複雑・ファジー小説

Re: 幸せの魔法 ( No.16 )
日時: 2012/08/08 21:03
名前: 夏樹 りん ◆IP0D6MCWdg (ID: xIyfMsXL)
参照: (>ワ<)リメイク〜

「全くお前は!」

この声はミレイ先輩だ……ミレイ先輩といえば男嫌いで有名な先輩であり、春光のパートナーだった人だ。後輩(男子を除く)にはかなり優しく、頼れる姉御なのだが、男子にはかなり冷たい。というか、暴力的。ロン先輩がいい例である。

「みっミレイ、何しやがった……」
「何って、裁きの蹴りを入れただけだが?」
「時空を歪める魔法、使いやがったな……」
ロン先輩、お腹がかなり痛そうです。顔が真っ青です。貴方の蒼い目と同じくらい青いです。

「ふっ、男なんぞに近づきなくないから、時空を歪める魔法は本当に便利だな」
「うわー、なんか腹立つわー」
……はやく茶番を終わらせろよ、おい。
と、いいたいが先輩には失礼なので言わないでおこう。というか、言えないよね、普通。

「ミレイ先輩! はやく行きますよ!」
救世主キター!! ミレイ先輩のパートナー、春光くんがやって来てミレイ先輩を引っ張っていく。ちなみに、1年生の子もいた。内気そうだったけど、可愛らしい子だった。

「……俺らもはやく行きません?」
「……そうだね」
「ああ……」

先輩がかなり辛そうなのだが。まぁ、大丈夫だろう。ロン先輩だし♪
「え? 俺だからいいの!?」
「はい」
「ブッ」
ノワールが吹いた! ってか、コイツさっきは私の事をちゃんと夏歌って言ったよね? いつもは間違えるのにさ。



校舎内にはいって私達は今、図書室に居る。図書室には魔方陣があった。何故か誰も居なかった。

「さ、早く行きましょう」
「そうだな!」
「……」

これって確か、肝試しだったよね。……無理だ、無理無理。死ぬよ死ぬ。ああああああ、怖い怖い。ああああああああああ。

「よし、魔方陣を発動させるぞ!」
いつの間にか私は魔方陣の中に居ました。……校長先生、私貴女の一生怨みますね……
「俺に任せてください。
”ネルソネーラマンディーラ”!!」
呪文長いよぉおおおう! これはラテン語だよぉおう! なんで異世界<ネルソネーラマンディーラ>で発動するんだよぉおお!!


魔方陣は光だした。