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複雑・ファジー小説
- Re: 終焉へ向かう幻獣たち—— ( No.18 )
- 日時: 2013/01/28 21:58
- 名前: ガリュ (ID: 7VvLld12)
すいません;怜華から夏華になります;;あとで他のも修正しておきます;
第1話 『出会いは始まりを告げる』【8】
戦いを終えた焔はその帰り、近道のビルとビルの間の路地を歩いていた。夕方のため路地は暗く、よく見えなかった。
するとビルとビルの間の透き間からオレンジ色の光が差し込んでいて
そこだけ明るくなっていた。すると光が当たっている所になにか紅の液体がところどころにおちていた。そして進んでいくにつれて何か鼻をつくような臭いがしてきた。
焔はその臭いをかいだことがあった。
——そう、血の臭い。
そしてすすんでいくにつれて何か黒い影がおちていた。
それは近くで見ると紅に染まっており、よく見ると…
夏華であった——!!
「…っ!夏…華!?」
赤いライトと耳に鳴り響くサイレンが焔を焦らせる。
夏華はタンカに乗せられ救急車へ運ばれるところだった。
——運ばれる途中、夏華の藍色の瞳が少し見えたような気がした。
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