複雑・ファジー小説
- Re: 自分の時代 人の時代『オリキャラ募集中』 ( No.215 )
- 日時: 2014/03/26 17:27
- 名前: 夜幽 (ID: 7WYO6DME)
第111話
「嫁達の秘密!」
修哉「しかし、洸。お前も何でこんなおっかない人と許嫁になったんだよ」
洸「!」
育斗「そうっスよね。コンぐらいの男前だったら選り好みできるのに。」
洸「育斗。(何かコイツが言うと嫌味に聞こえる)」
圭一「勉強はそこそこ出来る。スポーツは微妙。チビ。顔だって中途半端。」
洸「イイとこねぇじゃねぇか!」
焔「人間は顔じゃない」
鈴太朗「人間の顔じゃない」
洸「え!?……俺だってこんな暴力女。イヤだよ!」
十六夜「!」
十六夜が無言で洸を殴る!
洸「アイタ!」
十六夜「私も凄い迷惑。」
修哉「(こえー。)洸。松井さんと許嫁になるまでの経緯を教えてくれ。」
洸「!分かった……十六夜とはお見合いで出会ったんだ。」
修哉「へー。」
洸「俺は嫌だったに祖父とか上の偉い爺とかが勝手に見合いをセッテイングしたんだ」
鈴太朗「かわいそう。」
洸「ちなみに今までのお見合い相手」
洸が写真を見せる
育斗「!うわ。この子、可愛い。」
焔「ほぉー。」
圭一「中々の上玉じゃねぇか。」
鈴太朗「凄い。」
修哉「へー。」
洸「んで、散々、お見合いをやって……最終的にはこいつが俺の許嫁になった訳だ。」
圭一「何でだよー。何でお前、この子を選ばなかったんだよー」
育斗「この子も結構、可愛いっスよ。」
洸「ハァー……結婚相手は上の爺とかが勝手に決めたんだ。」
焔「!何だと?」
鈴太朗「えー。コウーの意見は無視ー。ひどーい。」
洸「だろ?……爺達が色々と話をして……一番、貞淑っぽい、こいつが選ばれたんだ。」
鈴太朗「貞淑?」
焔「簡単に言えば操がかたく、しとやかなこと。」
圭一「全然、しとやかじゃねぇ!」
十六夜「!」
十六夜が圭一を無言で殴る
ついでに他の4人も
5人「アイタ!」
十六夜「私だってもっと背が高い人が良かった。」
洸「何だと!?俺だって自分で選びたかったわ!それがまさか、こんな暴力女だったとはな!ガッカリだ!」
十六夜「うるさい。チビ。」
洸「何だと!?俺だって迷惑してんだぞ!勝手に色々やって!人の苦労も知らないで!」
十六夜「うるさい。チビ。」
洸「何だと!?俺だって……チビチビ言うな!傷つく!」
圭一「(勝者、松井十六夜さん。)」
育斗「(もう夫婦の優越が決まっている)」
洸「ハァー……なぁー、お前ら。」
修哉「ん?」
洸「モノは相談なんだけど嫁さん。交代しない?」
5人「!」
育斗「なめてんっスか?」
焔「帰れ。」
圭一「クソガキ。」
裏鈴太朗「ボケカス。」
修哉「チッ。」
5人がガチで怒る
洸「……ゴメンなさい。」
修哉「全く、自分の嫁さんぐらい大事にしろよ……よしよし。」
どさくさに紛れて修哉が和美の頭を撫でる
和美「キャ///」
十六夜「……。」
十六夜がじっと和美を見つめる
修哉「!……コイツはやらねぇぞ。」
修哉が和美を庇う
十六夜「別にいらない……それよりも織田和美。あの時の決着を……。」
十六夜が構える
和美「!」
涼子「あぁー、やっぱりこうなっちゃう運命?」
育斗「運命?姫さん。運命ってどういう事っスか?」
涼子「!前に話したわよね?あたしと和美は中学時代。戦ったって。」
育斗「!はい。」
涼子「……実はココにいる、和美。輝。アツ。真莉子。十六夜。そしてアタシは全員、同じ中学校だったの。」
育斗「へー……え」
全員「……えー!?」
衝撃の事実
アツ「あれ?知らなかったの?」
裏鈴太朗「!初耳だけど!?」
焔「真莉子!何故、言わなかった!」
真莉子「言う機会が無かった!」
輝「言う必要もないかなーって思って」
圭一「いや、言っておいて!結構衝撃だから!」
洸「マジか?」
十六夜「マジ。」
修哉「へー。」
和美「驚かないの!?」
涼子「それで同じ中学校だった、アタシ達はいつも力を競い合ってたの。」
輝「強かったなー。……先生。」
圭一「先生かよ」
アツ「6人の中じゃ和美と十六夜が強かったよ」
鈴太朗「へー」
真莉子「あぁ。凄まじかった。」
涼子「クラスでも織田和美と松井十六夜と言えば有名よ。」
真莉子「西の松井に東の織田。」
涼子「十六夜と和美は毎日の様に戦ったわ。」
輝「確か、100勝100敗で卒業したんだけっけ?」
アツ「そうそう。確か、最後の決着をつける前に卒業しちゃったから」
十六夜「……だから、今、ここで決着をつける」
和美「え」
十六夜「覚悟。」
十六夜が襲いかかる!
和美「!」
和美が逃げる
和美「うわー。」
十六夜「待てー。」
十六夜が和美を追いかける!
修哉「(可愛い)……洸。」
洸「ん?」
修哉「結婚とか夫婦の事、抜きで答えてくれ。」
洸「!……あぁ。」
修哉「松井さんの事、好きか?」
洸「……好きだな。」
修哉「どんなところが?」
洸「影で努力してるし。一生懸命に頑張ってる。それにたまに見せる笑顔が可愛くて。」
修哉「ベタ惚れだな」
洸「!べ、別にそういう訳じゃ……ただ。」
修哉「!」
洸「もう何も失いたくない。アイツの笑顔を守り抜きたい。」
修哉「そっか。」
洸「後、出来ることならもうちょっと胸が大きく……。」
グサッ
洸のオデコに刀が刺さる
洸「……。」
洸が倒れる
修哉「……」
口は禍の門