複雑・ファジー小説

Re: もしも俺が・・・・。 『説明はこんな感じか?』 ( No.8 )
日時: 2013/02/06 13:13
名前: ヒトデナシ ◆QonowfcQtQ (ID: j553wc0m)




        「パート3。」




  ————さて、パート3に突入したわけだが、一体どうやって尺を消費するべきか。


  そうだ、そういえばまだ語っていないことがあったな。

  私がこの能力、『もしもの世界』に行く能力を使う目的を、な。


  なに、大した理由ではない。別に世界征服とかを考えているわけでもない。
  そうだな、強いて言うならば、ただ『知りたい』のだ。ただ『経験したい』のだ。



     皆様は考えたことがないか?


  私達の世界と二次元の世界は、別の次元にある。それはつまり、
  どうあがいても実際にあちらの世界を自分の目では確かめられない、ということだ。


   私達人間には『好奇心』というものがある。

  興味を持った事に対して、理解したいと自然に思ってしまう、
  まぁ、科学で言う『反射』に似た反応だ。


  私の好奇心、それは『二次元の世界を見てみたい』。ただそれだけなのだ。
  もっと正確に言うならば、色んな世界を、可能性を見てみたいのだ。この目で、だ。


  そしてそれが、私の夢に繋がるのだ。
  私の夢がなんだって? そうか、言ってなかったな。



  ————私の夢は、『誰よりも多くの情報を持つ、世界一の科学者になること』、だ。



  この世界で得られる情報は限られている。

  否、それでも十分すぎる情報量なのだが、私はそれでは物足りない。
  皆が知らない情報、事実を知ってこそ、他の科学者よりも一歩前に進むことが出来る。

  それを可能にするのがこの能力なのだ。お分かりいただけたかな?
  ふむ、皆様がご理解していただけたようで何よりだ。


    では、そろそろ物語は始まりを告げる・・・。
    ちゃんとついてこいよ? 遅れたら知らないぞ?






   ————さぁ、始めよう。私自身が語る、私自身の『物語』を……。


















      “私の始まりは、全ての始まりを意味した。


    世界を回る力を持つ少年は、その始まりの扉を開いた。
    時空を超え、世界を回り、様々な者との出会い、繋がる絆。

    その裏で動き始める、漆黒の闇に包まれた、黒の姿。
    時空を変え、世界を変え、出会いを断ち切り、生命という概念さえもうち滅ぼす。

    そしてそれと同時に動き出した、光を纏ったようなマントを羽織る、白の姿。
    新たな組織の誕生。組織同士の内乱。


    ————各々が信じた道のために、彼らは衝突する。



    ある者は、『世界の崩壊』のために。
    ある者は、『世界の平和』のために。


    そしてある者は、『たった一人の人間』のために……。”







   --------------『もしも俺が・・・・。』 序章、“日常編” 始動--------------