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複雑・ファジー小説
- Re: 終焉へ向かう幻獣たち—— 【オリキャラ募集中!!】 ( No.32 )
- 日時: 2013/02/04 22:24
- 名前: ガリュ (ID: 7VvLld12)
第2話 『謎の事件と能力者たち』【8】
電撃は火花を散らしながら辺りの機械を狂わし、破壊していく。その電撃の源は…部屋の奥にいる柴崎憐のレグルスだった。レグルスの身体からはパリパリと電撃が放たれていた。
「やあ、焔。元気にしてた?」
憐はわざとらしく微笑んで挨拶をした。
「憐、テメェは何なんだよ。」
焔は憐を睨み付ける。憐はただ爽やかな顔で焔を見つめていた。焔の気持ちには憐に対する怒りがあった。
——『ねえ、君は遊ばないの?』
金髪の幼い少年は一人で座っている藍色の瞳の同い年くらいの少年に話しかける。
「別に…」
「ねえ、じゃあ僕と遊ぼうよ。僕はいつも本ばっかり読んでるんだけどたまには鬼ごっことかやりたいなって思って。」
「俺に言わなくてもいいじゃん、いつも追いかけっこしてるやつらに言えばいいだろ。」
「僕にそんなことできないよ。怪我させちゃったらやだもん。」
「俺のことこわくないのかよ。」
「うん!だって君と僕は…同じだから——。」
焔は全身から炎を放ち、憐は全身から電撃を放った。
ケルベロスとレグルスの咆哮でバトルが始った。
レグルスとケルベロスが両者ともに飛び掛る——。
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