複雑・ファジー小説
- Re: 異世界武具屋【オリキャラ募集】第7話更新中 ( No.115 )
- 日時: 2013/04/05 17:50
- 名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)
モンブラン教授、彼は大学でもしょっちゅう問題を起こしていた。
彼は何かと不審なのだ、挙動、格好本人には自覚がない様で何度大学に軍が捕まえに来たか。
そして彼は学習せずいつもどおりに振る舞いまた通報される。
そして何より通報される理由がある。
「まったく、元気一杯の可愛い子供をなでていただけじゃないか」
子供好きなのである。けっしてアレ的な意味ではなく子供がすきなのである。しかも少し体力が落ちているためよく息切れをしてはたから見たら変態に見えるわけである。
そのことを知っている俺はとりあえず倉庫に隠れててもらったわけだが……
「ガンジくーん、変態見なかったかな?」
なんかマジ切れしてそうな葉擦さんがいるわけです。
普段通りの笑顔だがよく見ると怒りマークが見えるような気がする。
「へ、変態?どうしたんですか一体」
とりあえずは落ちつけさせないとこちらの命も危ないので事情を詳しく聞くこととする。葉擦さんはその怖い笑顔のままで話をはじめる。
「おーい、お嬢ちゃん」
街中をパトロール(ぶら歩き)をしている時、後ろから声をかけられた葉擦は振り返った。
こんな暑い日にシルクハットをしていてとても怪しく思えたがとりあえず葉擦は返事をする。
「何?」
「いやぁ元気いっぱいだねぇ」
「そう?ありがと」
葉擦は悪意を感じないのでとりあえずは無難に返す。
「いや君じゃなくてその隣の」
葉擦はその言葉に隣に首を向けるとそこには一人の女の子がいた。
恐らく軍人に憧れて男の子がついてくるというアレであろう。
葉擦には慣れっこであったため気がついていなかった。
少々やってしまったと思いながらそう、といいその場から離れるはずであった。
「ああ~可愛いね~飴をあげようか」
「おじさん誰?知らない人から物もらっちゃダメって言われてるの、ごめんなさい」
「そうかい、礼儀正しいね。それじゃ私の名前はモンブラン教授さ、これで知らない人じゃないだろ?ハア、ハア」
モンブラン教授からしたら善意でしか無く少ししゃべりすぎて息が切れただけ。しかし周りから見たらそれは変態である。
軍人である以前に少女を助けるべく葉擦は話しかける。
「えっとモンブランさんですか?ちょっと事情聴取を」
「なんだね君は私はこの子に話しかけているんだと言ったろう、それとも飴が欲しいのかい?」
ここで葉擦は切れた。
「……いいよ、潰してあげるこの変態《クズ》が!」
以上が事件の全容である。