複雑・ファジー小説

Re: 異世界武具屋【オリキャラ募集中】 ( No.17 )
日時: 2013/03/03 10:32
名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)

~次の日、朝~

鉄の板を外して開店、そろそろいい防犯グッズを考えないと厳しくなってくるな。
埃をはらいいつも座っている腰掛けに身をおろし、いつも磨いている商品を磨く。
この商品いつも手にしているせいか売れないんだよね。
けど磨かないと落ち着かないしこれが一番磨きごたえがあるし高いから普通の客は買わないだろうからいいか別に。

そんことを考えていると鈴がなった。さすがに昨日見たく斬りかかられては困るからしっかり客の目を見て言おうではないか。

「いらっしゃい...確か」

「葉擦さんだよ、できてるかい?ガンジ君」

目に映ったのは昨日斬りかかって来た客であった。
おそらくというか言葉から分かるように昨日頼んだ品を取りに来たのだろう。腰掛けから立ち上がり出来上がっていた品を渡す。
ちなみにこの時渡すとして礼儀正しいのは剣の端と端を持って手渡すらしいが恥ずかしくて出来なかった。

ちなみに今回の出来はこんな感じだ。

シルバーカットラス、
まあ少しは軍剣ぽいが初心者が見ても別物である。
そんなことを客、いや葉擦さんも感じたのだろう、わざとらしく声を出す。

「あれ?軍剣だよね」

それはそうだ軍剣を頼んでカットラスを渡す奴がいるか?
ここにいる。しょうがないだろう!だって普通の軍剣出してもまたすぐ折ってきそうだし、なんて正直には言えないためそれっぽい理由でごまかす。

「軍剣は丈夫さ重視、あんたは斬れ味重視、だからカットラス。
素材は銀」

口が震えてうまく言えないが今回は自分の仕事に自信を持っている。

「・・・ま、いっか!試し斬りとかできる?」

「・・・」クイ

試し斬りがしたいなんて客は普通にいるのでそういうスペースがある。
木偶人形が三本ほど建ててある試し斬りスペースだ。
葉擦さんは鞘から出したカットラスで2、3回空を斬ったあと一体の木偶人形の前に立つ。

一瞬目をはなした隙にでく人形は斜めに真っ二つになっていた。
・・・え?