複雑・ファジー小説

Re: 異世界武具屋【オリキャラ&コメ募集中】参照650突破 ( No.111 )
日時: 2013/04/03 17:44
名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)

「「ありがとうございました!!」」

奴らが運ばれて言って程なくしたあと、二人は揃って俺に言った。
だが別に俺は感謝されるようなことをした覚えはない、
ただ店で暴れる勘違い物を軍に突き出しただけである。

「……別にいい、ほら」

俺は照れを隠すように大剣と弓矢、矢(in矢筒)を渡し代金を受け取る。
ちなみに元から使っていた剣等は下取りをして俺が一回修理などをしたあと、中古品として売りに出される。
下取りはその分のお金を安くするので結構利用されている。

「う~ん!流石だなガンジさん!」

「次も『冒険者』として利用させていただきます」

二人は笑顔で店をあとにした。
二人が初めてうちを利用して今までのあいだでランク9に上がった。
普通のものならペアなら9ランクに上がるにはその倍の時間を要している。
あの二人は気づいていないようだったが彼らには才能があり、それを活かせる努力家である。きっとうちで用意できる最高の武器すらもいずれは彼らにとっては使えない武器になってしまうのもそう遠くはないかもしれない。
ダンジョンでは武器もドロップすることがある、それは正しくオーバーテクノロジーの品であり人はそれを《神の作品》と呼ぶ。
だからこそ、俺は自分にできる最高の一品を渡す、神の作品を超えるため、「彼」を超えるために日々腕を磨く。

ちなみに彼らがそのうち有名なペアになることはまだ誰も知らない、
そしてガンジ自身も更なる高みに昇る事件が起きることは誰も知らない。

---第六話「ギルドの原石コンビ」完

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ちょっと苦しかったですかね、冒険者である彼らにはこれからもちょくちょく出てもらう予定なのでこれでご勘弁を。
そして次回は特別編《異世界無職》を書きたいと思います。
もちろん今日で終わらせるので自分のキャラのとかの心配を内容にしたいと思います。