複雑・ファジー小説

Re: 自分の時代 人の時代『参照、100突破!ありがとう』 ( No.27 )
日時: 2013/09/30 13:13
名前: 夜幽 (ID: x/gr.YmB)

第16話
「毛利屡琉VS細川麗江!」

センゴクフィールド

來未「リーダー。」

修哉「!來未。……理夏と和美は?」

來未「もう、心配ないよ。中央病院に送っておいたよ。」

修哉「そうか……よかった。和美。早く元気になれよ。」

來未「リーダー、理夏はいいの?」

修哉「あいつは大丈夫だろう。伊達に伊達じゃないんだから。」

來未「今はうまい事、言わなくていいの!」

紫陽花「座布団、2つ!」

出雲「おい。お前ら、ボケるのもいいが……あっちで屡琉が睨んでるぞ。」

見ると屡琉が冷たい目でセンゴクサイドを睨んでいた

修哉と來未と紫陽花「ごめんなさい。」

フィールド

審判「……もう、始めていいか?」

屡琉「……はい。後でばきぼき折り殺します。」

審判「(怖い。)バトル開始!」

麗江「よ、よろしくです。」

屡琉「……どうも。」

観客席

女性A「可愛い、組み合わせ。」

女性B「小動物みたいー。」

竜児「頑張れー!屡琉!」

本多「リーダー!」

竜児「!すまん。」

本多「(本当に好きだな。)」

フィールド

屡琉「!」

麗江「どうかしました?」

屡琉「寒気と威圧が……。」

屡琉も見えない何かに怯えていた

麗江「?」

屡琉「大丈夫です。かかって来て……。」

言い終わる前に麗江の杖が屡琉の腹部にあたる!

屡琉「!」

麗江「先手もらいました。」

屡琉「……蛍火!」

屡琉が赤いおふだを出した。

屡琉「火炎!」

麗江「!」

おふだから火の玉が出てきた

麗江「あ……(この人?まさか、妖術使い?もしくは陰陽師?)」

屡琉「……。」

ムロマチサイド

有志「へー、驚いた。あの子、相当の腕だな。」

育斗「……とっさの行動力。スゲー。」

涼子「あんたら、仲間を応援しなさいよ。」

有志と育斗「……。」

もっともな意見である

フィールド

屡琉「水遁!」

水色のおふだから水が

麗江「!?くっ!(凄い、水圧。)」

屡琉「木!」

今度は緑のおふだから木が

麗江「!なめないでください!凪原!」

屡琉「!?」

全ての木を薙ぎ払う

屡琉「(凄い力。)」

麗江「今度はこっちからです!」

屡琉「!」

麗江「御神楽!」

麗江の杖が襲いかかる!

屡琉「くっ!」

受け止める屡琉

麗江「!やりますね。だったら、これはどうですか?私の新技!白鯨!」

物凄い勢いで麗江が突進してくる

屡琉「!」

紙一重でかわす

センゴクサイド

來未「これは……リーチが違いすぎる。」

出雲「……。」

修哉「!(和美の奴、大丈夫かな……後、理夏も。)」

中央病院

看護士A「緊急の患者が来ます!」

看護士B「通してください!」

診察室

看護婦A「杉田先生!」

杉田「?どうかされました?」

看護婦A「万屋センゴクから急患です!」

杉田「!分かりました!」

治療室

杉田「!織田さん!……あ……伊達さん!」

和美「杉田先生……すいません。」

理夏「何、今の間?」

杉田「これはヒドイ。……すぐに治療を!」

看護婦A「はい!」

急いで和美の治療に取り掛かる……が

理夏「あのー、俺は?」

理夏は放置

杉田「!大丈夫です。あなたの方にもヤ……医者が来ます。」

理夏「ちょっと待て。ヤブがついてる時点で医者もくそもないよね?」

看護婦B「来ました!」

空許「……患者はどこや?」

理夏「!?」

理夏の目の前には見るからにヤブ……失礼……彼の名は小早川空許。いい意味で名誉あるヤブ!医者である

理夏「あじゃふぁ!?」

どうやら言葉に出来ないらしい

空許「ほな、治療するで。」

理夏「ちょっと待て。なんでよりによってあんたが治療すんだよ。」

空許「今、医者不足でな。杉田先生に頼まれた。それにお前んとこのリーダーにお前は私が直々に治療してくれって言われたんや。」

理夏「あのボケリーダー!」

空許「おい。その言い方、聞捨てならんな。まるで私の腕が信用できないみたいに……。」

理夏「あんた、まず、医師免許持ってる?」

空許「……まずは足や。」

理夏「弁護士さん!呼んでー!」

空許「うるさいな。ちったあー、信用せ……。」

パキン!

いい音が響く

理夏「ちょ……今、変な音、したけど?」

空許「……とりあえずよく分らないなぁ。」

理夏「えー!?」

ベテラン看護婦「病院内ではお静かに!」

一方その頃

センゴクサイド

修哉「!……哀れな男よ。伊達理夏。ツッコミ故にツッコまれ。」

來未「?リーダー。どうしたの?」

修哉「なんでもないよ。」

出雲「ベスト3がかけたな。」

來未「?」

紫陽花「分かる人には分かる。」

來未「何?」

修哉と出雲と紫陽花は空を見ていた

フィールド

麗江「!」

屡琉「四季!」

4つのおふだを空に投げる

屡琉「春夏秋冬!」

麗江「させません!」

全てのおふだを落とす

屡琉「!やりますね。」

麗江「!」

おふだを落としている間に屡琉は麗江の目の前にいた

屡琉「雷!」

雷撃を当てようとしたが

麗江「考えが甘いです!」

それもよけられる

屡琉「(!強い。せめて一発だけでも!)」

麗江「え?」

屡琉の左手が麗江の足に触れる

麗江「!尺八!」

しかし、すぐに杖で薙ぎ払う

屡琉「!」

麗江「……。」

屡琉「ハァ、ハァ。」

屡琉の息が荒い

麗江「……降参してください。」

屡琉「!……。」

麗江「このままやっても勝負は見えています。余計な犠牲は出したくないんです。」

屡琉「……。」

大ピンチ!