複雑・ファジー小説

Re: 異世界武具屋・オリキャラ募集,更新,千記念企画募集 ( No.144 )
日時: 2013/04/22 19:48
名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)

「クッ!」

「はぁ、はぁ」

「ちょ、ちょっとガンジ君!?」

「これは驚いた」

俺の行動に3人は3者3様の反応を見せる。
俺は魔力を一気に使った疲労感から考えが落ち着いていく。
イルミスさんは流石にマジックハンマー魔力前回の一撃を受けたせいか少しよろけている。なんとかとりつくらなければ!
その瞬間俺の頭が高速回転し一つの答えを導き出す。

「3日だ」

「「「へ?」」」

「3日でその剣を上回る剣を作ってやる、《神の作品》を超えてやるつってんだ!」

「……どういうことかね?」

「できなきゃいくらでも武器を作ってやる、ただでな」

「ほぅ」

「できたら契約は無理だ」

「……いいでしょう、その掛けに乗ってあげましょう」

っぃよし!と心の中でガッツポーズ。
と言ってみたはいいものも少し言いすぎた。ただは言いすぎた。
まずい、やっぱりなしでなんて言えない。
口は災いのもと過ぎた、

~数分後~

ハイドロんくん達帰りました。
最後にまたドヤ顔で帰って行きました。
そして現在どうするか悩んでいます。
とりあえず紙にいろいろと書いて見ているのだがどうにもあの剣を超えられる一品が浮かばない。
やはり無理なのかと挫折しかけてしまう。

「どうすんのガンジ君?」

なんかこの人さっきまで斬り合ってたくせに冷蔵庫から糖分補給用のチョコ貪ってんだけど。しかも全然心配してくれていないよ。とりあえず聞かれたら答えないと機嫌を損ねるので答えるとする。

「現在、手に入る物じゃ足りん」

「何が?」

「マナ」

俺が2文字でそう答えるとむー、と手を顎に当てる仕草をして葉擦さんは答えた。

「そのマナって絶対必要なの?」

「……なんだと?」

「だって葉擦さん魔力ぐらい纏わせられるよ?」

ホレ、とその辺にあった銀の片手剣をとりだすといとも簡単に魔力を纏わせる。
その光景に俺は声を上げた。
そうだ、と。別にあんな簡単にまとわせることができるのならばマナはいらない、それこそ良質なマナが手に入れば別だがこの時ではいらない。
だとしたら、作ってやろうではないか、3日の期限をもらっておいて本当に良かった。

「葉擦さん」

「んにゃ?」

「素材、獲ってきてもらってもいいか?」

俺の言葉に葉擦さんは妖しく微笑んだ。
ごめん顔も知らない上司さん。