複雑・ファジー小説
- Re: 自分の時代 人の時代『オリキャラ、募集中です』 ( No.23 )
- 日時: 2013/09/30 13:08
- 名前: 夜幽 (ID: x/gr.YmB)
第14話
「織田和美VS赤橋涼子!」
審判「バトル開始!」
涼子「あんたとこうして一戦、交えるのも何年ぶりかしら?」
和美「……(まだ、そんなにたってないと思うが。)」
涼子「まー、アタシもあの時は油断してただけであって決して負けたわけじゃ……!?」
涼子が気づくと目の前には薙刀が
涼子「ヒッ!」
間一髪、かわす
和美「……腕は落ちてないようだな。」
涼子「あ、あんたねー!まだ、アタシが喋ってるでしょう!?」
和美「それがどうした?もう、バトルは始まっているぞ。」
涼子「う!(相変わらずの性格ね。)でも!」
和美「!」
涼子が構える
涼子「見せてあげるわ。アタシの拳法。」
和美「楽しみだ。せいぜい、ガッカリ、させないでくれ。」
和美も同じように薙刀を構える
涼子「竜巻!」
涼子が連続を仕掛けてくる
和美「!」
それを全部、薙刀で受け止める
涼子「やるわね。」
和美「……。」
涼子「子龍!」
和美「水害!」
実況席
椙「こちらのデータによりますと織田さんと赤橋さんは昔、同級生だったとか。」
御田「はい。中学校時代の同期で。涼子さんはいつも、和美さんに負けていて。戦いでも。技術でも。胸でも。」
椙「……なる程。」
フィールド
涼子「そこ!余計なこと言うな!後、納得するなー!」
涼子が怒っている
和美「(御田ー!いらんことを!)」
和美も怒っている
涼子「いいわよ!今日でそんな、データ、無効よ!」
涼子の右ストレート
和美「甘い!」
それを容易くよける、和美
涼子「っ!竜巻気流!」
和美「流石!」
和美と涼子の力と技がぶつかり合う
和美「(重い、拳だ。)」
涼子「(痛い。)」
お互い、相手を認めているようだ
実況席
椙「どうですか?御田さん。このバトル。」
御田「えー、両方とも綺麗ですねー。私もあの2人の様になりたいです。」
椙「……御田さん?」
御田「……ハ!失礼しました!」
椙「?」
フィールド
涼子「辰起!」
和美「!」
左からのスクリュー
和美「(水中!)」
それを真正面から受け止める
和美「!」
涼子「……辰!」
アッパーが決まる
和美「イッ……!」
涼子「どうよ!?」
和美「(……痛い。)」
ムロマチサイド
育斗「姫さーん。頑張れ。」
美衣「んにゃ、んにゃ。」
センゴクサイド
修哉「あいつ、生意気な小娘かと思ったら結構やるな。」
理夏「あぁ。」
フィールド
和美「水界!」
涼子「!」
和美の薙刀が涼子に当たりそうになる
涼子「っ!」
和美「かわしたか。」
涼子「(セーフ。)」
和美「水面!」
涼子「ドラゴン!」
涼子の足と和美の薙刀がぶつかり合う
和美「ハァ、ハァ。正直、驚いた。」
涼子「何がよ?」
和美「お前がまさか、これ程、やるとは。」
涼子「当たり前よ!もう、昔の弱いアタシはいない!この拳法を使ってあんたに絶対に勝つ!」
涼子が指を指しながらいう
和美「……そうか。お前の言い分もよくわかった。だが……。」
和美が薙刀を強く握る
和美「私にだって譲れないものがある!」
涼子「!上等よ!」
涼子が助走をつける
涼子「新技!」
和美「!」
涼子「竜の落とし子!」
涼子のパンチが決まるが……
和美「……それだけか?」
ほぼ無傷
涼子「な!」
和美「確かにあの頃と比べたら少しはパワーアップしているようだが……!」
涼子「!」
薙刀が涼子を斬る
涼子「あぁー!」
和美「百水!」
さらに斬る
涼子「!?」
ムロマチサイド
育斗「姫さん!」
麗江「姫ちゃん!」
センゴクサイド
修哉「相変わらず、優雅で軽やかだ。」
出雲「スゲー。」
フィールド
涼子「はぁ、はぁ。」
涼子が血を流しながらうなだれていた
和美「これで終わりにしょう。」
和美が薙刀を再度、構えた
涼子「!(このまま、アタシ、負けちゃうの?)」
ムロマチサイド
育斗「涼子!」
ムロマチメンバー「!」
涼子の名前を呼ぶ、育斗
フィールド
涼子「(育斗……?)」
ムロマチサイド
育斗「!ご、ごめん……姫さん!俺、姫さんが作った、レバニラ炒め、食べたい!だから、負けてもいいから元気な姿で帰ってきて!」
育斗が涼子を励ます
フィールド
涼子「うるさいわよ!この年中無休の鈍感!」
全員「!」
ムロマチサイド
育斗「年中無休の鈍感?……なんのこと?」
有志「(姫様。)」
フィールド
涼子「(あんたがそれでよくてもアタシはよくないのよ!)」
回想
女性A「キャー!足利育斗様よー!」
女性B「しびれるー!」
女性C「キューン!」
育斗「ありがとー。」
回想終わり
涼子「(あんたは気づいてないでしょうがあんたに好意を向けている女の子はたくさん、いるのよ。しかも、あんたときたら鈍感だから……鈍感だから!ア、アタシの気持ちなんて!)」
ムロマチサイド
甲介「(お嬢様。)」
有志「(育斗に好意を抱いているけど素直になれなくて自分の想いをうまく伝えることができない。かわいそうに。)」
育斗「……姫さん。」
フィールド
涼子「(だから、アタシは少しでもあんたの隣にいたいからここで負けるわけにはいかないのよ!負けたらもう、あんたの隣にはいれないの!その程度の女に成り下がるのよ!)ハァ、ハァ。」
涼子の目付きが変わる
和美「!(なんだ?この殺気は?)」
隣にいたい!
その気持ちは届くのか!?
