複雑・ファジー小説

Re: 自分の時代 人の時代『キュウセッキ編。救世主、現る』 ( No.158 )
日時: 2013/09/30 14:14
名前: 夜幽 (ID: x/gr.YmB)

第70話
「万屋センゴク登場!」

回想

キュウセッキの幹部達が闘技場に入ってくる前

修哉「!」

修哉が時計を見る

修哉「……死刑執行まで時間がない。お前ら……。」

修哉が万屋センゴクメンバーに命令を出す

修哉「出雲と理夏は東と西の兵に紛れ込んで。」

出雲「分かった。」

理夏「了解。」

修哉「屡琉と和美は南の兵に紛れ込んで。」

屡琉「はい。」

和美「分かった。」

修哉「紫陽花と來未は北の兵に紛れ込んで。」

紫陽花「ハイ。」

來未「了解。」

修哉「俺は幹部達の周りの兵に紛れ込む。……そして、俺が合図をしたら一斉に出ろ。」

出雲「……合図はどんなのだ?」

修哉「……!俺がサーペルトを殴る!」

出雲「アホか!?」

理夏のツッコミもいいけどたまには出雲のツッコミね

修哉「(ケチ。)……!んじゃー、斬る。」

出雲「……なら、いい。」

理夏「いや、それもよくねぇだろ!」

……やっぱり、理夏がいい

で、結局、作戦としては斬ることになった

回想、終わり

修哉「……。」

シー「(真田修哉。)」

キュウセッキ兵達「!?」

次から次へと人が修哉の周りに集まってくる!

槍を持った天然。ツッコミの脚使い。薙刀を持ったツンデレ
弓矢を持ったツインテール。拳を握り締めた男。お札を持った可愛い子

出雲「……あれが万屋キュウセッキ。」

理夏「悪い顔ばっかりだな。」

和美「全員。名のしれた無法者ばっかり。」

紫陽花と來未と屡琉「……。」

ルナ「万屋センゴク……。」

シー「最近、調子に乗っている万屋だよ。」

フレイム「特に真田修哉は昔より調子に乗っているらしいからね。」

修哉「テヘペロ。」

修哉が舌を出す

出雲「やめろ。」

ケール「(見たところ。敵は7人。真田の奴……何を考えているんだ。)」

ソイル「(……少なくとも真田はそこまで馬鹿じゃない。)」

フレイム「(僕が知る限りじゃ……あいつは無鉄砲でつっこむ奴じゃない。)」

幹部の3人が修哉を見つめる

修哉「?」

サーペルト「オラ!」

サーペルトが立ち上がる!

修哉「!」

サーペルト「……センゴク。」

サーペルトが修哉を睨む

修哉「……。」

サーペルト「(まさか、真田が来るとは……だが、これくらいなら誤差の範囲だ。)お前ら!真田の首を取れ!取った奴には恩賞をくれてやる!」

キュウセッキ兵達「!」

キュウセッキ兵達が修哉に狙いを定める

修哉「……あれー?」

出雲「人気者。」

キュウセッキ兵J「死ねー!小僧!」

キュウセッキ兵達が一斉に襲いかかる!

修哉「やめてー!」

出雲「ったく!」

理夏「……。」

キュウセッキ兵達「!?」

出雲と理夏がキュウセッキ兵を倒す!

修哉「!ナイス!」

出雲「……おい。修。」

理夏「お前、俺らより一応、強いだろうが。」

修哉「細かいことは気にすんな。……それよりブレイズ。」

修哉がフレイムを睨みつける

フレイム「ん?」

修哉「お前だろ。ヘイセイの束さんをやったのは?それと……小早川先生と……焔の件。」

拓哉「!」

フレイム「……あぁー、そう言えばそんなことがあったような……なかったような。」

フレイムが考え込む

フレイム「てか、潰した奴の顔なんていちいち覚えちゃいないよー。それと小早川先生と伊藤先輩はノーコメントで。」

フレイムが笑顔で答える

修哉「……。」

フレイム「何か言いたそうだね?」

修哉「別に……ただ、何が目的だったのかなって思って。」

フレイム「教える義理はないよ。」

修哉「……。」

サーペルト「(センゴクだけ。)……ふっ。くっくっくっ。ハハハー!」

サーペルトが不敵に笑う

修哉「!何がおかしい?」

サーペルト「勢いよく飛び出してきたのはいいが真田。お前は大事なことを忘れていないか?」

修哉「何?」

サーペルト「王妃達の命は俺達が握っていることを。」

千佐都「ハァ、ハァ。」

サーペルトが王妃を見せる

修哉「!」

サーペルト「巨大隊長!巨大副隊長!」

巨大隊長と巨大副隊長「オーっ!」

隊長達の中でも一際目立つ、大きな男達が現れる

サーペルト「お前らに王妃を任せる。」

サーペルトが王妃を巨大隊長に渡す

巨大隊長「!はい!」

サーペルト「これでゆっくりこいつらを調理できる。おい。警備の人間もここに集めろ。」

修哉「……。」

シー「ハーイ。了解。TELしてー。」

キュウセッキ隊長「はい。分かりました。」

キュウセッキ隊長の1人が外にいる見張りの兵に電話をかける

キュウセッキ兵隊長「お前ら、命令が下った。すぐに戻ってこい。」

電話越しにキュウセッキ兵に話す

キュウセッキ兵「……。」

キュウセッキ隊長「おい。どうした?兵を闘技場の中にいれろ。」

キュウセッキ兵「む、無理です……。」

キュウセッキ隊長「!?何を言っている!いいから警備を戻せ!」

キュウセッキ兵「そ……それが……。」

サーペルト「何をしている!」

サーペルトがしびれを切らして電話を取る

サーペルト「おい。俺の言うことが聞けないのか?」

キュウセッキ兵「警備が……警備、全滅です。」

全員「!?」

サーペルト「な、何だと!?」

理夏「おい。出雲。チラッと見たんだが警備、相当多かったよな。」

出雲「あぁ。」

キュウセッキ隊長「そ、そんなはずは……!」

ケール「……。」

ケールとキュウセッキ隊長が闘技場の外を見る

紫陽花と來未「!」

紫陽花と來未も闘技場の外を見る

キュウセッキ隊長「!何!?」

ケール「!」

目の前に映ったのはおびただしい数の死体

來未「ほ、本当だ!」

紫陽花「……。」

修哉「(一体誰が……。)」

……何者!?