複雑・ファジー小説
- Re: 自分の時代 人の時代『参照500突破!』 ( No.94 )
- 日時: 2013/09/30 14:42
- 名前: 夜幽 (ID: x/gr.YmB)
第36話
「本多紫陽花VS樋口奏!」
前回までのあらすじ
0勝1敗で迎えた、第2戦!
序盤、互角以上の勝負をしていた椿と花蓮
ところが花蓮の本領発揮により一時、押され弱点まで指摘された椿
しかし、最後は椿の覚悟と策略と空許から貰った、蜘蛛の糸により見事勝利を収めたのであった
椿「ふぅー。」
花蓮「……。」
全員「……。」
予想外の結果
修哉「フォー!」
理夏「ヨッシャー!」
和美「凄い。」
紫陽花「拍手!」
屡流「パチパチ。」
來未「お見事だよ。」
出雲「……。」
空許「……。」
歓喜の嵐!
椿「皆さーん!」
椿が笑顔で帰ってくる
修哉「よっ!宇佐美!日本一!」
椿「エヘヘ。!うーちゃん。」
空許「……なんや?」
椿「お守りありがとう。おかげで勝てたよ。」
空許「お守り?……よく分らないなぁ。」
椿「もう、照れ屋さん!」
一方のメイジ
焔「……。」
和眞「焔。これは計算の内か?」
焔「……後、2回、勝てばいいだけだ。」
真莉子「……。」
花蓮「……。」
花蓮が涙を流しながら帰ってくる
焔「……救急箱。」
貴廣「は、はい!」
焔「……。」
花蓮「……!」
焔が花蓮の治療を始めた
焔「……花蓮。」
花蓮「はい……。」
焔「お前は万屋メイジに必要な人材なんだ。あまり、無理はするな。」
花蓮「!それは昔の私ですか?それとも……。」
焔「今の与謝野花蓮だ!」
焔が強く言う
花蓮「!……焔リーダー。」
花蓮が嬉しそうに焔を見る
焔「……。」
奏「……さあて、萌えてるところ悪いけど。」
貴廣「字、違いますよ。」
奏が立ち上がる
奏「そろそろ、アタシ、行かせてもらおうかなー。」
奏が怪しい笑みを浮かべる
奏「リーダー。次、アタシ行っていい?」
焔「……ダメっと言ってもきかないんだろう?」
奏「よくお分かりで。」
奏がスキップしながらフィールドに立つ
奏「お待たせしましたー。次の相手はアタシだよ。……そこの槍を持った、イケメンさん。もしくは二刀流のリア充さん。……カモーン!」
奏が出雲と修哉を指さす
修哉「指名入ったぞ。出雲。」
出雲「お前もだろうが。」
ミスターT「お待ちください!次はこれで決めます!」
修哉「(今度はなんだ?)」
ミスターT「くじ引きです!」
ミスターTが小さな箱を取り出す
修哉「あれ?ここにきて急にしょぼくなったな。」
ミスターT「経費削減です。」
修哉「なる程。」
ミスターT「それではセンゴクの皆さん。この中から1つ選んで取ってください。」
センゴクメンバー「……。」
センゴクメンバーがクジを引く
当たったのは!?
紫陽花「……。」
センゴクメンバー「!」
ミスターT「決まりました!センゴクからは本多紫陽花!」
奏「!えーっ。アタシ、イケメンかリア充がよかったのにー。」
紫陽花「!……ごめんね。でも、そういうことは私に勝ってから言ってね。」
修哉「紫陽花。」
修哉が紫陽花を呼ぶ
紫陽花「!何ー?」
修哉「無理はするなよ?」
紫陽花「(っ!)……もうー!そんな事言わないでよー(期待しちゃうじゃん。)ありがとう。(大好き。)」
チュ
紫陽花が投げキッスをする
修哉「キャーッチ!……ギャー!?」
修哉は壁に激突した
和美「(そんなに紫陽花の投げキッスがいいのか?)」
屡琉「んー。」
和美と屡琉が嫉妬の目を向けていた
紫陽花「(テヘ。)待たせたね!」
紫陽花がフィールドに立つ
奏「あんたも罪な女だね。」
紫陽花「ぺろ。」
ミスターT「次はフィールドの設定です!」
出雲「(これ、いくらだろう?)」
ミスターT「ルーレットスタート!」
ボールが回りだす
ミスターT「出た!出た!出た!出た!」
ボールが入る
ミスターT「フィールドは!」
砂の絵が表示される
ミスターT「砂!」
來未「砂。……砂漠。」
理夏「……。」
フィールド
審判「第3試合!」
ミスターT「天才?樋口奏。」
奏「何で疑問形?」
ミスターT「対するは天真爛漫!本多紫陽花!」
紫陽花「こんにちはー。」
審判「それではバトル開……始!」
審判が言うのと同時に2人がぶつかり合う!
紫陽花「……中々の腕。」
奏「ありがとう。」
鈍い音が響く!
紫陽花「……。」
紫陽花が弓を引く
奏「!なる程ー。弓矢か……。」
紫陽花「……。」
奏「勇ましいねー。」
紫陽花が矢を放つ
奏「(!この矢。ただの矢じゃない!)」
奏の頬をかすめる
奏「危ない!」
紫陽花「……!」
砂嵐が吹き荒れる
センゴクサイド
修哉「ゴホッゴホッ!うーえー。目、痛い。」
出雲「そうか?」
修哉以外のセンゴクメンバーはグラサンをかけていた
修哉「お前らいつの間に!?」
フィールド
奏「今度はこっちの番だ!イッツ!ショータイム!」
紫陽花「!」
奏が帽子を取り出す!
奏「さて、何を出して欲しい?」
紫陽花「……。」
奏「じゃー、まずは水!」
帽子から水が飛び出す!
紫陽花「!」
奏「これはアタシが考えた必須アイテム。どこでも帽子ー。」
メイジサイド
焔「本当に頭だけはいいな。」
貴廣「リーダー!」
フィールド
奏「失礼な!顔やルックスもいいよ!」
紫陽花「……。」
メイジサイド
焔「……確かに言われてみればそうだな。」
貴廣「え?」
焔「奏。すまなかった。」
真莉子「旦那ー。私にも言ってくれ。」
焔「旦那ではない。イヤだ。」
フィールド
奏「(罪な人)やる気、出たー!煉獄!」
紫陽花「!?」
帽子から炎が出てきた
奏「燃えろ!」
炎が紫陽花を包み込む!
奏「……勝負あり!勝者!アタシ!」
奏がピースをする
紫陽花「ごほごほ……悪いけどそれはないわね。」
紫陽花が砂の中から出てくる
奏「!(へー。)だね。」
天才と天真爛漫!