複雑・ファジー小説

Re: 自分の時代 人の時代 『四人目が来襲!』 ( No.134 )
日時: 2013/09/30 14:29
名前: 夜幽 (ID: x/gr.YmB)

第57話
「真田修哉VS坂本鈴太朗!?」

修哉「んじゃ、早速。」

修哉が刀を鈴太朗に突きつける

鈴太朗と山吹「!」

修哉「1つ、手あわせ願おうか?てか、それが目的でここまで来たんだろう?」

鈴太朗「んー。俺じゃなくて裏がシューとやりたいんだって。」

修哉「!なる程。裏か……分かった。すぐ裏出せ。」

鈴太朗「……簡単に出せたら苦労しないよー。」

鈴太朗が頭を軽く叩く

鈴太朗「おーい。裏ー。出番だよー。」

鈴太朗が頭を揺さぶるが一向に出てくる気配がない

修哉「ったく、裏の奴、何考えてんだよ。仕方ねぇ。」

修哉が刀を握る

修哉「鈴。悪いけど俺と戦ってくれ。そうすれば裏の奴も出てくるだろう。」

鈴太朗「えーっ。」

修哉「あ、そうか。お前、戦いはあんまり好きじゃなかったな。」

鈴太朗「いいよ。」

修哉「いいんかい!……お前、ノリよくなったな。」

鈴太朗「修業した。」

修哉「偉いぞ!」

修哉が鈴太朗の頭を撫でる

アツ「(鈴、可愛い。)」

山吹「なんだこれ?」

んでトレーニングルーム

修哉「……。」

鈴太朗「……。」

アツ「鈴……。」

山吹「……これより、真田修哉VS坂本鈴太朗の対決を始める!」

修哉「行くぞ!鈴太朗!」

鈴太朗「んー。」

修哉「二刀流!羅門!」

鈴太朗「!」

修哉が斬りかかる!

鈴太朗「っ。」

しかし、鈴太朗はやすやすとかわす

修哉「!腕は鈍ってないようだな。(むしろ、パワーアップしたな。)」

鈴太朗「……。」

アツ「凄い。これがヤマタイコクメンバー同士の戦い。」

山吹「万屋ヤマタイコクメンバーにはそれぞれ特化したものがある。」

アツ「え?」

山吹が説明しだす

山吹「足利育斗はバランスがよくその中でも特にスピードに特化している。いじられ役だが努力は人一倍している。」

育斗はスピード

山吹「伊藤焔はその頭脳を使って的確にバトルを有利に進める。もちろん、攻撃力も高い。」

焔は頭脳

山吹「豊臣圭一は万屋ヤマタイコクの中でも常識外れの強さを誇る。力に特化していて剣筋も我流だ。」

圭一は力

山吹「坂本鈴太朗は格闘系。特化した能力は体力。その他にも反射神経、技術も高い。技もいろんな技がある。」

鈴太朗は体力

山吹「そして修哉は……。」

※ちなみに副リーダーとリーダーは不明

修哉「(これならどうだ!)火箭!」

鈴太郎「!?」

鈴太郎の体を斬る!

アツ「鈴!」

修哉「(よし!)」

山吹「修哉は……正直、私でも分からない。だが、少なくともあいつはヤマタイコクの中で一番強くなる。」

アツ「!(鈴。)」

鈴太朗「んー。」

鈴太朗が構える

修哉「……早く起きろよ。鈴。……いや、裏!」

鈴太朗「んー。」

鈴太朗が表から裏に切り替わる

裏鈴太朗「んー。ふぁー。おはようさん。」

修哉「(起きたか。)裏!」

山吹とアツ「!」

裏鈴太朗が準備運動を始める

裏鈴太朗「んー。おかげで目が覚めた。」

修哉「面白くなってきやがった。」

裏鈴太朗「……とう!」

裏鈴太朗が高く飛ぶ!

裏鈴太朗「破滅!」

修哉「!(速い!)」

鈴太朗の蹴りを間一髪かわす

裏鈴太朗「んー。」

しかし、裏拳が当たる!

修哉「!?」

裏鈴太郎「!……へーっ。」

裏鈴太郎が何かを感じた

修哉「?」

裏鈴太朗「冒涜!」

裏鈴太朗がアッパーカットの体勢を取る!

修哉「!?っ!」

裏鈴太朗「ふっ!」

アッパーカットが見事に決まる!

修哉「ちっ。」

裏鈴太朗「……そろそろ、フィナーレと行こうぜ。」

裏鈴太朗が挑発する

修哉「上等だ。二刀……!」

修哉が技を出す前に裏鈴太郎に捕まってしまう!

修哉「しまった!」

裏鈴太朗「ほらよ!」

裏鈴太朗が修哉を上空に投げる!

修哉「!?」

裏鈴太郎「見せてやるぜ!俺が刑務所にいる間に習得した技!とう!」

裏鈴太郎がジャンプする!

山吹「!(あの構えは!)」

裏鈴太郎「坂本流……!」

修哉「!」

裏鈴太郎が技を掛けようとする!

裏鈴太朗「果てろ!」

山吹「!?(なんだ、この殺気!今までの鈴じゃない!)」

裏鈴太朗の技が決まろうとしたその時!

鈴太朗「……あ。」

修哉「……えっ?」

鈴太朗が切り替わる

鈴太朗「!?(裏?)んー。ごめんね。裏の方が引っ込んじゃった。」

修哉「あ、あぁー。」

修哉は残念と共に何故か安心した

鈴太朗「裏ー……ダメだ。出てこない。今日は無理だ。」

鈴太朗が呼びかたり、頭を叩くが出てくる気配はない

修哉「そうか。」

鈴太朗「!んー。じゃー、今日はそろそろ帰るよ。」

修哉「そうか……お前、今、住んでる所はどこだ?」

鈴太朗「んー。四国。」

修哉「遠いな。」

鈴太朗「そうでもないよ。今の時代は……アツー。行くよー。」

鈴太朗がアツを呼ぶ

アツ「!うん。」

修哉「……鈴。」

鈴太朗「何?」

修哉「楢崎の事は大事か?」

アツ「!」

鈴太朗「んー……大事。」

鈴太朗は正直に答えた

修哉「安心した。」

鈴太朗「俺がアツを護る。」

修哉「よく言った!」

アツ「鈴……。」

山吹「(変わったな。あいつも。)」

鈴太朗「シュー。ブキー。バイバイ。」

アツ「お世話になりました。」

鈴太朗が手を振った

修哉「バイバーイ。」

山吹「元気でな。」

鈴太朗とアツは帰っていった

山吹「……あいつ、裏は勿論、表も相当、強くなったな。」

修哉「あぁ。」

山吹「ただ、相変わらず、表はゆるかったな。」

修哉「ホント、あいつはよく分かんねぇ……。」

ゆるい男、帰宅