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複雑・ファジー小説
- Re: コドクビワ、キミイゾン。 ( No.115 )
- 日時: 2012/08/22 13:02
- 名前: 揶揄菟唖 ◆bTJCy2BVLc (ID: 5VUvCs/q)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=w1eC_ml7yls
+77+
苦しそうに息を飲み込むような声に、私の心が揺らいだ。
私は、どうしたら良いんだ。卓巳には、来て欲しいと言われた。心配して欲しいと、会いに来て欲しいと、懇願された。
でも、でも。孤独には、行かないで欲しいと言われた。自分以外心配しないで欲しいって、会わないで欲しいって、懇願された。
私は、どうしたら良いの。私は、どうして迷っているんだ。
私がしたいようにすれば良いだけじゃないか。人間誰でも、自分がしたように生きている。自分がしたくないことは、極力しないことにしている。それでも、しなくちゃいけないことは、渋い顔でこなしている。みんな、自分でしたいこととしたくないことは、自分で決めているんだ。
でも、私は違う。私が決めたことでは、私が判断しただけでは、私が満足する理由にはならない。
つまり、つまり、優柔不断で。いつまでもぐずぐずして、私の行動を、他人に決めさせて責任感から逃げようとしているわけで。
「分か、た」
それにもう、うんざりしているわけで。
変えようか。私で決めよう。
孤独、ごめん。そろそろお別れしないと。
私は、貴方に縛られる気は、毛頭ない。
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