複雑・ファジー小説
- Re: あなたの事件、解決しますよ? ( No.35 )
- 日時: 2012/10/26 16:30
- 名前: ゆりかん ◆Qd6XA/vkyQ (ID: tmnhy9Pg)
もう一度部室へ戻り再確認
「二人は幼なじみじゃないんだよね」
「うん」
「それじゃあどうして瑞穂ちゃんは...」
「...」
沈黙が流れる
私だってなんでか聞きたい
...
「もう一度踏み込んでみようか、芦谷家に」
水月がうなずいた
やっぱり、考えた事は同じみたいだ
「はぁ...でもどうしよっか?やっぱり踏み込m((」
なぜか芦谷家に踏み込むという事しか考えてない水月
だめだろ
「とりあえず観察して気づいてから...」
そのとき、車が後ろから来るのを感じた
慌ててよけると、なんと芦谷家のガレージへと入った!!
「あ、今帰ってきたんだ...」
そういう水月の口を思いっきり塞ぐ
万が一ばれたらどうするんだよ!
(どうする、弥生?)
(どうするっていったって...とりあえず観察だ!!)
(弥生って観察本当に好きだよね...まぁだから探偵向きなんだけど)
(あ、中から三人でてきた!!これが...表札に書かれていたあの三人だよな?)
↑ちなみに、心の中で話しております
つまりテレパス...冗談!!小声で話してるだけ!!
「...たん....よっ!?」
「だって...し...」
あ、なんかもめてる...?
コレは聞かなきゃ損だな!!
「おい、どうしてあんな奴に個人情報の事を教えたんだ!?」
「だから言ってるじゃねぇか...あいつがしつこいから...」
「お前はこんなことになるとは考えてなかったのか!!学校にばれたらどうするんだよ!!」
「俺だってまさかあいつがこんな事をするなんて...大丈夫、証拠はないから」
「...しかしお前が学校を休んでもう一週間か...そろそろ学校側も怪しむんじゃないか?」
「まぁ、大丈夫だろ」
個人情報?証拠?ばれる?
いったいこの人たちは何を話してる?
まるで何か重大な秘密を隠してるのか...
「個人情報...まさか...?」
水月がそうつぶやいたような気がした
そのあと、3人は家の中に入ってきたみたいで二度と出てはこなかった
「ねぇ、弥生...あの3人はやっぱり何かを隠してるんだね」
「...みたいだな」
だとしたら...
「今度はこの近所を聞き込みだねっ!!」
そう言って私たちは、さっそく行動にでた