複雑・ファジー小説

Re: 終焉へ向かう幻獣たち—— 【オリキャラ募集中!!】 ( No.30 )
日時: 2013/02/03 13:13
名前: ガリュ (ID: 7VvLld12)



 第2話 『謎の事件と能力者たち』【6】


  焔が言いかけた瞬間、何か爆発音のようなものが焔たちの鼓膜に響いた。たぶん、その爆発音は焔たち、いや幻獣や幻獣使いしか使えないものかもしれない。焔たちは爆発音が聞こえてきた方向に走りだした。




           ■■■


 「ヴヴヴ…う…ううう…!!」

不気味なうなり声が響く。うなり声の正体は大きな姿の悪魔だった。それを少し離れた高い木からバイコーンに乗りながら見て笑う柊。


 「クスクス、もっともっと大きくなれー♪まあ、このまま大きくなったらもう悪魔でもなくなっちゃうんだけどー★」

その時笑っていた柊に突風が吹きつけ、そして突風とともに無数の弾丸がとんできた。柊は華麗に弾丸をよけてバイコーンとともに別の木に移動する。


  「何のまねかなあ…。ユニコーンさん達。」

弾丸と突風の正体は水瀬とユニコーンであった。水瀬は柊に向かって撃ち続ける。それを柊は華麗にかわしていく。


  「いけ、バイコーン」

バイコーンは柊を乗せて水瀬たちに向かっていく。そして水瀬の銃と柊の双剣がぶつかり合う。


  「へえ、ずいぶんと頑丈なんだね、その拳銃。」


 「なめないでよ、いくよユニコーン!!」