複雑・ファジー小説

Re: 自分の時代 人の時代 ( No.8 )
日時: 2013/07/02 09:49
名前: 夜幽 (ID: 9udQ5X2q)

★第二話★
「万屋エドのリーダーと対面!」

常陸山

昔は平和で穏やかな山だったが今は合成生物の出現により危険地帯となっている

そこに3人の男と女達が……

修哉「さて……つきましたと。」

和美「ここに恵ちゃんのお母さんの病を治す薬が……。」

理夏「エドの奴らもう来てるのか?」

修哉「さあーな。でも、あんな賭けを仕掛けたからには相手も全力でくるはずだ。」

和美「うん。それに時間もないし。」

腕時計を見る

理夏「タイムリミットは今日の夜6時まで。」

修哉「よし!頑張るぞ!」

理夏と和美「はい!」

修哉「出発!」

理夏「ん……ちょっと待て。」

理夏があることに気づく

修哉「何?」

理夏「そういえば他の奴らは?」

修哉「……あ。」

そういないのである、修哉と理夏と和美、以外のセンゴクメンバーが

修哉「あれ、俺、見捨てられた?」

修哉の目から水滴が

和美「そ、そんな訳ないわよ!あんた、あいつらをなんだと思ってんの!?仲間でしょう!」

修哉「じゃ、何でいないの!?」

和美「知らないわよ!」

修哉「まさかボイコット!?」

理夏「(……意外にありえる。)」

一方、その頃
他のセンゴクメンバー

來未「……これは修羅場と言うべきかな?」

紫陽花「ぷー。修ちゃんと遊びに行きたかったのに!」

來未「言ってる場合?周りを見て。」

見ると來未と紫陽花の周りには武装した男達が

謎の男A「我々はとある人に頼まれた者だ。」

謎の男B「貴様らは常陸山には行かせん!」

謎の男C「覚悟!」

男達が武器を構えた

來未「果たして僕らに勝てるかな?」

紫陽花「勝てるかな、勝てるかな?」

來未は篭手を
紫陽花は弓矢を

來未「行くよ。紫陽花。」

紫陽花「うん!」

戻って

和美「もう、行くわよ!」

修哉「うわー、どうしょう?」

理夏「どうした?心配なのか?」

修哉「今、気づいたけどボケ役、俺しかいないじゃん。」

理夏「どうでもいい!」

山に入っていく

和美「……。」

修哉「あー、暇だ。」

理夏「それしかないのか。」

修哉「理夏君。なぞなぞ出すぞ。」

理夏「はいよ。」

修哉「塗り壁と一反木綿、俺が好きなのは?」

理夏「それ、ほとんど勘だろう?」

修哉「答えて。」

理夏「……一反木綿。」

修哉「ぶー。正解はネズミ男でした。」

理夏「はいはい。」

修哉「……。」

和美「!2人共、静かにして。」

和美の目が鋭くなる

理夏「来たか……。」

理夏の目も鋭くなる

修哉「(ボケるべきか真剣になるべきか。それが問題だ。)」

修哉は違う意味で目が鋭くなっていた

見ると空にはコウモリらしき生物が

和美「コウモリヤ。合成生物よ。」

理夏「全く、穏便に行きたかったのに。」

修哉「(いや、あえてノリツッコミを……。)」

コウモリヤA「チー!」

和美「来た!」

コウモリヤが襲ってきた

修哉「理夏!」

理夏「!しょうがねぇな!」

コウモリヤB「!」

理夏「セブンシュート!」

理夏の蹴り技が決まる

修哉「!和美!後ろだ!」

コウモリヤC「チー!」

和美「分かってるわよ!」

薙刀がコウモリヤを切り裂く

修哉「ツッコミW拳!」

修哉がポーズを決める

理夏と和美「お前も戦え!」

修哉「いた!」

一方、その頃

とある山の中

出雲「……。」

屡琉「……。」

出雲と屡琉「……迷った。」

出雲「大ピンチだ。」

出雲が素になりかけている

出雲「(ヤバイ、どうしょう?こんな事なら修哉達について行けばよかった。)」

屡琉「……どうします?副リーダー。」

出雲「やめて。こんな時の副リーダーは胸に刺さる。」

屡琉「……ハァー。(情けない。)」

出雲「ごめん。不甲斐ない副リーダーで。」

戻って

修哉「よーし、片付いたな!」

コウモリヤの山

理夏と和美「(ほとんど何もしていないくせに。)」

修哉「先に進むぞ!」

理夏「元気だな。」

修哉が歩むだそうとしたその時、人影が

修哉「何何々?」

理夏「落ち着け。」

人影から見覚えがある男が

本多「!貴様ら。」

修哉「ほん田君!」

本多「まさか、貴様らと遭遇するとはな。」

修哉「(俺のボケを無視、しやがって。)あぁ。そうだな。」

本多「?貴様らの仲間はそれだけか?」」

修哉「そういうお前も1人だけじゃねぇか。」

本多「我ら、センゴクは単独行動がほとんどだ。余計な馴れ合いはしない。お前の方こそどうした。いつもベタベタしているくせに。」

修哉「いちいち、ムカツク野郎だな。出雲達は今、行方不明なんだよ。」

本多「なる程。」

修哉「連絡もないし出雲達、大丈夫かな?」

本多「……貴様は本当に甘ちゃんだな。」

修哉「なんだと。」

本多「いいんじゃないか。使えない仲間などいるだけ邪魔だ。」

理夏「おい、お前、そんな言い方……。」

本多「それに弱き者は死あるのみだ。」

修哉「!」

修哉が刀を抜いた

修哉「本多!」

本多「!」

和美「やめて!」

理夏「!?」

修哉の刀が止められた

修哉「!?何!?」

和美「あ、あの人は……!」

理夏「万屋エドのリーダー!」

本多「リ、リーダー。」

そのリーダーまるで夜叉のように佇んていた

リーダー「……久しいの。真田。」

修哉「と、徳川!」

徳川「……。」

本当の強者!