複雑・ファジー小説

Re: 自分の時代 人の時代『その名は如月准将!』 ( No.181 )
日時: 2013/09/30 13:53
名前: 夜幽 (ID: x/gr.YmB)

第89話
「如月准将!」

サーペルト玄武「どうだ!?真田!俺の力は!」

紫陽花「修ちゃん!」

修哉「……。」

修哉が立ち上がる

サーペルト玄武「!」

修哉「……。」

修哉が砂ぼこりを払う

修哉「フゥー。」

修哉がため息を漏らす

修哉「強いな。お前。」

サーペルト玄武「……。」

修哉「俺はお前が恐ろしいよ。正直、ここから逃げ出したいくらいだ。」

桜「!(修の手が震えている。)」

見ると修哉の顔からは汗が流れていた

來未「(リーダーが恐怖している。)」

サーペルト玄武「ふん。分かれば……。」

修哉「だが……。」

全員「!」

修哉「俺はここで逃げるわけにはいかないんだ。」

修哉がサーペルトを見る

修哉「……必ず、お前に勝って千佐都を……ヘイセイを救う。」

一方その頃

准将「……!」

准将の元に一本の電話がかかってくる

准将「はい。もしもし。」

中将「どういう事だ?」

電話の相手はドスの効いた声だった

准将「!その声は……中将さん。」

中将「何が中将さんだ。お前、一体、何を考えているんだ?」

准将「?何の事ですか?」

中将「とぼけるな。万屋キュウセッキ討伐の件だ。」

准将「……あぁ。はいはい。」

中将「お前、あの時、言ったよな。」

回想

国会議事堂 会議室

そこにいたのは総理大臣の小泉と中将と准将

小泉「中将。准将。」

中将「はい。何でしょう?」

小泉「お前達に伝えておくべきことがある。」

准将「?何ですか。」

小泉「万屋キュウセッキの事だ。」

中将と准将「!」

小泉「万屋ヘイセイを狙っている……と言ってもあくまで水面下でまだ、実行には移していない。」

中将「!キュウセッキがヘイセイを……総理。何故、私達にこの事を……。」

小泉「後々、他の者達に伝えるつもりだ。」

中将「大将と少将は?」

小泉「……一応、伝える。」

准将「……。」

国会議事堂 外

准将「えらい事になりましたね。」

中将「あぁ。まさか、キュウセッキが……(壊滅したと思っていたが……。)」

中将が刀を強く握る

中将「……よし。」

准将「待ってください。」

中将「何だ?」

准将「キュウセッキの事は私に任せてもらえませんか?」

中将「!?」

准将「……調べたいこともあるので。」

回想、終わり

中将「私はお前だから信じたんだ。それをお前は階級の低い奴ら……あの若造の睦月や水無月に仕事を押し付けたのか?」

准将「押し付けたなんて心外ですねー。彼らが勝手に向かっただけで……。」

中将「現にそうだろうが!」

准将「!?……急に大きな声を出さないでくださいよ。……若造といっても彼らも立派な軍人なんですよー。」

准将が開き直る

中将「はぁー。……それで如月、お前の目的は一体、何なんだ?」

准将「!そうですね。まぁー、貴方には言っても大丈夫でしょう。」

中将「?」

准将「簡単に言えば万屋ヤマタイコクのデータを取っていたんですよ。」

中将「……ハッ?」

准将「あっ。よかったらいります?」

中将「如月。」

准将「はい。」

中将「お前は万屋ヤマタイコクのデータを取るためだけに万屋キュウセッキ討伐を……。」

中将が何かを言おうとしたが准将が言葉を遮る

准将「これも立派なお仕事ですよ。」

中将「きーさーらーぎー!」

准将「!」

戻って

サーペルト玄武「夢十夜!」

鉄球が不規則に飛ぶ!

修哉「和顔!」

鉄球をかわしサーペルト玄武に迫る!

修哉「愛語!」

サーペルト玄武「!?」

サーペルト玄武を殴る!

修哉「!」

サーペルト玄武「っ!」

サーペルト玄武も修哉を殴る!

フレイム「常識はずれだ……。」

焔「奴に常識が通じると思うか?」

フレイム「!……そう言えばそうだ。」

圭一「うわー。修哉。スゲーな(棒読み)」

ソイル「豊臣。」

圭一「あん?」

ソイル「何故、お前ら万屋ヤマタイコクは人の為にここまで戦える?」

圭一「さぁーな。昔も俺もお前らと似た感じで人の為に戦うなんて御免こうむるだったんだが……あいつに会って変わったわ。色んな事が……。」

ゴールドケール「……。」

鈴太朗「んー。」

再度、准将

中将「それでどんなデータが取れたんだ?」

准将「!気になりますー?」

中将「……一応。」

准将「……教えたいのはやまやまなんですけど……。」

中将「?どうした?」

准将「残念なことにまだ、未完成なんですよねー。」

中将「何だと?」

准将「万屋ヤマタイコクのリーダーと副リーダーのデータがまだ、無くて……。」

中将「!『ゴッドチャイルド』と噂に聞くリーダーか……。」

准将「はい。」

中将「そうか。分かった。……それと如月。」

准将「はい?」

中将「あまり、虐めるなよ。あいつらを……」

准将「まさか……私に限って……。」

中将「ふん。よく言う。如月准将殿。後で始末書を書いてもらいますよ。」

如月「!急に何ですか?」

中将「私を騙した事と仕事をサボったバツだ。」

如月「手厳しいですねー。」

★軍★

如月(きさらぎ)
年齢【25歳】
性別【女】
武器【脚 時々、暗器】
身長【156cm】
髪の色【黒】
目の色【オレンジ】
軍での役割【准将】
性格【落ち着いた雰囲気とおっとりした口調で話す。心が読めない性格。(鈴太朗に似ているところがある)しかし、スイッチが入るとちょっと収集がつかなくなる】
補足【作者のお気に入りキャラであり、山吹、徳川竜児、石田大河、平賀彗、中将とは知り合いらしい。】

准将の実態!