複雑・ファジー小説

Re: あなたの事件、解決しますよ? ( No.47 )
日時: 2012/11/06 17:01
名前: ゆりかん ◆Qd6XA/vkyQ (ID: NH7CSp9S)

事件簿二

あの事件が終わってとりあえず数週間
今の所私たちの学校は平和だ

まぁ、どこかの馬鹿(あとで紹介)が授業を脱走して校長室に忍び込んだりどこかの馬鹿(これもまたあとで紹介)が窓ガラスを割ったりなどそういう小さな(?)問題なら毎日耐えなく続いてる

けど、大きい問題は今のところ起きてないからやっぱり平和か...


「あああああああああああああああああああ!!!!!!」

あ、失礼
前言撤回

やはりこの学校は平和なんかじゃない
人を気絶させる声を持つ凶器が平気でうろちょろしてるんだからな!!

この馬鹿みたいにでかい声
さきほどいったどこかの馬鹿だ
私の知る限り一人しかいない

「弥生!!見つけた!!」

この人を気絶させる大声を持ちこの数週間小さな問題を起こし続けて馬鹿...


水月...




私の幼なじみ...



「うるさいよ!!なんで私を呼ぶのに大声を呼ぶ必要があるんだよ!!」

「だってすっごい探してたんだもん!!大声出しても罰は当たらないかなーなんてw」

最後の一言に私はぶちきれて、水月のみぞおちと頭に拳を2発ずつ(ただ、みぞおちはかろうじてよけられた)
ちっ
相変わらず反射神経と運動神経はいいな

「そういうことで部室行こう!!」

そう言って水月は私の制服の襟の部分をずるずる引きずる
おい...窒息死したらどうするんだ











部室には先客がいた
高校生か大学生くらいのよく似た男女(双子?)
その隣には...確か隣のクラスの星野?

って誰なんだ?この人たちは...

「こちらが事件部ですね、お嬢様?」
「えぇ、そうよ」

「あ、あのー哀璃?いったいこの人たちは...」
耐えきれずに水月が口を挟む
「今日は、事件部に事件を頼みにきたの、甍さん、言ってくれる?」
「はい...」

話から見てなんか執事っぽい
そういえば星野の家ってお金持ちだっけ
だとしたらこんな人がいても不思議じゃないか











「「どうか、誘拐犯を捕まえてほしいのです」」













...数分後、部室に私と水月の悲鳴がこだましたのは言うまでもない