複雑・ファジー小説

Re: コドクビワ、キミイゾン。 ( No.68 )
日時: 2012/07/18 17:25
名前: 揶揄菟唖 ◆bTJCy2BVLc (ID: 5VUvCs/q)



+40+


孤独が再び眠るのを見届けて、立ち上がった。
ごめんね、孤独。本当に、ごめん。
お姉ちゃんが、孤独のことを、守らないといけないのに。お姉ちゃんが、孤独を幸せにしてあげなきゃ、いけないのに。こんなんじゃ、お姉ちゃん失格だね。
でもね、私は、孤独が好きなんだよ。大切なんだよ。だから、お姉ちゃんは、孤独のためだったら、何でもできちゃうんだよ。好きで、大切な人のためなら、なんだって出来ちゃうんだよ。自分のことだって、傷つけちゃうんだよ。それで、孤独が幸せになるなら。
今、孤独が泣いているのは、私のせいなの。忌屋の機嫌を、損ねたから。
もう良いよ、ボク、桐と会っちゃお。どうなるかなぁ。楽しみだよ。
そんなことを言う忌屋を、私が止められなかったから。
私のせいだ。ごめんね。
私は、孤独の髪を撫でてから、忌屋の家を目指して、歩き出した。

お姉ちゃん、何でもできちゃうよ。

できちゃうだけで、したいわけでは、無いんだよ。