか?」
修哉「あぁ。あるにはあったんだけど……。」
獣達が睨む
出雲「なる程。」
屡琉「……。」
修哉「よし。行くぞ!」
修哉が刀を再度、握ろうとした
が……
ドーン
出雲と屡琉「え?」
どこからともなく猪らしき動物が
屡琉「大きい……。」
そして修哉を下敷きに……
出雲「リーダー!」
ちなみにその動物の上に乗っていたのは
紫陽花「修ちゃん!」
センゴクのお色気係とお兄さんである
紫陽花「修ちゃん!大変よ!さっき、変な男が修ちゃんの命を狙う……修ちゃん。どこ?」
出雲「この動物の下だよ!下!」
紫陽花「……どうしてこんなことに!?」
出雲「お前だよ!お前!」
屡琉「落ち着いて。」
來未「修哉!」
修哉「呼んだ?」
來未「うわ!?」
いつの間にかに來未の後ろに
出雲「お、お前、どうして?」
修哉「夢、見る男は不死身だ。」
屡琉「意味不明。」
謎の獣A「ウー!」
修哉「!おっと忘れてた。」
來未「!あれはタイオン。」
紫陽花「ライオンとタイガーの合成生物ね。……見たところ、メスが多いようね。」
出雲「一気にかたを付けるか?」
修哉「いや、待て。」
修哉が刀をその場においた
修哉「ちょっと俺に話をさせてくれ。」
修哉がタイオンに近づく
出雲「!バカやろう!丸腰で何、考えてんだ!?」
修哉「……。」
タイオンA「……。」
修哉がタイオンの前に立つ
修哉「(ちょっとごめんな。)」
修哉がタイオンの頭に手をかざした
修哉「(タイオンさん。俺はあんたらと争う気なんて少しもありません。だから、お願いです。どうか、通してください。)」
タイオンA「うー。」
修哉「(なんか、言いたそうだな。)」
タイオンA「うー。(うー……うー……生まれゆく……。)」
修哉「?(生まれゆく……!)赤ちゃん!?」
タイオンA「!?」
見るとタイオンの後ろには生まれて間もないタイオンの赤ちゃんが
修哉「(なる程。タイオンさん。俺達はあなたにもそしてその子どもにも手を加えません。だから、お願いします!薬草だけとらせてください!人の命がかかっているんです!)」
タイアンA「……。」
果たして……