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【プロローグ】

　1963年11月22日金曜日、この日はアメリカ合衆国にとって悲劇の1日であった。

　現地時間12:30、テキサス州ダラスにて第35代大統領ジョン・F・ケネディが喉、頭部を打ち抜かれ暗殺された。警察はケネディ及び警官のJ・D・ティピット殺害容疑でリー・ハーヴェイ・オズワルドを逮捕。しかし、その2日後、ダラス市警察本部から群拘置所に移送される際、警察本部の地下通路にてジャック・ルビーにより射殺される。

　後に、オズワルドの待機していた場所からでは木が邪魔になり暗殺するのは非常に困難であったことや、オズワルドの位置はケネディ含め数人を乗せていた車両の後ろであったが、撮影されたフィルムからは前方から打ち抜かれたように見えるなど、暗殺犯は別にいると様々な推測が飛び交っており、以前としてその真相は明らかになってない。

　が、その暗殺の裏で蠢いていた陰謀と、あるチームの存在がこれまでの考えを一気に覆すことになる。