複雑・ファジー小説
- Re: 自分の時代 人の時代 『謎の侍出現。』 ( No.144 )
- 日時: 2013/09/30 14:20
- 名前: 夜幽 (ID: x/gr.YmB)
第62話
「サーペルトの強さ!」
サーペルト「……。」
ヘイセイ兵B「貴様ー!」
ヘイセイ兵の1人がサーペルトに切りかかる!
千佐都「!」
サーペルト「!」
サーペルトはヘイセイ兵の攻撃をよけることもかわすこともなくただ受け止めるだけだった
サーペルト「……。」
全員「!?」
誰もが驚いた、何故ならヘイセイ兵がサーペルトを切ったのだが、そのサーペルトには傷1つ付いていなかった
かわりにヘイセイ兵の武器が壊れた
サーペルト「ハァー。」
サーペルトがヘイセイ兵の顔を掴む
ヘイセイ兵B「カッ!?」
サーペルト「生半可な攻撃じゃ俺には効かんぞ?」
サーペルトが不敵に笑う
サーペルト「そら!」
サーペルトがヘイセイ兵を投げる!
ヘイセイ兵B「っ……。」
ヘイセイ兵A「!?(これが冬帝。)千佐都様!逃げてください!」
千佐都「!……あなた達を置いて私だけ逃げるわけにはいけない。タートル。あなたの目的は私でしょう?」
サーペルト「!さすが王妃。理解が早くて助かる。」
サーペルトが千佐都を指さす
サーペルト「俺の目的は万屋ヘイセイと万屋ヤマタイコクの首だ!」
千佐都「……。」
サーペルト「そして俺はこの世の覇者になる!」
サーペルトが拳を握りしめる!
千佐都「……くだらない。力で国民は支配できない。」
サーペルト「善人の考えだな。まー、考えは人それぞれだ。俺は俺のやり方で頂点に立つ。だから、王妃。ここで朽ち果ててくれねぇか?」
サーペルトが自分の武器である、鉄球を取り出す
千佐都「どうしても実力行使なわけね。いいわ。」
千佐都が戦闘態勢をとる
千佐都「タートル・サーペルト!勝負よ!」
サーペルト「!そうこなくては……。」
千佐都「そのかわり!」
サーペルト「!」
千佐都がヘイセイ兵達を見る
千佐都「私のことは好きにしていい。そのかわり、ここにいる兵は手を出さないで!」
ヘイセイ兵達「!」
サーペルト「ふっ……構わん。」
サーペルトが不敵に笑う
ヘイセイ兵A「王妃!それはいけません!」
千佐都「あなた達が束になってかかっても力の差は歴然よ。それにあなた達を死なせたくないの。速く逃げなさい!」
ヘイセイ兵A「王妃!」
千佐都「これは王妃の命令よ。もし私の命令が聞けないのなら今すぐこの場で殺すわよ!」
千佐都が鋭い目で兵士達を見る!
ヘイセイ兵達「!」
千佐都「そしてこのことを……なんでもない。早く逃げなさい!」
サーペルトが構える
サーペルト「……よし。分かった。王妃の覚悟は認めよう。……お前ら手を出すな。逃がしてやれ。ただし、逃がすのは兵士、1人。」
千佐都「!」
サーペルト「勘違いするなよ。生け捕りにするだけだ。」
千佐都「っ!」
千佐都が唇を噛み締める
……そして
サーペルト「やれー!」
キュウセッキ兵達「うわー!」
キュウセッキ兵達が一斉に襲いかかる!
ヘイセイ兵隊長「!(ヘイセイ兵A!お前だけでも生き延びろ!)」
ヘイセイ兵A「!?」
ヘイセイ兵隊長がヘイセイ兵Aを窓から突き出す!
キュウセッキ兵隊長C「!ちっ。」
キュウセッキ兵隊長が追いかけようとする
サーペルト「追うな!」
サーペルトが止める
サーペルト「どうせ、ありんこ、一匹じゃ何もできねぇよ。」
サーペルトの目が妖しく光る
千佐都「……。」
ヘイセイ本部の外
ヘイセイ兵A「ハァ、ハァ。」
ヘイセイ兵Aは涙を流しながら闇雲に走った
ヘイセイ兵A「(王妃!隊長!)く、クソー。」
そして歩くのを止めた
ヘイセイ兵A「ち、チクショー。俺達は……俺達は何の為の護衛だー!」
ヘイセイ兵Aが地面を殴る
するとそこにタイミング悪く
キュウセッキ兵R「!おいおい。見ろよ。あそこでうずくまってる奴がいるぜ。」
キュウセッキ兵S「本当だ。暇つぶしに殺すか……。」
2人のキュウセッキ兵が現れた
ヘイセイ兵A「!」
キュウセッキ兵R「こいつは俺がしとめる……死ね!」
キュウセッキ兵がヘイセイ兵に切りかかる!
ヘイセイ兵A「!」
その時!
謎の侍「……。」
キュウセッキ兵Rの腕を1人の侍が掴む
キュウセッキ兵R「な!?(こいつ、いつの間に俺の背後に!?)」
謎の侍「……。」
謎の侍はフードを被り
顔や身体を見られないようにしていた
謎の侍「全く。久しぶりにここに来てみれば……。」
キュウセッキ兵S「誰だ!?貴様は!?」
謎の侍「名乗る程のものじゃない。」
キュウセッキ兵S「何、気取ったこと抜かしやがる!死ね!」
キュウセッキ兵Sが謎の侍を襲う!
謎の侍「……。」
謎の侍がキュウセッキ兵Sを叩き斬る!
キュウセッキ兵R「な!?」
謎の侍「次はお前か?」
謎の侍が睨みつける
キュウセッキ兵R「ッ!」
謎の侍「どっかのアホ亀に伝えておけ。この世を取りたかったら水色の侍を殺せと……。」
キュウセッキ兵R「!お、覚えてろよ!」
キュウセッキ兵Rが足早に去っていく
謎の侍「……。」
侍の後ろには槍を持った謎の天然と謎のツッコミと謎のツンデレがいた
謎の天然「……やっぱり、お前の言ったとおりだったな。まさか、本当にキュウセッキが来てるなんて……。」
謎のツッコミ「これからどうする?一気に攻めるか?」
謎の侍「いや、闇雲に攻めても相手の思うつぼだ。あいつらはあくまでチェス。相手の動きもよく見ている。」
謎のツンデレ「やけに慎重ね。いつも大胆不敵なあんたにしては……。」
謎の侍「それくらい、相手が手ごわいってことだ。あそこには焔並みの天才がいる。だが、あくまで並みで焔が本気を出したら勝てねぇけどな。」
北海道の病院
フレイム「へ、へっくし。……?」
フレイムがくしゃみをする
キュウセッキ兵「どうかしましたか?フレイム様?」
フレイム「……いや。何も。」
戻って
ヘイセイ兵A「あ、あんた達は……いったい?」
謎の侍「……しがない侍だ。」
彼らは一体、何者なのか!?