複雑・ファジー小説

Re: 異世界武具屋・オリキャラ募集,更新,千記念企画小説始動! ( No.167 )
日時: 2013/04/28 18:09
名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)

---特別話「山の動物たちよお逃げなさい」

何故か開かれた旅行、2日目。
帰ることは主に視線で許されずずるずると引きずられ近くの山に来ています。
今度はしっかり周りを確認したためダンジョンから魔物が襲ってくるという事態はありません。
現在、俺は葉擦さんとイルミスさんが「いい場所探して(きます)くる」といいしばらくした後豪音と共に二人がいい笑顔で道案内をしてくれました。2日目となった俺にはもはやツッコム気すら起きない。
というか思考停止状態と言っても過言ではない。

そして誰が最初に言い出したのだろうか、何かつくらないか?その一言が発端で山で狩りが開始された。
流石にやばいと俺を含めた数名が抗議、そのためルールが作られた。

・一人がとって良い食材は2つまで、2匹も2つとする。
・生態系は壊してはいけない
・命を無駄にするな
・草などは一束1つとする。

それにより約10名ほどで狩り開始、抗議をした者たちはここで彼らの帰還を待っている。
ちなみに抗議したものは雪咲さん、クロさん&レイさん、中瑠さん。
それぞれみな思い思いの格好でだらけています。というか中瑠さんは寝ています。よほどストレスが溜まってたらしく酒が進んでいたことを思い出す。

ガサゴソと音がしたので誰か帰ってきたのかと振り向けばそこには大きなクマがいたためマジックハンマーで沈めて熊鍋とさせていただく。
・・・・・・なんだその目は?あれか?お前戦闘員じゃないだろ、か?くまぐらい今じゃ強い武器使い慣れてりゃ誰だって勝てるよ、ただでさえ物理は強いんだから俺は。

また音がして今度は本当に帰還であった。その後続々と人が帰ってきたため箇条書きとさせてもらう。

ラウロ君:山菜二束(種類は違う) 「うさぎが可愛くて...」
ゼロ、封季さん、雷華さん:狼の群れ(6頭) 「威嚇にも怯えない度胸があるやつだったよ」 「正しく犬死」 「面白くないよ封季」
暗闇さん、戦木さん;兎2頭 蛇2匹 「睨み合ってたところを漁夫の利ですね姉貴!」 「まだ言うかお前」
ウィル君:鹿2頭  「なんか殺気だってないこの山?いきなり突進してきたよ?」
アティさん:鳥一羽、山菜一束 「なんかうるさくってつい...」
モンブラン教授:行方不明  
ハイドロン君:収穫なし

一人おかしなのがいたが気にしない気にしない、多分また軍に追われるだけだとおもうから。ハイドロン君は真面目に戦う手段がなかったらしい。

「ん?葉擦はどこいった」

「イルミスもいませんねぇ...」

起きてきたそ中瑠さんが頭を押さえながら苦々しい顔で、ちょっと涙目になりかけてたハイドロン君が誤魔化すように、言う。
中瑠さんは多分二日酔いであろう。といっても確かに葉擦さんとイルミスさんがいない。あの他二人がいないことに俺、中瑠さん、ハイドロン君が冷や汗を流す。多分三人ともこう思っていただろう。
「ヤバイ」、とその考えは正しく山に最初の時とは比べ物にならない轟音が響き聞いたことのない生物の声が聞こえた。
少し体が持ち上がったかと思うと元に戻るように体が沈む。
なんだったんだと呟く俺たちの目の前には少し汚れた姿の葉擦さんとイルミスさんがいた。心なしかスッキリという擬音がよく似合う顔をしていた。雪咲さんが混乱を抑えるために葉擦さんに問をぶつける。

「は、葉擦さん一体どうしたんですか?」

「ん~?いやこの山変だなと思ったらさ~魔物だったみたいでさ」

「周りにあった村などに確認してみたところ何百年も前からいた伝説の魔獣・霊亀だそうなので起きるとめんどくさっかたので殺りました、もしもの時のためにモンブラン野郎、失礼モンブランさんに避難させるように命じ、失礼頼みました」

そんな二人の言葉に俺は「ああ、そう」としか返すことができなかったが悪くないと思う。
ちなみに食材は村の人たちと一緒に食べました。
村の人に小麦粉とか譲ってもらってうどん作ったり楽しかったです。
ついでに面倒お越しそうなグループには睡眠薬を持ってやろうかと考えて中瑠さんに止められた。中瑠さんが俺を止めた時の一言は

「ガンジ、疲れてんだよお前...」

何言ってんですか、俺はいたって健康ですよと瞬時に返してまたやっぱりという顔をされた。なぜだ。