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私は星野の家へ行った
もちろん、こっそりと裏口から（思った通り、警報はどれも鳴らなかった）

「見つけなきゃいけないものは３つ．．．か」

とりあえず、この馬鹿でかい屋敷から探すのはかなりの困難
頭を使うしかなさそうだ

















* * *



「よっし！見つけた♪」

多分、隠すだろうと考えたこの２つのもの
思った通り、ゴミ箱の中に入っていた

そうして私が手にしたのは、一枚の紙
これが本物の予告状だろう
そしてもうひとつ、油性ペンだ
それも、一度肌につけたら落ちないやつだ




私が考えた事は突拍子もない事だった
それは、つまり星野とカリンを入れ替える事だった

ヒントは水月が言った「誘拐犯はそうとうの馬鹿」
いくらなんでも、間違えるはずない
ということは、もしかしたらカリンの首筋と足の裏にあらたな☆型の痣を描いたんじゃないか

いや、別に描いたというそういう問題じゃない
しかし、間違えてカリンが誘拐されたのは事実だ

そしてもうひとつの謎

なぜ、実の妹を差し出したのか



多分、星野は知らないだろう
身代わりにリンさんとレンさんがカリンを差し出した事を
じゃあなぜ？



——————この問題は、星野、リンさん、レンさん、そしてカリンの４人の問題だ、私たちが口を挟む問題じゃない

しかし、私たちは依頼されたもの、つまり探偵だ
依頼された分、しっかりこの４人が．．．いや、３人が抱えている問題を解決しなくてはいけない






最後のひとつ、探さなきゃ行けないもの
これはわからない

ただ、手がかりとしてほしいだけなのだから






























甍家が星野家と関わりがあることを——————