複雑・ファジー小説
- Re: 【カキコ民】夢現の境界線【参加型!!】 ( No.34 )
- 日時: 2013/01/15 14:12
- 名前: 月葵 ◆7a0DWnSAWk (ID: Z0yvExs9)
- 参照: 更新ってこれかっ! 突っ込んだ人はなかなかですね←おいっ
〈閑話:私と猫と……こ、恋バナ!?〉
——カランカラン……
店「いらっしゃいませ。……あら、悠乃なのね」
悠乃「こんにちはー」
店「作者は最近、実習があったり中間テストの勉強だったりで多忙にもかかわらず、小説を続けようとしているみたいね?」
悠乃「店長さん、作者が怒りますよ? 作者にとって小説は心の支えですから」
店「そんなこと知らないもの(どや顔)」
悠乃「……(汗)」
店「それに何? 3話がまだ終わってないでしょ?」
悠乃「……それは作者に言ってください(;_;)」
店「閑話休題ね。さて、今回は?」
悠乃「猫ですにゃぁ(猫耳ピコピコ♪)」
店「……ぷっ!」
悠乃「ひ、ひどいです店長さんっ!? 作者と私の共通点、猫好きなのに!!」
店「あらそう。で、どんな話なの?」
悠乃「作者いわく、『大好きな猫なんだけど、……全体的には意味不明だった』らしいです」
店「見るまでのお楽しみね……はい、鍵よ」
悠乃「ありがとうございます」
——ある真夏日、私は母方の祖父のところに帰省した。
「こんにちは! おじいちゃん!」
「おぉ、よく来たな悠乃。疲れたろ、ゆっくりするといいぞ」
「はい!」
辺りはのどかな平地が広がり、山は、木の葉が太陽の光を反射してキラキラと輝いている。
「あれ? おじいちゃん、これって猫?」
茶より明るいオレンジ色に近い縞模様の猫が、軒下で気持ちよさそうに日向ぼっこをしていた。
見ていると、私まで眠くなりそうだ……
「そうじゃ。拾ったんじゃよ。名前はのう……『九兵衛』と言うんじゃ」
なぜに一昔前の武士みたいな名前っ!?
「因みに今つけたわい」
い、今なのっ!?
今までどう呼んでたんだか……
「へ、へぇ、そうなんだ(汗)」
「この猫はな、面白いぞ? なんでも最近、恋をしたみたいでな」
「好きな子いるんだ〜!」
「年老いとるがの」
「嘘っ!?」
もう人間で言うところの50歳らしい……長生きしてるなぁ。
ていうか、その歳で恋するとは……
「それでな、悠乃が小さい頃によく遊んだ人形があったじゃろ? それに向かって手をこう……バシッと叩くんじゃ。……お、そろそろするみたいじゃな」
見ると、九兵衛はむっくりと起き上がった。
畳の部屋に置いてあった、人間からすれば手のひらより少し大きい布製のぬいぐるみをしばらく見つめたと思った…………その時。
「フニャァッ!」
——バシィッ!
「ニャアォッ!」
——バシバシッ!
「ニャアッ!」
——バシッ!
ね……猫パンチが五連発も炸裂。お爺ちゃん猫とは思えない、元気っぷりに唖然とした私。
苦笑いするしかないよ……(^_^;)
「……いつまで続くのかな?」
「さぁのぅ?」
——そんな九兵衛が大人しくなったのは、数日後のことだった。
ニャアニャア……
「九兵衛?」
珍しく、九兵衛が朝から起きている。
傍に寄ってきたので頭を撫でると、気持ちよさそうにゴロゴロ……と鳴く。
「何かあったのかな……?」
「猫にも色々あるのかもしれんなぁ?」
おじいちゃん……それ、もしかして……
…………失恋?
店「あーらら。そうだったのね?」
悠乃「作者曰く『夢を見てるうちに、誰か知らんナレーションが声だけ出てきたり、いつの間にか恋バナ(しかも失恋っぽい)になってた』らしいです。ナレーションの件は無しにして、私のおじいちゃんを交えた、ある夏休みのことにしてみました!」
店「あ、そういえば九兵衛って、読み方変えたらあのキュゥb……」
悠乃&作者「「ストーップ!!!!」」
店「……作者、乱入はもうしないんじゃなかったの?」
作者「こんにちはー、んでうるさい! 寂しいから来たんじゃないんだからね! お知らせに来たんだからね!」
悠乃「(……つ、ツンデレ!?)」
作者「ただいま、敵キャラと特殊キャラを人数制限つきで募集中!! 以上。はいじゃさよなら〜」
悠乃「…………え、そ、それだけだったの!?」
店「そうみたいね……ま、とにかくこれで閑話は終わり。それじゃあ……」
『See you again!』
補足:猫は厄介ごとのシンボルとされている。金銭面などなど……しかし、元気できれいな猫の夢は「招き猫」に象徴されるように「人を招く」幸運の暗示を持つ。主に異性との交友が増える。だそうです。