複雑・ファジー小説
- Re: 自分の時代 人の時代『遂に決着!崩れゆく万屋キュウセッキ!』 ( No.193 )
- 日時: 2013/11/25 17:20
- 名前: 夜幽 (ID: 9f0x46jl)
第95話
「謎の訪問者、現る?」
修哉「……。」
サーペルト「ハァ、ハァ……お前はどうして戦う?」
サーペルトが意味深な事を言う
修哉「皆を護る為に戦う。」
サーペルト「くっ……いいさ。今はそうやって平然と戦っていれば。」
修哉「何だと?」
サーペルト「この俺、及び、万屋キュウセッキ以外にもまだ、強い万屋はたくさんある。真田、貴様では『5つの星』の『ナラ』。『タイショウ』。『カマクラ』に勝てたとしても中央の『エド』には勝てん!」
修哉「勝てるよ。徳川竜児さえ討ち取れば……。」
サーペルト「貴様は何も知らんからそんな減らず口が叩けるんだ!」
サーペルトが凄い形相で睨む
修哉「!」
サーペルト「いい機会だ。教えておいてやろう。……万屋エドには全部で3つの時代がある!」
全員「!?」
修哉「3つの時代?」
サーペルト「そうだ!」
焔「時代が3つ……まさか!?」
サーペルト「……徳川竜児以外に徳川が後、2人いる!」
衝撃の事実!
修哉「徳川以外の徳川!?」
サーペルト「そいつらの強さ。徳川竜児とはまた、違った強さだ。……貴様も地獄に落ちろ!……っあ。」
サーペルトが気絶する
修哉「……タートル。」
圭一「お疲れ。」
圭一が修哉に歩み寄る
修哉「3つの時代……圭一。知ってるか?」
圭一が空を見上げる
圭一「風の噂で聞いたんだが……確か、名前は『ゼンキ』。『チュウキ』。『コウキ』だったか。」
鈴太朗「んー。」
圭一「そこにそれぞれの徳川、及び、三兄弟がリーダーをしている。」
修哉「徳川三兄弟?」
焔が間に入ってくる
焔「徳川竜児の兄弟のことだ。」
修哉「!徳川に兄弟が!?徳川……竜児は何番目だ?」
焔「一番、下。つまり末兄だ。」
修哉「なるほど。でも、何で万屋が3つもあるんだ?」
焔「元々は万屋エドは一つの万屋だっだんだが先代のリーダーが死んだことによって後継者、争いに伴い3つに分裂されてしまったんだ。」
修哉「後継者争い?じゃー、今も争っているのか?」
焔「3つの万屋は利害の一致で今は休戦状態だ。ゼンキは表仕事。チュウキは裏仕事。そしてコウキは不明だ。」
育斗「へー。」
焔「今は大人しくしているがいつ、暴れだすか……。」
修哉「んで、徳川……竜児はどこだ?」
圭一「確か……『ゼンキ』。ちなみに次兄は『チュウキ』。長兄は『コウキ』噂じゃ『ゼンキ』は『チュウキ』や『コウキ』よりマシらしいぜ。」
修哉「マジかよ。……おっとと。」
修哉の足がふらつく
修哉「やべ……血を流しすぎた。」
焔「安心しろ。治療してやる。」
修哉「サンキュー……圭一。鈴太朗。」
修哉が圭一と鈴太朗を呼ぶ
圭一と鈴太朗「ん。」
修哉「キュウセッキの幹部を集めろ。」
圭一「了解。」
鈴太朗「はいよ。」
キュウセッキの幹部を一点に集める
修哉「さてと……おい。ブレイズ。」
修哉がフレイムに話しかける
フレイム「ん……何だよ……。」
修哉「何でヘイセイの束さんを襲ったんだ?」
フレイム「また、それかよ。……別に大した意味はないよ。ただ、通りかかっただけ。」
圭一「辻斬りかよ。タチ悪いな。」
焔の目が光る
焔「……それだけではないだろ。」
フレイム「!……やっぱり、あんたは感づいていたか。」
焔「お前の誤魔化し方が下手なだけだ。」
フレイム「ムカツク。……僕らが束を襲った一番の理由は……束がある取引を見てしまったからなんだ。」
育斗「ある取引?」
フレイム「裏政府の取引を……。」
全員「!?」
戦慄が走る!
修哉「(マジか。)それで取引相手は……。」
フレイム「ついでだから教えておくよ。取引相手は真田の頼れる部下。『ジュウユウシ』の1人だ。」
修哉「!?何だって!?」
圭一「真田の『ジュウユウシ』?」
修哉「真田に仕える、10人の忍。もとい強者。」
焔「!よく知っているな。」
修哉「あぁ。俺の兄貴の部下だからな。」
全員「!?」
修哉「それにしても兄貴が裏政府と繋がりが……あの人が。」
回想
修哉兄「……修。」
回想終わり
修哉「……嘘だ。兄貴は確かにエロくてバカでおっぱい星人でポニーテール萌えでどうしょうもないくらいダメだけど兄貴は人を傷つけるようなことはしない!勿論、その部下達も信頼できるはず……多分。」
桜「!修。」
育斗「(実の兄に対して酷い言い草。)」
修哉「だから、きっとちゃんとした理由があって……。」
フレイム「信じるか信じないかはあなた次第。」
鈴太朗「取引の内容は?」
フレイム「悪いけどその先は……言えない。」
フレイムが俯く
焔「……。」
修哉「……ん。ちょっと待て。」
修哉が何かに気づく
修哉「何で裏政府の取引を見られただけでお前らが出てくんだよ。」
フレイム「!それは……。」
サーペルト「……うーっ。」
サーペルトが目覚める
修哉「!」
サーペルト「うわーっ!」
サーペルトが急に襲いかかってきた!
修哉「!」
圭一「!修!」
修哉「っ。」
修哉がサーペルトの攻撃を避けようとする
その時!
修哉とサーペルト「!?」
どこからか刀が投げ込まれ
修哉とサーペルトの間に突き刺さった!
育斗「!(な!)」
鈴太朗「!」
そして闘技場に謎の3人組が入ってきた
1人は黒髪の幼い顔つきのいわゆる童顔の男だ
1人は黒髪の鋭い目付きをした男
そしてもう1人は先程の2人とはうって変わって茶髪にピアスに如何にもチャラ男
……何者!?