複雑・ファジー小説

Re: 終焉へ向かう幻獣たち—— ( No.6 )
日時: 2012/12/12 19:59
名前: ガリュ (ID: Tt5vDeWP)



 第1話 『出会いは始まりを告げる』【1】


  白い満月が街を見下ろしていた。

 人気のないビル街を歩く碧い瞳の少年。
少年の名は坂上焔。焔は時々溜息をして遠い目をしていた。
すると、

 パアァァン!!

銃声がビル街に響いた。


焔は目を細めて辺りを見回す。すると気配を感じて上を見ると
淡いピンクの何かが落ちてきて、焔がそれを抱きかかえる。


ピンクの物体は...なんと少女だった!!


その時ビルの上でキラリと何かが光る。それはよく見ると銃口が月の光を反射して光っていたのだ。

焔はそれをみると左目の瞳が炎のように...血のように紅に染まった。

すると、焔に向かって発砲された。


それと同時に焔から炎のようなものが焔から飛び出して
銃弾を砕き、撃った本人をどこかへ吹き飛ばした。

その炎はやがて消えた。



焔は少女を抱いて家に帰ると

少女をベッドに寝かし焔はベッドの横で眠りについた。