複雑・ファジー小説

Re: 自分の時代 人の時代『キュウセッキ編。准佐と大佐?』 ( No.164 )
日時: 2013/09/30 14:09
名前: 夜幽 (ID: x/gr.YmB)

第75話
「軍の人……」

一方その頃

日本政府では大変な騒ぎになっていた

国会議事堂

大臣D「万屋センゴクと万屋ヤマタイコク……。」

小泉「……真田修哉。足利育斗。伊藤焔。豊臣圭一。坂本鈴太朗。(よりによってお前達がまっ先に動いたか。)」

大臣A「総理!」

小泉「!何事だ?」

大臣A「たった今、准佐殿と大佐殿と准将殿と連絡がつきました!」

小泉「!やっとか……。」

大臣A「しかし……。」

大臣の顔が暗い

小泉「どうした?」

大臣A「准佐殿は二日酔いらしく……伝言です。」

小泉「!あいつー!……それであいつは何と?」

大臣A「はい。」

准佐の伝言

准佐「……んー。今何時?」

准佐が携帯を見る

准佐「あ、招集命令が出てる……でも、頭、痛い。そうだ。」

准佐がメールを作成する

准佐「今日はおやすみします。……送信。」

送信完了

准佐「よし……おやすみ。(來未……一二三。)」

伝言終わり

小泉が電話を壊そうとする!

小泉「あの小娘ー!」

大臣A「総理!」

小泉「何だ!?」

大臣A「大佐殿より緊急の知らせが!」

小泉「!」

小泉が電話を取る

小泉「……!もしもし!」

大佐「!総理。」

繋がった

小泉「大佐。何故、招集に応じなかった?」

大佐「……すみません。実はこちらで少々、厄介な事が……。」

小泉「厄介な事?」

大佐「裏政府が……!」

小泉「!何だと!?」

大佐「!また、敵が!総理。また、戻ってきたときに話します!」

大佐が電話をきる

小泉「……大佐。(これはキュウセッキ以上の大事になりそうだ。)」

大臣C「……!総理!准将殿と繋がりました。」

小泉「!」

小泉が電話をとる

准将「もしもしー?小泉さん。」

小泉「どういうつもりだ?」

准将「……ハイ?」

小泉「招集命令が出ているはずだが……。」

准将「!……携帯の電源、落としたままでしたー。」

小泉「嘘をつけ!」

准将「(バレましたか……。)すみませーん。ちょっと仕事が立て込んでたもので。」

小泉「……。」

准将「要件は大体、分かっています。万屋キュウセッキの討伐ですよねー。」

小泉「!あぁ。そうだ。」

准将「それで小泉さん。モノは相談なんですけど……。」

小泉「何だ?」

准将「私、今、仕事で忙しいんですよー。だから、他の人に任せたらダメですかね?」

小泉の怒りは爆発寸前だった

小泉「お前は軍の准将だろうが!」

准将「そういう肩書きって何の意味があるんですかね?」

小泉「!くーっ。貴様、それでも軍人か!?」

准将「成り行きでそうなっただけですよ。」

小泉「!」

准将「でも、今更、私達が言っても何の意味も無いと思うんですけど。」

小泉「何?」

准将「だって今、キュウセッキと戦ってるのは『人の希望』ですよ。負けるはずがありませんよー。」

小泉「根拠はあるのか?」

准将「ないです。」

小泉「ハァー。」

准将「心配なら『シンセングミ』にでも……。」

小泉「准将。」

准将の言葉を遮る小泉

准将「?」

小泉「……お前らの処分は後日、考える。」

准将「お前ら?……あぁ。他の人もいなかったんですね。分かりました。でも、クビは嫌ですよ?」

小泉「知らん。」

小泉が電話を切る

小泉「全く、無責任な将だ。」

小泉が頭を悩ます

大臣A「それが奴らですよ。」

大臣達も呆れていた

一方の准将

准将「さて……仕事、仕事。」

兵G「准将……よかったんですか?」

兵が准将に問う

准将「大丈夫ですよ。それだけ信頼しているんですから。小泉さんと日本政府を……そして『人の希望』を……。」

一方その頃

卯月「(驚いた。まさか、修哉君が……。)」

水無月「足利育斗。待ってなさい。」

睦月「水無月。敵が違うぞ。」

卯月と水無月と睦月は急いで現場に向かっていた

一方その頃2

軍の総本部

元帥の間

そこは意外に広くその奥には椅子に座った若い女性がいたい

元帥「……なる程。また、全員、揃わなかったのか。」

兵A「はい。」

元帥「やはり、一度、全員をここに集めるべきか……。」

兵A「!その方がいいかと元帥様が一言、仰ってくれればそれだけで改善になるかと……。」

元帥「うん。分かった。」

兵A「……。」

元帥「それとあの真田の男をどう思う?」

元帥が急に話を変える

兵A「……え。」

元帥「あれが私の弟だ。どうだ?可愛いだろ。」

兵A「いや……可愛いというよりどっちかと言うと男前ですね。(俺も何、答えてんだ。)」

元帥「なる程。どちらにせよ、いい男だ。しかし最近ではすっかり疎遠になってしまってな。」

兵A「ハァー。(思春期の男の子は大体、そんな感じです。)」

元帥「しかもあいつは貧乳好きの年上好きと言った変わった思考の持ち主でな。私も惜しいところまで来てはいるんだが……そう言えば最近、兄様と一緒でポニーテールが好きになっているとか……ないか。」

兵A「ハイ。(知らない。)」

元帥「兄様といい、修ちゃんといい。変な虫がついたら困る。……だが見くびるな!私の本命は卯月だ!」

兵A「……(心底どうでもいい。)」

元帥「あっ。兄様と修ちゃんの小さい頃の写真、見るか?」

兵A「はい。(断れよ!俺!)」

元帥「兄様とはもう長い間連絡をとっていない。全くどこで何をしているのやら。」

兵A「(帰りたい。)」

将の思惑とは?