複雑・ファジー小説

Re: 機械仕掛けのマスカレード ( No.19 )
日時: 2013/03/15 20:22
名前: リリィ(少女T) (ID: ZnME3JLW)

第一章

第一話「BraveChildren」

-sideF-

「・・・見つけた」
今、目標を視界に入れた少女は、紫を基調としたモビルアーマーのコックピットの中
佐々ゆりあ、この10人の連合軍第五モビルアーマー部隊を束ねる部隊長である。

サザ「地上型、数はざっと20だろう・・・どれも中型だ。」

そしてサザの斜め後ろ、オレンジ色の機体にのったどこか大人びた少年
アレン・クリストファー・ディーア、16という歳でイギリス空軍の要撃管制官を任せられた凄腕チルドレンだ

アレン「こちらも確認した・・・目標「GREED」!ブレイブチルドレン、攻撃開始!」


「「「了解!」」」


「ちょ、みんな遅い!もっと早く!」
「お前が早いんだ!ほら、減速!」
向かって右側、颯爽と最前列を走るカーキ色の機体のパイロット
クロト・トルテット・イェーガー、元バイクレーサーである。
そして向かって左側、クロトの少し後方で注意する白い機体のパイロット
セイレイ・フォークランド・グレイ、この隊の中では珍しい陸空両用機を使うパイロットだ

クロト「硬いこと言うなよ!だからお前グレーなのに白い機体使わされるんだって!」
グレイ「知るか馬鹿!余計なお世話だ!」

「全く、あの二人は元気だな」
「そうだね・・・(眠い、早く終わらせてもう一眠り・・・)」
そんな二人の言い争いを楽しそうに見ているのが、この少女
リディア・ウラジーミロ・麗愛、そして後方数十メートル上空にフラフラと青い機影
リリア・アイラ・ボング、空戦用機体を操るナイトパイロットだが今にも墜落しそうで容易に近づけない。

・・・ちなみに現在、午後の一時である

レーア「先に行っとくぞ!」
アイラ「麗愛も負けないくらい元気だよ・・・」

「えーと、目標が20体だから一人3体倒さないとね!」
「・・・どう計算したらそうなるんだ?」
『あの〜皆さん?もう少し静かにしてもらえないでしょうか・・・』
ちょうどアイラの真下、見当違いの分析をしたこの少年
琉尉・ゲルトハルト、若き天才パイロットだが・・・ずば抜けて頭が悪い。
その分析に対して全員を代表してツッコミを入れた青年
名越六、名前の読みは「ろく」ではない「りく」である。間違えないように。
遥か後方、部隊本部基地から指令に代わり無線で情報を伝えているのがおっとりした雰囲気の少女
ミーア・ディートリンデ・ヴィルゲ、今は不在である指令の代役に任されている

ミア『——っ!10時の方向、敵増援です!』
リク「マジか!」
ルイ「ん?いや、僕たちが9人だから・・・あれ?」

サザ「目標接近!いくぞ!!」


———戦闘は鮮やかなものだった。

30体あまりの目標を殲滅するのに5分とかからなかった
各国から集められたエースパイロットの集団なので無理もない

しかしこのままでは、規格外の敵には対応できないだろう
そこで、僕はある知人に会いに、ここ日本を訪れた。

ここは平和な国だ、周りを海で囲まれているために厄介な歩兵戦を要する地上小型は姿を見せない
しかも防衛システムには目を見張るものがある。
ここ数十年でこの国は素晴らしい発展を遂げたと言える。

「日本か…何年ぶりかな。」

僕、エイト・アンテロ・ルーッカネンは馴染みのある道を進み、とある兄妹を訪ねた。