複雑・ファジー小説
- Re: 生死彷徨う精神性 ( No.3 )
- 日時: 2012/07/16 06:22
- 名前: magenta⇔path ◆7UgIeewWy6 (ID: RJ0P0aGF)
<登場人物>
愛内 千帆 [アイウチ チホ]
主人公。高校2年生、B組。元は平凡な学校で普通の高校生活を送っていた。お人好しで一途で優しくて、好きな人にはとことん尽くす、とてもいい子だった…のだが、半年前に事故に遭ってしまった。幸い身体にも脳にも影響は無く、周りは一安心した…のだが、彼女自身精神的に不安定な状態が続き、現実を受け止められなくなり、引きこもり、登校拒否、やがて正常だった脳にも異常が生じる。何事にも否定的になり「良い事」という意識を無くし、全てを悪い方向へと持っていくことが普通だと認知してしまう。彼女に幸せなど来るのだろうか。
梁居 和泉 [ハリイ イズミ]
主人公の隣の席の男子。高校2年生、B組。友情や恋愛などには1%も興味が無い秀才。休み時間は読書か勉強が常識だと勘違いしてる、少し残念な男子。愛内が事故に遭ってから、何かと愛内を不安気に気になり始める。愛内が事故に遭ってから登校していた数日はさり気なく気遣いをしていた。不器用さん。登校拒否してからも、心配に思ったのか何度か愛内の家を訪れる。愛内の精神面も考えて、愛内自身に会うことはせず、家族と話すように心がけている。
白石 壮真 [シライシ ソウマ]
主人公の彼氏。高校3年生、A組。周りは女の子ばっかり。女ったらしで会うたび会うたび、別の女の子と歩いていることが多い。「彼女」という肩書上は愛内ということになっているが、実際あまり興味が無く、ただ遊び相手を増やしたくて告白しただけという最低な男。一方(事故に遭う前の)愛内が自分に一途で一生でも尽くそうと心がけていたことには気が付いていない様子。だが最近、少しずつ愛内との距離を縮めていく梁居に嫉妬心を抱いているのは確か。
浅丘 雛子 [アサオカ ヒナコ]
主人公の親友。高校2年生、C組。サバサバしてて、其処ら辺の男子よりは十分に強い。愛内が事故に遭って精神が酷くなってしまった後に友達はみんな愛内から離れてしまっていたが、幼いころから仲の良かった彼女だけは毎日愛内に会いに行って、愛内に罵声を浴びせられても怯まず、寧ろ罵声を浴びせている。愛内思いで親友として愛内が好きだから、自分が癒してあげたいという思いが強い。愛内の彼氏である女ったらしの白石を毛嫌いしている(女ったらしで愛内が事故に遭ったのは白石の所為だと思っているから)。