複雑・ファジー小説

Re: 自分の時代 人の時代 『万屋タイショウ編』 ( No.244 )
日時: 2014/09/16 20:28
名前: 夜幽 (ID: nQqcPBd1)

第137話
「第六支部!」

一方の透

透「!」

透が懐からサバイバルナイフを取り出す

梅桃「そんな小さな刀で私の攻撃は受け止めきれない!」

梅桃がチェンソーのスイッチを入れる!

透「!」

チェンソーを使い透を攻撃する!

透「!?がっ!」

衝撃で透が吹き飛ぶ!

梅桃「そろそろ切断しちゃおう。」

梅桃が構える

透「チッチッチッ。」

透が指を振る

梅桃「?」

透「切断?残念ながらそれは出来ません。」

透が新たな刀を取り出す

透「貴方の戦い方は大体、分かりました。」

梅桃「?」

透「断言しましょう!貴方は僕には勝てない!」

梅桃「!バラバラ!」

梅桃が叫ぶ!

透「!」

梅桃が執念で透を捕まえ、技を決めようとする!

梅桃「バラバラ……!」

透「調子に乗るなよ!」

透が刀で梅桃のチェンソーを破壊する!

梅桃「!?」

透「よし。」

そして透が回転する

透「……!頭!」

透が梅桃に頭突きを食らわせる!

梅桃「!?」

透「どうだ!?」

梅桃「っー!」

梅桃が包丁を取り出す

透「!?」

梅桃「……。」

頭突きの痛さに耐え、透の肩に包丁を突き刺す

透「!(痛い!)」

梅桃「ハァー!」

梅桃が包丁を更に突き刺す!

梅桃「突き突き!」

透「グハ!?」

透の体から血が吹き出す!

梅桃「苦!」

更に梅桃が包丁で透を刺そうとする!

透「っー!何度も言わせるな!同じ手を食うか!……前田版。豊臣!」

透が構える

透「うぉー!」

透がサバイバルナイフで梅桃を攻撃する!

梅桃「!?(包丁が)」

透が梅桃の包丁を破壊する!

透「吹き飛べ!」

梅桃「!」

透が梅桃を吹き飛ばす!

梅桃「!(じ、仁……さま。)」

そのまま、倒れる梅桃

透「ハァ、ハァ……お、終わった。」

透が片膝をつく

前田透VS梅桃
勝者、前田透

透「ハァ、ハァ。……うっ。まさか、これ程、タイショウが力を付けていたなんて……。」

透が血を止める

透「す、少し休んだら……早く後を追わないと……!」

休もうと座り込む透
その時、透が何かを感じ取る

透「!」

透の前にある人物が現れる

仁「(へー。梅桃、負けたんだ)あんた……強そうだね。今度は俺と戦ってよ。」

透「(誤算だった。まさか、第三支部長が出てくるなんて……第三支部と言えば自由気まま。それが……。)」

仁「……。」

透「第三支部長。仁!」

仁「!」

透「くっ……。」

透が一歩下がって様子を見ようとする

仁「行くよ。」

しかし、すぐに間合いを詰められる

透「!」

仁が早技で透を斬る!

透「!(速い!この速さは畏怖と互角……。)」

仁「ふっ。」

速さだけでなく攻撃力も高い!

透「(!?マズイな。傷が思った以上に深い。)ハァ、ハァ。」

透が傷口を押さえる

仁「何だ、よく見たらボロボロじゃん。……つまんないな。」

透「!」

仁がトドメをさそうとする!

ところが!

仁と透「!」

仁の剣を何かが止める!

仁「!あんたも……強そうだね。」

仁が剣の持ち主を見る

透「!誰だ?」

貴廣「……間に合いましたか。」

そこにいたのは万屋メイジの1人。夏目貴廣だった

仁「ヤロー。」

仁が構えを変える

透「貴方は……どうして?」

貴廣「心配になって来てみたんですけど……来て正解でしたね」

透「!悔しいけどその様です。まさか、支部長がこんなに強いなんて」

仁「アンタは俺の心を満たしてくれる?」

仁が貴廣を見つめる

貴廣「……。」

一方のサルさんチーム

出雲「なぁー、樋口。」

奏「ん?ダーリン。何?」

出雲「……貴廣、大丈夫かな。」

奏「うーん……大丈夫でしょう。あれで結構、頑固だからね。リーダーに似て。」

出雲「そうか……。」

回想

貴廣「……。」

奏「?どうしたの?タカちゃん?」

貴廣「いえ……ただ、前田さんの事が気になって……。」

出雲「!確かにアイツが強いとは言え……少し、心配だな。」

貴廣が足を止める

貴廣「……僕、少し、様子を見てきます」

出雲「!それは構わねぇけど……気をつけろよ」

貴廣「!はい。」

貴廣が体の向きを変え
元の場所に戻る

オータム部屋

タイショウ兵「!報告します!」

オータム「!どうした?」

タイショウ兵「第六支部!準備が整ったようです!」

オータム「!やっとか……。」

義丹「……不忍。」

オータム「ちなみに第六支部……『タッグの間』に向かった奴らの情報は?」

タイショウ兵「ハッ!」

タイショウ兵が資料を取り出す

タイショウ兵「第六支部に向かっている侵入者は万屋ムロマチ、山名有志。万屋メイジ、樋口奏。夏目貴廣。万屋アヅチモモヤマ、石川五良。万屋バクマツ、佐柳李杏。陸奥詩織。そして万屋センゴク、上杉出雲。計七名です!」

オータム「そうか……。」

義丹「……果たしてアイツ等は不忍と悌蔵のコンビに勝つことが出来るのか……。」

オータム「不可能だろうな。……アイツ等のコンビネーションは万屋タ
イショウの中でも最強だからな」

戻ってサルさんチーム

五良「!灯が!」

通路の先に灯が見える

奏「出口だー!」

詩織「!」

出雲達が広いところに出る

有志「!これは……。」

そこで出雲達が目にしたのは……

李杏「……リング。」

中央にはリングが!

出雲「!?」

リング!?