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複雑・ファジー小説
- Re: ライキャットとヒトの戦争【オリキャラ募集中!】 ( No.6 )
- 日時: 2013/02/07 21:28
- 名前: 匡匪 吠兎 (ID: TZln3PE9)
目を開けて一番最初に映る見慣れた茶色の天井。
ボーっと2、3秒見つめて、ようやく体を起こす。
「朝だぁぁー」
んっ、と短い伸びをして、のっそのっそとベッドから這い出た。と、何かを踏みつけて派手に転んだ。
「いってぇ…」
腰を抑えながら足元を見ると、そこには自分の長い尻尾が。
またやってしまった… 頭をガシガシ掻くと、尖った三画の耳がヒョコヒョコと跳ねる。
まぁ、いつものことだ。
「おう。また転んだのか?相変わらずドジだな、レオは」
頭から男の声が降って来た。顔を上げると、ドアに寄りかかる誰かの姿が目に入る。
「あー兎田くんか、おはよ。ドジじゃねぇよ」
尻尾踏んで転んだだけだし。オレは目の前にいる兎田くん、もとい兎田白真のフワフワしてて長い耳を目で追いながら悪態をついた。
「自分の尻尾踏ん付けて転ぶやつはドジの部類に入るんだよ。自覚しろよ」
呆れながらオレの頭を耳ごと撫でる。乱暴に、不器用に。そして無愛想な表情で。
「…自覚してるよ。つかはら減った。飯、飯。マグロ食べたいオレ」
「贅沢言うな。お前には猫まんまで十分だ。」
「えー… でも猫まんま旨いよね」
「知るか」
そうだ。オレは猫なんだから猫まんまで充分なんだ!
無理やり納得。あーマグロ食べてぇ。
それにしても世の中は今日も平和だなぁー…
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