複雑・ファジー小説

Re: 自分の時代 人の時代『夜幽!復活!&十一話解禁!』 ( No.128 )
日時: 2013/09/30 14:33
名前: 夜幽 (ID: x/gr.YmB)

第53話
「真田家の長兄!」

山吹の家

山吹「という訳で修行だ。」

修哉「おう!」

山吹「まず、お前には心技体の基礎を勉強をしてもらう。」

修哉「えーっ!?実践的指導じゃないの!?」

修哉が文句を言う

山吹「当たり前だ。」

修哉「だって、心技体なら昔、教わったし。今更、習うことなんてないよ。」

山吹「だから、お前はダメなんだよ。」

山吹が呆れ顔をする

修哉「?」

山吹「お前は知らんと思うがリーダーと副リーダーは基礎を知って強くなったんだぞ。」

修哉「!マジですか!?」

山吹「正直な話。あの2人は昔からずば抜けていたからな。」

修哉「バカとアホなのに?」

山吹「コラ!……あの2人は天才の上に努力家だったからな。まー、それはお前らも一緒だが……。」

修哉「アザース。……あっ、あの2人で思い出した。小泉が言ってたけど……ヤマタイコクの2人が音信不通らしい……。」

山吹「!あいつとリーダーか……。」

山吹が電話をかける

修哉「(出ないと思う。……理由は一人は刑務所に入っているから。もう一人は……。)」

山吹「……はぁー。」

山吹が落胆する

山吹「……ダメだ。出ない。」

修哉「……だろうね。」

山吹「他に何か変わったことは?」

修哉「別に……!あっ、キュウセッキ!」

山吹「!キュウセッキ?……また、サーペルトが何か企んでいるのか?」

修哉「分かんねぇけどろくなことは考えてねぇだろうな。あの亀野郎。」

山吹「……。」

修哉「まぁー、ぶっ飛ばせばいいか!」

山吹「お前な……。」

山吹が苦笑いをする

山吹「私の予想では……キュウセッキの目的は多分、ヘイセイとヤマタイコクだろうな。」

修哉「!」

山吹「気をつけろ。あいつら昔のキュウセッキとは違うぞ。」

修哉「分かってるって!大丈夫。俺が強くなってキュウセッキを倒してやるよ!」

山吹「頼もしいな。……それと小耳に挟んだんだが……。」

修哉「?」

山吹「お前、動物の気持ちが分かるらしいな。」

修哉「……。」

山吹「……。」

修哉「え?」

山吹「えって自覚なかったのか?」

修哉「ん、ち、ちょ、ちょっと待って……。」

真剣に考え中

修哉「……あっ!そう言えば!常陸山に登ったとき!タイオンの気持ちが分かった!」

山吹「!?そうそれだ!」

修哉「そうか……動物の気持ちが分かる。……それでこれが何のステータスになるの?」

修哉がポカーンとする

山吹「それは……。」

山吹が困った顔をする

修哉「あっ、そう言えば昔、兄貴に聞いたことがある。」

昔の話。

修哉兄「やっぱり、可愛いのはポニーテールの子だよな。」

修哉「えーっ。」

修哉兄「えーってなんだよ。……まー、んなこと言ってもどうせ、お前もポニーテールの子が好きになるって。」

修哉「……知らね。」

修哉兄「知らねってお前……。じゃー、お前はどういう子がタイプなんだよ?」

修哉「んー。俺は貧乳かお姉さん系か……。」

修哉兄「へーっ。……でもやっぱり俺ら兄弟だな。好きになるタイプ似てるな。あ、後、お前、動物の気持ちが分かるだろう?あれには真田家に伝わる、ある秘密が関係しているらしいぞ。ちなみに俺の場合は植物の気持ちが分かるんだ。でも、俺の本命はポニーテールだ!」

修哉「ふぅん。」

回想、終わり

修哉「懐かしいわ。」

山吹「お兄さん、さらっと言いすぎだろう!」

山吹のツッコミ!

修哉「えっ?」

山吹「(どうして真田家の人間は危機感がないんだ。)じゃー、それと似たようなやつを知っているか?」

修哉「……分かりません!」

修哉が堂々と言う

山吹「お前……逆に清々しいな。」

修哉「で、似たようなやつって?」

山吹「そういうのを読心と言うらしい。」

修哉「独身?」

山吹「読心だ!」

山吹が怒る

修哉「(ごめんなさい。)」

山吹「簡単に言うなら人の心を読めるんだ。」

修哉「えっ!?マジ!?じゃー、読心が使えたら和美や紫陽花や屡琉の気持ちが分かるのか!?」

山吹「あぁ。だが、読心は簡単に使えるものじゃない。」

修哉「山吹。使える?」

山吹「つ、使えない。」

修哉「じゃー、俺にも使いこなすのは無理か。」

山吹「使える人も限られているからな。だが、噂ではレンゴウには読心を使って戦う猛者がいるらしい。しかもその他には読心使いを上回る強さを持つ、超能力者とか……お前もいずれ、戦うかもしれない。」

修哉「構わねぇよ!全員、ぶっ倒す!」

山吹「お前はそればっかりだな……(修。お前は確実に強くなる。だが、頼む。間違った強さを持たないでくれ。あの男の様に……。)」

山吹の目線の先にはそこには修哉によく似た男の写真があった

山吹「!そう言えばお前、他の仲間は?」

修哉「!?よくぞ聞いてくれた!」

修哉がホワイトボードを出す

山吹「(早!)」

修哉「俺達はアヅチモモヤマに敗北した。」

山吹「うん。」

修哉「俺らは思った。アヅチモモヤマの強さは天井知らず。長宗我部も石川も強さは桁違いだ。」

山吹「……。」

修哉「今のままじゃ勝てない!だから、自分らが納得するまで修業して力をつけて。次こそアヅチモモヤマにリベンジするんだ!」

山吹「……。」

修哉「あいつらも強くなる。もう、宝の持ち腐れなんて言わせねぇ!」

山吹「ふっ。お前らしいな。」

※センゴクメンバーの修業詳細はいずれ

山吹「じゃー、早速、やるか!?修業!」

修哉「よーし!……し!」

その時!玄関の扉が激しく開いた!

謎の少女「真田修哉さん!山吹さん!」

修哉と山吹「!」

謎の少女「鈴を助けてください!」

修哉と山吹「!?」

鈴!?……鈴って誰?