複雑・ファジー小説

Re: 自分の時代 人の時代『オリキャラ、募集中です』 ( No.20 )
日時: 2013/07/02 10:24
名前: 夜幽 (ID: 9udQ5X2q)

第13話
「引き分け!」

有志「同じ手は食わねぇよ!」

有志がかわす

理夏「ちっ。(やっぱ、このおっさん。ただもんじゃねぇ。)」

有志「力が全てと思うなよ。若造。」

理夏「あん?」

有志が大剣を回した

有志「狐尾!」

理夏「(しま……!)」

大剣が理夏の体を斬る

理夏「!(力も技もあるじゃねぇか!)」

有志「どうだ?」

理夏「……効いた。」

有志「そうか。」

有志はご満悦である

理夏「俺も技で勝負する。」

有志「やってみろ。」

理夏が右足を傾ける

理夏「鼠!」

有志「!?っ!」

理夏の蹴りがヒット!
有志の大剣に衝撃がはしる!

有志「(ば、バカヤロー。マジでシャレになんねぇ!)」

理夏「牛!」

今度は左足がヒットする

有志「(まだ、続くのか!?)」

理夏「虎!兎!龍!」

有志に連続蹴りを叩き込む!

有志「!?」

理夏「トドメだ!蛇!」

理夏の水平蹴りが決まる!

理夏「……おっさん。若気の至りってやつだ。多めに見てくれ。」

実況席

椙「……あ!これは勝負ありか!?」

御田「(実況、忘れてた。)」

フィールド

理夏「……。」

有志「……。」

砂煙が立ち込める

有志「……おい。……兄ちゃん。」

理夏「!」

有志が血だらけになりながら立ち上がった

理夏「(やべぇ。こいつ、何者だ?)」

有志「意外ってか?」

理夏「想定内かな?」

有志と理夏が不敵に笑う

センゴクサイド

修哉「(山名の野郎。理夏の蹴りを受け流した。しかし、ホントにどっちも強いな。)」

出雲「(理夏。もつか?相手が相手だからな。)」

ムロマチサイド

涼子「有志ー!ちゃんと勝ちなさいよ!」

育斗「(相手が曲者だったな。相当、強い。)」

フィールド

理夏「馬!羊!」

有志「灯尾!」

実況席

椙「両者、一歩も譲らず!」

御田「……。」

フィールド

理夏「猿!鶏!」

有志「乾涸尾!」

理夏の蹴りと有志の大剣が交わる

理夏「十二の蹴り!」

有志「大剣!尾!」

理夏「動物!」

有志「!」

理夏「十二支ショット!」

有志「アルヴィス!」

理夏と有志の周りに衝撃がはしる!

全員「!?」

センゴクサイド

修哉「理夏ー!」

和美「理夏!」

ムロマチサイド

育斗「有志!?」

涼子「有志!」

実況席

椙「こ、これは!?」

御田「あ!?」

フィールド

審判「!」

理夏「……。」

有志「……。」

理夏の足と有志の大剣が止まった

理夏「これは……。」

有志「!奇遇だな。俺も多分、お前と同じ考えだ。」

理夏「審判!」

審判「!なんだ?」

有志「このバトル。」

理夏と有志「ドローで!」

全員「!?」

実況席

椙「な、なんと!これは前代未聞!」

御田「(理夏の兄貴!?)」

フィールド

審判「ということは2人に戦う意思はない……棄権と?」

理夏「あぁ。」

有志「残念ながら。」

審判「……分かった。両者、棄権のため……ノーゲーム!」

全員「!」

観客席

女性A「嘘ー!?有志様が棄権!?」

女性B「なんで!?」

男性A「あのまま、やってれば勝てたものを……。」

男性B「もったいねぇ。」

本多「……リーダー。」

竜児「(何も知らん奴らが。)伊達は足を。山名は腕を……。このまま、やっても泥沼化するだけだ。」

フィールド

理夏「……。」

有志が右手を差し出す

有志「参った。ガキ扱いして悪かったな。」

理夏「!こちらこそ。頭に血がのぼって……。」

2人が握手を交わした

理夏「(山名有志……。)」

有志「……。」

センゴクサイド

理夏「……リーダー。すまなかった。俺の独断で決めてしまって。」

修哉「いや、別に構わねぇ。それにこのまま、無駄に戦っても結果は同じだった。」

理夏「!……もうちょっと修業が必要だな。」

ムロマチサイド

涼子「ちょっと!なんで引き分けにすんのよ!まだ、勝負はついてなかったのに……!」

涼子を育斗の口を抑える

育斗「……有志。ご苦労さん。」

有志「あぁ……。」

実況席

椙「いきなり、引き分けですか……これは波乱になりそうですね。」

御田「(理夏の兄貴。)そうですね。」

フィールド

審判「続きまして第2回戦を始めます。両者、前へ。」

センゴクサイド

修哉「姉御!頼みましたよ!」

和美「はいはい。」

修哉「もしも、勝てたら、ご褒美あげる!」

和美「!な、なんだ?」

修哉「キス!」

全員「!?」

和美の顔が真っ赤に染まる

出雲「(アホだ。)」

和美「や、約束だからね!」

修哉「おうよ!」

魚のキスを差し出す

和美「……。」

しばらくお待ちください

和美「行ってくるわ。」

修哉「うん。頼む。」

修哉は包帯を巻いていた

ムロマチサイド

育斗「姫さん。無茶はしないでくださいよ?」

涼子「子ども扱いするなー!」

育斗「もしも、勝てたら、ご褒美あげるよ!」

涼子「!何何!?」

育斗「10円ガム!」

10円ガムを差し出す

涼子「わーい!」

ムロマチメンバー「(嬉しいの!?)」

涼子「……なわけ、あるか!」

育斗「!?」

涼子のずづきが育斗のおデコに命中する

育斗「……。」

涼子「バーカ!」

賢也「(自業自得。)」

フィールド

椙「続いては……その美しさは黄水晶!赤橋涼子!」

涼子「織田和美!覚悟なさい!」

御田「対するはその美しさはダイヤモンド!織田和美!」

和美「……よし!」

ツンデレVSツンデレ!