複雑・ファジー小説

Re: 自分の時代 人の時代『参照500突破!』 ( No.95 )
日時: 2013/09/30 14:43
名前: 夜幽 (ID: x/gr.YmB)

第37話
「ガチ!」

奏「だったらこっちも殺るまでだよ。」

奏が怪しい笑みを浮かべる

紫陽花「?」

奏「果てなさい!暴雨!」

帽子の中から竜巻が!

紫陽花「な!?」

その竜巻が紫陽花に直撃!

奏「(今度こそ。)ふぅー。」

奏が汗を拭こうとした矢先……!

奏「!?」

奏の背中に矢が刺さる

メイジサイド

焔「奏!」

和眞「何!?」

貴廣「(嘘!?あの砂煙の中、正確に背中を……。)」

フィールド

紫陽花「……お返し。」

奏「っー!(いつの間に!?後ろに!?)痛いー!」

奏が刺さった、矢を抜く

奏「もう!不意打ちは卑怯!」

奏がプンスカ怒る

奏「倍返し!樋橋!」

紫陽花「!?」

今度はかわす!

奏「ハァ、ハァ。(二度目はないか……。)」

紫陽花「灯籠!」

奏「!?」

奏の足に弓が刺さる

メイジサイド

焔「……。」

貴廣「あんな、真剣な奏さん。久しぶりに見ました。」

フィールド

奏「(ハァ、ハァ。センゴクメンバーは化け物が多くて怖いねー。)」

奏が絆創膏を貼る

紫陽花「戦慄!」

奏「幻!」

奏「っ!」

紫陽花「!?」

奏の技が紫陽花の体を突く!

奏「もう、考えるのはやめる!ここから先は持久戦!」

紫陽花「!」

奏「烏!」

帽子から烏が飛び出してくる

紫陽花「(ホントに凄い、帽子!)」

全ての鳥を撃ち落とす!

紫陽花「……!」

奏「布!」

紫陽花「!」

砂煙の中から奏がナイフで指してくる

紫陽花「っ!」

紫陽花の右肩に刺さる

奏「ストロング!」

帽子の中から火の玉が出てくる!

紫陽花「!?」

紙一重でかわす!

奏「次で決める!フレア!」

紫陽花「!ドライブ!」

奏と紫陽花の技がぶつかり合う!

紫陽花「破面!」

奏「車輪!」

全員「!?」

砂埃が上がった!

紫陽花「……。」

奏「……こ、今度こそアタシの勝ち……。」

紫陽花「そうね……。」

紫陽花が倒れる

審判「!本多紫陽花!戦闘不能!勝者!樋口奏!」

奏「フュー。」

観客席

男性A「これが万屋メイジ。」

男性B「スゲーよ。」

男性C「くっ……とんでもない化物だ。」

メイジサイド

奏「ただいまー。」

奏が足を引きずって帰ってくる

焔「……あれはどういう事だ?」

奏「!……そうだねー。」

奏が紫陽花を見る

奏「早く決着をつけて……ガチで行かなきゃ……アタシの負けだったよ。(危なかった。)」

焔「!」

センゴクサイド

紫陽花「ふえー。修ちゃんとキスができなーい。」

修哉「残ー念ー!」

修哉は本当に残念そうだった

和美と屡琉「!?」

理夏「そんな事より、リーダーどうすんだ?もう、こっちは1勝2敗。後がないぞ。」

修哉「大丈夫、大丈夫。こっちには出雲とか出雲とか出雲がいるんだから!」

出雲「俺ばっかりじゃねぇか!」

メイジサイド

焔「ここまでは予想通りの結果。さて次だが……。」

真莉子「次は私だ!」

真莉子が挙手をする!

メイジメンバー「……。」

焔「真莉子……。」

真莉子「大丈夫だ!私は負けん!」

真莉子は燃えていた

貴廣「どうします?リーダー。」

焔「……分かった。」

和眞「!」

焔「真莉子。頼ん……。」

真莉子「ん。」

真莉子が唇を差し出す

焔「なんのつもりだ?」

真莉子「キスをしてくれたら勝て……っ!」

頭を殴られる、真莉子

焔「おい。」

焔の周囲で怒気が燃え上がっていた

貴廣「リーダー、落ち着いて!」

貴廣が必死に抑える

真莉子「家庭内暴力だー!」

焔「お前!……ハァー。」

真莉子「!」

焔がため息をつく

焔「いいか、真莉子。お前は俺にとって大切な宝物だ。」

真莉子「!」

焔「分かるか?」

焔が真莉子の顔を真剣な表情で見つめる

真莉子「だ、旦那は卑怯だ!そ、そんな時だけ!だ、旦那なんて大嫌いだ!他の女のところへ行けー!///」

真莉子は顔を赤らめながらそっぽをむいた

焔「?……無事、帰ってきたら頭ぐらいなら撫でてやる。」

真莉子「……約束。」

焔「あぁ。約束だ。」

全員「……。」

修哉「……ちょっとごめんね。」

修哉がメガホンを取り出す

修哉「伊藤焔君。今すぐに地獄に堕ちなさい。もしくは木田真莉子さんと結婚しなさい。大丈夫。ご祝儀は100万包むから。最後に一言、死ね。」

焔「なんでだ!?」

ミスターT「(幸せそう。)すいません。メイジの皆さん。次に戦う人、決まりました?」

真莉子「私だー!」

真莉子が元気よくフィールドに立つ

真莉子「次の相手はこの私、伊藤真莉子が相手になろう!」

焔「おい!名字違うぞ!」

修哉「(焔。)さて……俺達は……ミスターT。」

ミスターT「もう、お金がないです。センゴクの皆さんで決めてください。」

空の財布を見せる

修哉「(前半、張り切りすぎだ。)誰が行……。」

和美「私が!」

和美が手を上げる

修哉「!……勝機はあるのか?」

和美「これは私のケジメ……。」

修哉が和美の頭を撫でる

和美「///。な、何をする?」

修哉「勝てますようにー。」

和美「んー。」

修哉「焔!」

焔「!」

修哉「お前の嫁がどんなに強くてもセンゴクの嫁の方が強いんだよ!」

和美「!?」

和美は気絶した

修哉「ちょっと、和美姉さんー!?」

全員「(お前もリア充だ。)」

ミスターT「(平和だ。)」

和美「うー!」

和美が怒りながらフィールドに立つ

修哉「?」

審判「第4試合!」

ミスターT「メイジからはその美しさは翠玉!木田真莉子!」

真莉子「旦那よ!見ていろ!」

ミスターT「対するはその美しさは黒曜石!織田和美!」

和美「……。」

お嫁さんVSツンデレ!