複雑・ファジー小説

Re: 自分の時代 人の時代『オリキャラ募集中』 ( No.234 )
日時: 2014/07/03 21:02
名前: 夜幽 (ID: HyhGJdk5)

第129話
「第五支部長」

出雲「勝ったな。」

理夏「ったく……ヒヤヒヤさせやがって。」

紫陽花「……おーい。皆、勝ったよー。」

來未「!」

紫陽花の顔が険しい顔から穏やかな顔になる

奏「(ギャップが凄いな)」

紫陽花「本多紫陽花!無事帰還!」

紫陽花が可愛く敬礼をする

聡「おーい。皆、勝ったよー。」

有志「(何故、同じセリフを言った。)」

聡「中岡聡!無事帰還!」

聡も同じように敬礼をする

詩織「(何故、真似をする。)」

雅光「……しかし、思った以上に遠くに吹き飛ばしたな。」

雅光が遠くの方を見る

雅光「……あれ?」

甫影「!雅光。どうしたんだい?」

雅光「いや……信楽と畏怖が吹き飛んだ先に扉が……。」

甫影「……扉?」

雅光「その扉が開いてる。」

甫影「……。」

甫影が信楽と畏怖が飛ばされた方を見る
見るとそこには確かに開かれた扉があった

甫影「!……扉の向こうに誰かいる。」

雅光「!ホントだ!」

扉の向こう

謎の女「……。」

謎の男「……どうやら支部長以外の兵士も全滅のようだな。」

謎の女「そうね。」

扉の向こうには2人の仮面を被った男女が立っていた

全員「!」

理夏「!新手か……。」

出雲「……行くぞ。」

紫陽花「おぶって。」

來未「!いいよ。」

出雲達が移動する

信楽「……。」

畏怖「お、己ー。」

畏怖が立ち上がろうとしている

謎の男「何をしている。畏怖。」

畏怖「!……お前は第五支部長。……見て分からないのか?ヤマタイコクの仲間を倒そうとしているんだ。」

謎の男「そんな体でか?」

畏怖「うるさい。ちょっと油断しただけだ。次は油断しない。」

謎の男「そうか……。」

畏怖「……!?」

謎の男の拳が畏怖の身体を貫く!
貫いた瞬間、凄まじい音が鳴り響く!

畏怖「ぐあァ!!!!」

全員「!?」

謎の男「何だ、まだ油断しているじゃないか。」

畏怖「!こ、これは一体、何の真似だ!?」

謎の男「心技体が不完全なお前にヤマタイコクの仲間が倒せるわけがないだろう。青二才。」

畏怖「俺が不完全だ……と!?」

畏怖が倒れる

謎の男「心技体。全てが揃ってこそ万屋タイショウの支部長が務まる。」

謎の女「……。」

謎の男「オータムに伝えておこう。青二才には支部長の荷が重すぎる。」

謎の女「えぇ。」

謎の男と謎の女が出雲達に近づく

謎の男「すまんな。見苦しいところを見せてしまって。」

出雲「(出来る)」

謎の男「一応、聞いておこう。お前達の目的は何だ?」

理夏「しらばっくれんな。ここにある、ある装置を破壊しに来た。」

謎の女「……乱暴。」

理夏「そう育てられたんだから仕方ねぇよ。」

謎の男「全く。真田といい、ヤマタイコクと言い野蛮な連中が多いな」

理夏「!テメー!」

理夏が蹴りかかる!

謎の男「!」

謎の男が腕で理夏の蹴りを受け止める

理夏「この野郎!」

体勢を変え、再度蹴りかかる!

謎の男「……。」

理夏の攻撃を綺麗に避ける

理夏「っー!」

更に蹴る!

謎の男「……。」

理夏の蹴りを上手くかわす

理夏「(当たらねぇー!)」

謎の男「どうした?その程度か?」

理夏「!なめんなー!」

理夏が蹴りかかる!

謎の男「……。」

謎の男も足を出す!

理夏と謎の男「!」

理夏と謎の男の足が交差する!
衝撃が走る!

謎の男「……。」

理夏「っー。カテー。」

出雲「本当に心技体。揃ってんな。」

理夏「ちっ。んじゃ、仕方ねぇ。」

理夏が回転する

理夏「山吹直伝・瀑!」

理夏を脚を構える!

理夏「颯波!」

謎の男の腰に蹴りを叩き込む!

謎の男「!?」

謎の男がフラつく

五良「(前に戦った時とは比べ物にならいほど随分と重い蹴りだ。)」

謎の女「あの技は……見たことがある。」

謎の男「!」

謎の女「……山吹と言う女の技……それを自分なりにアレンジした。」

謎の男「何だと!?」

謎の男が驚く

謎の男「山吹の技を使いこなすだけでなく自分の技に……。」

謎の男の目つきが変わる

謎の男「ただのツッコミではないようだ。(主力。)」

理夏「ふっ。」

紫陽花「そうだぞー!りっくんはうちのナンバー3なんだぞ!」

來未「強いんだぞ!」

屡琉「でも、ツッコミ。」

理夏「止めてくれ。スゲー恥ずかしい。」

謎の女「手を貸しましょう。」

謎の女が助けに入り理夏を蹴り飛ばす!

出雲「!理夏!」

謎の男「余計なことを。」

謎の女「でも、油断できない存在なんでしょ?」

謎の男「あぁ」

理夏「イテーな!この野郎!」

理夏が立ち上がる

出雲「たまに思うんだけどお前って不死身?」

理夏「ちげーよ!」

有志「……あっ。不老か。」

理夏「違う!」

雅光「無敵?」

理夏「違う!」

屡琉「男前……。」

理夏「違……え!」

謎の男「ほーっ。」

謎の男が理夏を不思議そうな目で見る

理夏「!何だよ。」

謎の男「ふっ。」

理夏「この野郎!」

理夏が再度、蹴りかかる!

謎の男「!」

謎の男の仮面に蹴りを入れる!

理夏「(よし!命中!)」

謎の男「……。」

謎の男の仮面が割る

出雲「……!」

仮面の下から素顔が見える

謎の男「ふっ……どうやら本気で潰されたいらしいな。」

理夏「!?」

出雲「!」

仮面の下の素顔とは!?