複雑・ファジー小説

Re: 異世界武具屋【オリキャラ&コメ募集中】参照650突破 ( No.109 )
日時: 2013/04/03 13:04
名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)

朝、開店の準備を進めていると奇妙な二人組が来た。
サングラスをかけ貴族達に付いているボディーガードのような服を着た・・・て普通にボディーガードの服装の満々ではないか。
お偉いさんでも来るのだろうか、そう首をかしげていると二人組のうちの一人が声をかけてきた。

「この人を知らないか」

そう言って写真を見せてきた。
その写真に写っているのは女の人で卸しているクリーム色の長髪がとても特徴的であった。そしてすぐに思いつく、アティさんであることに。

「何の用だ?」

悪いが客の情報を渡すつもりはさらさらないのでとりあえず何故探しているのかを聞くことにした。
が、

「そんなもの貴様は知らなくていい!知っているのかどうかはけ!」

もう一人の男の方が突如怒り出した。随分と高飛車な訪ね方だ、そんなもの誰も答えないんじゃないか?と考えたところで男たちの後ろにウィルくんたちがやってきてしまった。もちろんアティさんもいる。毎度のことながらタイミングが悪い。

「ガンジさーん!武器できて...お前ら!」

「だから待ちなさいウィルって...!?」

どうやら知り合いのようだ。男たちはウィル君の声に振り向きアティさんの顔を把握したあとに腰から剣を抜き出した、……っておい!?何人の店の中で戦おうとしてんだよ!?

「アティーシャ様!!待っててください今すぐに家へ連れ戻しますから!」

「いや!私は私の意思できたの、あんなうちには帰りたくありません!」

そう言うとアティさんは背中から弓を取り出しウィル君もそれに応じて大剣を構える、そして俺はこっそりと立て掛けておいたウォーハンマーを構える。何故こんなことになった。

~数分後~

ボディーガードみたいなやつは予想外に弱かったのでウォーハンマーの一撃で沈みました。現在縛り上げています。
あ、目を覚ました。

「ッ!?糞ッ!早く放せ!この店がどうなっても知らんぞ!」

「いい加減にしてください、書置きの手紙は残したはずですよ?なんで追ってくるんですか!」

「そうだアティーシャはお前らの人形じゃないんだぞ!」

「ふざけるな!レムセス家のお嬢様だぞ!なんとしてでも連れ戻す!」

……うん、だから家でやるな。ついでにこいつらは思い違いをしているようなので教えてやろう。縛りを固定したあと俺はボディーガードたちの前で口を開く、

「冒険者ギルド第一項、我社に入るものは元の身分関係を一切捨てるものとする、ギルドに入った時から彼女は『冒険者ギルドのアティーシャ』さんだ」

冒険者ギルドは誰でも登録することができる。そして後のしがらみ等をなくすための規約がそれだ。ちなみに冒険者は兼業はダメとかもあるぞ。だから冒険者ギルドを外れるものは少ない、外れてもどうしようもないためだ。
ちなみにボディーガード達は誘拐未遂としてラウロ君たちに運ばれていった。