複雑・ファジー小説
- Re: 自分の時代 人の時代『参照、100突破!ありがとう』 ( No.32 )
- 日時: 2013/09/30 13:18
- 名前: 夜幽 (ID: x/gr.YmB)
第19話
「フラグを立ててしまった男、出雲!」
美衣「……なる程な……。」
出雲「?」
美衣「貴様はやはり、あの男の息子か……。」
出雲「!?」
美衣の意味深な言葉に出雲の顔がゆがむ
出雲「……。」
その瞬間、出雲の動きが止まった
美衣「(当たりか。)貴様では私には勝てん!」
美衣が刀を再度構えた
美衣「新技!」
出雲「……。」
センゴクサイド
修哉「おい!出雲!どうした!?」
來未「出雲!」
フィールド
美衣「これで終わりだ!渙発!人斬り!」
出雲「……!」
美衣の刀が出雲の体を斬る
センゴクサイド
修哉「!?出雲ー!」
屡琉「出雲!」
フィールド
美衣「……一時の気の迷いが勝敗を分ける……。」
出雲「……。」
美衣「それが敗北。」
美衣が剣を抜こうとしたが美衣はある異変に気づく
美衣「!」
出雲「……捕まえた!」
美衣「!?(抜けない!?)」
見ると美衣の剣を凄い力で出雲が握っていた
美衣「(馬鹿な?この男、どこにそんな力が?)」
出雲「残念だったな。俺をメンタルで潰すなんて百六十年早いんだよ!」
出雲が自慢げに笑う
美衣「!……。」
出雲「……これでお前は逃げられない。逃げようとしてもお前は俺の槍をよけきれない。」
美衣「!」
出雲が槍を構える
美衣「(見事……。)」
出雲「煉獄!!夜光雲!」
出雲の技が炸裂する!
美衣「!?」
カチッ
出雲「速さだけじゃ俺には勝てねぇぞ……それと俺は宇佐美の事、そんなに嫌いじゃねぇよ。」
出雲が苦笑いをする
審判「……富山美衣!戦闘不能!勝者!上杉出雲!」
センゴクサイド
修哉「出雲兄貴ー!」
紫陽花「よっ!日本一の副リーダー!」
來未「お見事!」
屡琉「……さすがです。」
中央病院
空許「!……決着ついたみたいやな。」
椿「さすが、上杉様。素敵ー……え?嫌いじゃない?」
空許「好きでもない!ってことやな!」
椿「それは言わなくていいよ!」
空許と椿は仲良く?テレビを見ながら拍手をしていた
和美「出雲……それにみんな。ありがとう……。」
理夏「やっぱり、格がちげー。(でも、あのエロ侍は後で潰す。)」
和美はみんなに心から感謝した
一方で理夏は怒りに満ち溢れていた
空許「……次はいよいよ、大将戦やな。」
椿「そうだね。」
和美と理夏「!」
和美「(修哉。)」
理夏「(負けんなよ。)」
フィールド
出雲「フーッ。」
美衣「……ちょっと待て。」
美衣が起き上がる
出雲「ん?」
美衣「貴様、今の攻撃、顔ではなく体を狙ったな。」
出雲「!……(やっぱ、ただもんじゃねぇ。)だったら?」
美衣「貴様!情けをかけたつもりか!」
出雲「情け?……いや、俺はかけたつもりはねぇ。」
美衣「では、何故?」
出雲「……学校で女に優しく顔を狙ったらいけないって言葉、習わなかったか?」
美衣「ふざけるな!私はそんな女らしくない……!」
美衣が顔を下げる
出雲「……そうか。でも、残念だよなー。」
美衣「?」
出雲「お前が団子を食べている時、可愛くて女らしかったんだけどなー。残念だ。」
美衣「!」
出雲「まー、それはお前の勝手だがな。……でも、お前は充分、可愛いぞ。俺が保証する。」
美衣「……。」
ムロマチサイド
育斗「美衣……。」
美衣「……。」
育斗「……美衣?」
美衣「(上杉出雲。奴こそまことの男と見た!)」
美衣は負けたのにテンションが上がっていた
育斗「キラキラしてる。」
涼子「相変わらず、変わった思考してるわね。」
有志「そんな事より、リーダー。もう、後がねぇぞ。」
有志が育斗に聞く
育斗「大丈夫。俺を誰と思ってんだ?」
育斗が笑顔で返事をする
育斗「俺は足利育斗。誇り高き!足利の男!」
涼子「!(アタシの言ったこと……。)」
育斗「みんな!期待して待ってて!」
賢也「!リーダー。頑張って!」
有志「ガンバ。」
甲介「ファイトです。」
麗江「リーダー。」
美衣「!……お団子。」
涼子「……仕方ないわね……育斗。」
育斗「ん?」
涼子が育斗に囁く
涼子「勝ってきたら八宝菜、食べさせてあげる。」
育斗「!……俄然、やる気出た!」
育斗がやる気を出す!
センゴクサイド
來未「相手側のリーダー、手ごわいね。」
紫陽花「元万屋ヤマタイコクの1人だもんね。」
來未と紫陽花が深刻な顔をする
出雲「関係ねぇよ。」
屡琉「あなた達、次に戦う人をご存知?」
出雲と屡琉が次に戦う人、及び、リーダーを見つめる
修哉「(地味にプレッシャーをかけるな。)まー、お前らが掴んでくれた勝利。繋げるぜ!」
出雲「当たり前だ。」
屡琉「負けたら針千本。」
來未「肩の力を抜いて。」
紫陽花「愛してる。」
修哉「ありがとー。頑張ってくるぜ!理夏と和美の分まで!」
観客席
竜児「……遂にセンゴクの長とムロマチの長の対決……本多、貴様はどちらが勝つと思う?」
本多「……強いほうです。」
竜児「!」
フィールド
椙「さぁー、いよいよ、バトルも大詰め!この戦いで決着がつくか!?それとも繋ぐか!?……続いての対決は元万屋ヤマタイコクの1人!好きな女性のタイプは優しくて大人な女性!足利育斗!」
育斗「!?どこでそんな情報を!?」
涼子「!(アタシと真逆な人間。)」
御田「好きな女性のタイプはヒミツ!真田修哉!」
修哉「禁止事項。」
和美「!」
リア充VSいじられ役!