複雑・ファジー小説

Re: 自分の時代 人の時代『キュウセッキ編。救世主、現る』 ( No.157 )
日時: 2013/09/30 14:14
名前: 夜幽 (ID: x/gr.YmB)

第69話
「公開処刑!」

拓哉を縛る

拓哉「……ハァ、ハァ。」

サーペルト「闘技場にはもう、誰もいれるな。見張りをおけ。」

キュウセッキ隊長A「分かりました!」

サーペルト「(これで全てか……。)さてさて……ちっと早いが祝杯するか?」

シー「賛成ー!さすが長!誰かお酒、持ってきて!」

キュウセッキ兵A「はい!」

サーペルト「お前はまだ、未成年だろうが。」

シー「テヘペロ。」

シーが可愛く舌を出す

サーペルト「全く。」

キュウセッキ兵A「……どうぞ。」

キュウセッキ兵Aがワインを注ぐ

サーペルト「……乾杯。」

キュウセッキメンバーがグラスをあわせる

ヘヴン「ふぅー……しかし、こんなにうまく言っていいのか?逆に不気味だ。」

フレイム「そうだね。」

サーペルト「だが、まだ油断は出来ない。ヘイセイを潰した後はヤマタイコク。そして最終的には裏政府!」

ケール「!サーペルト様。あなたもまた、凄いのに目を付けましたね。」

サーペルト「この世を手に入れるためには裏政府は潰しておかないとな。」

ルナ「けど、裏政府は得体のしれないものがたくさんある。」

ヘヴン「あぁ。合成生物の……。」

フレイム「CLB。」

ヘヴン「!」

★ここで説明

★裏政府
日本の少数派の人間達の集まり(ただし、最近では結構、大きな組織になっている)
幹部の中には沢山の部下を連れている人もいる
基本、幹部クラスの人間には部下がいる(一匹狼もいるけど)
危険な人間が多い
普段は隠れて色んな研究や実験や開発をしている
その他にも有り余る強さを持っている
幹部の人達は神の名を与えられているらしい?

※幹部クラスはガチで強い

★CLB
合成生物を作り出す事が出来る、裏政府が考えた出したプログラムシステム
通称、CLB(合成生物が生まれる)

ケール「しかし、そんなふざけたプログラムは誰が考えたんだ?」

フレイム「半分は裏政府。半分は……真田の爺様?」

キュウセッキメンバー「!?」

フレイム「嘘ー。」

フレイムが舌を出す

フレイム「だけど、可能性はゼロじゃない。何故なら……。」

サーペルト「真田修哉があの爺さんの孫だからな。」

キュウセッキメンバー「!」

フレイム「それと真田とは関係ないけど裏政府にはもう1つ。気になることがある。」

サーペルト「何だ?」

フレイム「あぁ。実は……昔、裏政府にはCLBを上回る技術があったんだ。」

ソイル「……。」

フレイム「その技術は本物の人間が作れる。」

全員「!?」

ヘヴン「おいおい。どうやって人間を作る気だ?クローンか?」

フレイム「いや、違うよ。僕も詳しいことは知らないけど……かの天才、伊藤焔の父親が研究していたとされていた。しかし、途中でやめたらしいよ。」

シー「何で?」

フレイム「僕もよく知らないけど噂では病にやられて御陀仏。医者の不養生とはよく言うけど呆れるよ。馬鹿すぎて。」

アース「……。」

フレイム「けど実験もやったらしくて成功している。噂では与謝野……木田……中にはシンセングミの嫁が人間そっくりの何かとか……。」

シー「怖。」

サーペルト「……そんな、不確かなもの。恐るに足りん。」

サーペルトが余裕の表情を見せる

拓哉「ふん。てめーらじゃ、この世の天下は取れねぇよ。」

拓哉が減らず口を叩く

サーペルト「黙れ。」

拓哉を殴る、サーペルト

サーペルト「(まー、いいさ。魂はこっちにある。)……!そろそろ、時間か……。」

サーペルトが時計を見ると死刑執行の時間になっていた

ケール「!もう、時間か……。」

シー「さてさて……最初は誰から消そうかなー?」

サーペルト「やはり、最初は王様の首か……。」

フレイム「うわ。えげつない。」

サーペルト「お前が言うな。……おい、TVに繋げ。」

キュウセッキ兵B「はい!」

キュウセッキ兵がTVに繋ぐ

キュウセッキ兵B「……繋ぎました!」

サーペルト「よし。」

サーペルトがTVカメラを見る

サーペルト「さて、全国のTV前の諸君。これより、ここにいるバカどもを殺す。そして新たな時代が始まる。」

サーペルトが鉄球を取り出す

国民A「!このままじゃ……王妃が……。」

子供A「いやだよ。千佐都様……拓哉様。」

サーペルトが千佐都を見つめる

千佐都「……。」

フレイム「血も滴るイイ女。」

シー「ぷっ。変なの。」

国民B「力が……力が欲しい!」

子供B「うわーん。」

ソイル「(……力なき者は死あるのみ。)」

ケール「……。」

サーペルト「新時代はもう近い。」

拓哉「サーペルト!」

拓哉が叫ぶ!

サーペルト「……。」

拓哉「何でそこまでヘイセイにこだわる!?」

サーペルト「何度も言わせるな……時代は変わる!変わらねばならぬ!」

サーペルトが構える!

千佐都「(お父様。お母様。ごめん……。)」

サーペルト「さらばだ!虹の王妃!……玄武の鉄板!」

巨大な鉄球が千佐都を襲う!

その時!

キュウセッキ兵?「……。」

フードを被ったキュウセッキ兵の1人が鉄球を弾いた!

全員「!?」

キュウセッキ兵?「……。」

キュウセッキ兵?が持っていた二本の刀の内の1つをサーペルトに向かって投げる!

サーペルト「……!」

サーペルトは一瞬何が起きたか分からず、よけきれなかった!

シー「!」

刀はサーペルトの右肩に刺さる!

千佐都「(!あれは……紅葉?)」

拓哉「!」

そして……!

キュウセッキ兵?「……一騎当千!」

キュウセッキ兵?がサーペルトをもう1つの刀で斬る!

サーペルト「!?」

キュウセッキ兵?「……。」

そのままサーペルトを吹き飛ばす!

キュウセッキメンバー「!?」

ケール「サーペルト様!」

ヘヴン「!?何者だ!?」

キュウセッキ兵?「……なーに、ただのエロ侍だ。」

キュウセッキ兵?がフードを脱ぐ

キュウセッキ兵?「てか、久々の出番かと思ったら何だよ。この修羅場は?」

そこには水色の髪をなびかせ、2本の刀を持った、真田の男が……

修哉「どうも。センゴクです!」

人の希望があった!

千佐都「し、修哉ー!」

拓哉「修哉!」

救世主!現る!