複雑・ファジー小説
- Re: 自分の時代 人の時代『参照、200突破!本当にありがとう!』 ( No.60 )
- 日時: 2012/07/15 18:16
- 名前: 夜幽 (ID: 8vrZrWdo)
エピソード1
曇り空に咲く椿の華
数年前
空許「……見てみい。あれが上杉家、次期当主、上杉出雲様や。」
椿「……。」
出雲「……。」
それが僕と上杉様との出会いだった……
上杉家
空許「どうも。初めまして。小早川空許と申します。一応、医者やっております。」
椿「う、宇佐美椿です!」
男性A「小早川さんに宇佐美さん……。初めまして。上杉雲雀と申します。」
上杉雲雀(うえすぎひばり)
年齢【45歳】
性別【男】
武器【上杉家に伝わる、宝槍】
身長【193cm】
髪の色【茶】
目の色【黒】
性格【とても穏やかな人物】
補足【出雲の実の父親。メチャクチャ、強い!】
空許「(思った以上に穏健派やな。)」
椿「(神秘的な人……。)」
ひと通り、挨拶が済むと廊下から騒がしい音が……
出雲「親父!」
雲雀「!こら、出雲。廊下を走るんじゃない。」
出雲「わりい!……?お客さんか?」
空許「どうもー。小早川空許です。」
椿「宇佐美椿です!」
出雲「そうか……で、親父、道場借りるぜ!」
雲雀「!また、鍛錬ですか……怪我をしないように。」
出雲「子供扱いしないでくれ!サンキュー!」
出雲がさっそうと去っていく
空許「元気な息子さんですな。」
雲雀「はい。自慢の息子です。」
椿「(上杉出雲。)」
空許「……雲雀さん。」
雲雀「はい?」
空許「ちょいと道場、見学させてもらっても構いませんか?」
雲雀「えぇ。どうぞ。」
椿「!」
上杉道場
男性A「やー!」
出雲「……!」
男性の槍をかわす
そして……
出雲「!」
突く!
男性A「!?」
審判「そこまで!」
出雲「よし!10勝目!」
男性A「ハァ、ハァ。また、負けたー。」
男性B「やっぱり、出雲さんはスゲーや。」
男性C「強い。」
空許「やるやん。さすが、上杉。」
椿「(カッコイイ。)この道場であの人より強い人は他にいないね。」
空許「!……そうとも限らへんで。」
椿「?」
出雲「!」
男性達「!?」
だが、そんな出雲でも父親以外にもう一人、勝てない人がいた
男性D「せ、刹姫さん!」
刹姫「……騒がしいな。何事?」
長宗我部 刹姫
のちのアヅチモモヤマ、3強の1人にして出雲の姉的存在
出雲「!刹姫姉!」
刹姫「ん?」
出雲「ちょうど良かった!勝負してくれよ!」
刹姫「……フー。審判。」
審判「は、はい!」
出雲「行くぞ!」
刹姫「……。」
出雲が槍を構える
出雲「手加減は無用だ!」
刹姫「はいはい。」
出雲「ヤーっ!」
刹姫「!」
……瞬殺
審判「そこまで!」
出雲「ち、チクショー!」
刹姫「367勝0敗。あんたも懲りないね。」
出雲「うるせー!いつか絶対に勝ってみせる!」
刹姫「期待はしておく。……一生来ないとは思うけど。」
出雲「くーっ!」
椿「つ、強い。」
空許「年季が違うわな。」
雲雀「……おやおや、随分と精が出ますね。」
男性達「!」
出雲「親父!」
雲雀「刹姫も来ていたんですね。」
刹姫「どうも。」
出雲「!そうだ!親父!俺の相手してくれ!」
雲雀「……それは出来ない相談ですね。出雲。」
出雲「なんでだよ!?」
雲雀「……出雲。あなたは何の為に戦うんですか?」
出雲「それは強くなって……。」
雲雀「強くなってどうなるんですか?」
出雲「!……それは……。」
雲雀「……(今は思い悩めばいい。)では、強くなるヒントをあげましょう。」
出雲「!」
雲雀「いいですか?出雲。強くなるためには優しさと非情さを持ち合わせなくてはいけません。」
出雲「また、その話かよ。」
雲雀「甘すぎでもダメ。冷酷すぎてもダメ。ちょうどいい、バランスを保たないと。」
出雲「そういう親父だって優しすぎるじゃねぇか。」
雲雀「……そうですかね。」
出雲「?」
女性A「雲雀様。」
1人の女性が雲雀を呼ぶ
雲雀「?」
女性A「お電話です。」
雲雀「分かりました。それでは皆さん。頑張ってください。」
雲雀が道場を後にする
出雲「……また、ごまかされた。」
刹姫「出雲。」
出雲「何?刹姫姉。」
刹姫「あの人は強い。」
出雲「何を今さら知ってるよ。」
刹姫「……力や技だけじゃない、心も。」
出雲「!」
空許と椿「……。」
それから一週間
外
空許「木が生い茂ってんな。」
椿「……。」
謎の犬「……。」
空許「……嬢ちゃん。その犬はなんや?」
椿「愛らしい瞳で見てくるの。」
その犬は椿になついていた
椿「可愛い……。」
出雲「そいつはボストンテリアのマシュマロだ。」
空許と椿「!」
出雲は木に登っていた
空許「何してんの?」
出雲「ちょっと考え事。よっと。」
椿「考え事?」
出雲「真の強さって何かなって思って……。」
空許「それはとりあえずよく分らないなぁ。……強いて言うなら人を守る?」
出雲「!俺も人を守れる力が欲しい。」
椿「……。」
刹姫「……。」
謎の男A「……。」
雲雀「……。」
真の強さとは何か?
エピソード2に続く!
夜幽「やっと言えるぜ!>>46からずっと言いたかったこと!」
長宗我部刹姫と上杉出雲は義理の姉弟だったのだー!(色々、あって!)
その後、夜幽はこうなった←どうなった!?
ぬこさん、忍月さん
本当にすいません