複雑・ファジー小説
- Re: 【短編集】日常とは何なのかと申しますと ( No.11 )
- 日時: 2012/09/18 18:04
- 名前: 稲荷 ◆6RQCIAKXwE (ID: 5oJbC9FU)
『夏から秋の移り変わり』
雲の流れが速くなった。
窓の外を悠々と流れる雲。つい先日までわき出るような夏雲だったというのに、今となってはひれのような筋雲が浮かんでいた。それは夏の終わりを示すものであり、秋を迎えたとものでもある。
「ん……あー……」
私は石のように堅くなった体を伸ばすと、右手で反対の肩を強くもみほぐす。同じ体制で居ること、かれこれ4時間。時折パソコンの画面から目を離すも、カレンダーが目に入るとすぐさま画面に戻した。
締め切りが近いのである。
本来だったら先月に出す予定だったのだが、まだ余裕があるとのことで今月中にしてもらった。今月は予定が多々詰まっていたのだが、夜にちょこちょこと書いていけば間に合うだろうと他の作業に没頭していた。
結果、徹夜をしてでも間に合いそうにない。
恐ろしい現実を突きつけられ、私はまさに締め切りという見えない魔物に追われるように執筆しているのである。
話は変わるが、世の中には誘惑するものが多い。甘いもの然り、ゲーム然り。かくいう私も、作業の途中に何度もその波に襲われている。
一行書いては進まず、脳を活性化させるためだと大義名分を自分に言い聞かせながらスウィーツを貪り、リフレッシュだとのたうってゲームに興じる。
結論から言うと、締め切り前は牢獄にでも閉じ込められない限り作業が進まない。
「……やば」
ふと窓の外を見ると、いつの間にやってきたのだろうか。雨雲がむくむくと大きくなり、今にも雨粒を落としそうな天気になっていた。
私はやれやれと溜息をつくと、書きかけの文章を保存する。洗濯物を込まなくては。
こういった天気を見ると、やはりまだ夏ということだろうか。まだまだ暑い日が続きそうだ。
せめて秋は来る頃には完成できればいい。
そう思いながら、私はパソコンをシャットダウンさせた。
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書いている内に、自分でも何が書きたいのか分からなくなりました。いくら時間がないとは言え、ひどい出来です。
近々修正をするかもしれません。
