複雑・ファジー小説

Re: 【オリキャラ募集中!】鎌奈家の一族【是非見てね!】 ( No.204 )
日時: 2012/11/24 23:39
名前: 純金リップ (ID: qUfyS13Y)

おまけ
(やっぱし本編とは関係ないよ!)
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『ポッキーゲーム』(後篇)

「決まりね。」
そう言って菜夢は、
くわえたポッキーを、佳夢の方に向ける。
佳夢もその端をくわえる。

——いや、どうせ折っちまえばいいんだよな...。
心の中でそう呟いて佳夢は食べ始める。
しかし、彼は菜夢を甘く見ていた。

菜夢のポッキーを食べるスピードは異常に早く、
驚きのあまり佳夢はポッキーを離してしまう。
「...あら?」
余ったポッキーを全部口に入れて、
菜夢はつぶやく。
「逃げ出したか...。」

「...くそっ、これじゃあ折る暇もない...。」
——ならば...。
菜夢はすでにもう一本くわえていて、
佳夢は呼吸を整えて、菜夢の元へ向かう。
「すまんな、つい...。」
「いえ、別にいいわよ。それより早く再戦しましょ。」
「あぁ。」
その会話の間に佳夢は何度も頭の中で、
とある作戦の成功をイメージしていた。

「じゃ、いくか。」
そう言って佳夢はポッキーをくわえる。
そして、菜夢がポッキーを食べ始めた瞬間。
「...っ!」
やはり佳夢はたじろいで、
ポッキーを離して後退してしまう。
しかし、そんな佳夢は笑っていた。
何故なら佳夢の手には、
先程まで菜夢が持っていたポッキーの箱があったからだ。

「!?」
菜夢の驚いた表情を見て、
勝利を確信した佳夢は、
一目散に逃げ出す。

「待ちなさい!佳夢兄さん!」
「誰が待つか!」
「あ!お兄ちゃん発見!」
「げっ、真夢...!」
「真夢姉さん、挟み撃ち!」
「オッケー菜夢ちゃん!」
「逃げられないのが貴方の運命よ、佳夢兄さん!」
「お兄ちゃんの体はボロボロだぁ!」
「くっ、だが俺は運命と戦う、そして勝ってみせる!」
「いい決意だわ、感動的ね、だが無意味よ。」

こうして、鎌奈家の平和な日常は、
だらだらと続くのであった...。





オチなどない!

特に何がしたいと言う訳でもなく、
しかも、当日をとっくに過ぎてるのに、
だらだらとポッキーの日のおまけって...(泣)
最後のセリフ三つの元ネタが分かる人は、僕と握手!
マニアックすぎたかな...。