複雑・ファジー小説
- Re: 異世界武具屋・オリキャラ募集,更新,千記念企画小説始動! ( No.177 )
- 日時: 2013/04/29 11:27
- 名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)
本編とは関係ないといったな、あれは嘘だ
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---特別話「この街は平和です...多分」
久しぶりの我が家、ああなんと嬉しいことであろうか。
心なしか目から涙が出ているような気がする。
扉のロックをすべて外し店の中へとはいる。
懐かしい空気、少し埃がついてしまった武具達。
さあ、仕事だと左手に布を持ち右手に叩きを持ち頭にバンダナを巻く。
仕事をしているだけでどんどんあの忌々しい記憶が消えていく。
主にテンションがおかしくなった2日目の記憶が消えていく。
そんな時であった、鈴が鳴る。
お客さんか!そう思い2日も店を開けてしまったことへの懺悔を込めていい笑顔で俺は口を開く。
「いらっしゃい!...あ」
そんな俺の目の前には顔が引きつっている黒服を着たラウロ君が一人。
なんか覚醒葉擦さんを見たときくらいに顔が引きつっている。
俺はすぐに叩きと布を置きラウロ君の両肩を掴む。
「が、ガンジ殿」
「いいかお前は何も見なかったイイナ?」
「は、はい!」
最近人をおとなしくさせる方法が分かって来た気がする。
そういえば最近宮殿の方が騒がしいような気がしてならない。
だってこの間偉い人が「そのうち仕事頼みます」とか言ってきたんだぜ?絶対なにかの前触れだって
閑話休題
「それで?」
「はい最近魔物が活発化していますよね」
初耳である。と言いたいところだが挟まっていた新聞の見出しに書いてあった。
「最近クルトン近くでダンジョンができまして、潰したはいいのですがそこにいた魔物が危機が迫ると逃げ出すという性質を持っていて大量にこの街に侵入したとのことです、現在軍をあげて捜索&避難をさせています」
そう言い残しラウロ君逃亡。まあうちはしっかりとロックをかけていたため大丈夫だろう。と腰掛けに座るため体を曲げるとそこには一匹の猿がいた。
体毛が全くなくて体に骨のような黄色い線が入っている。初めて見る猿である。
猿は数秒置いたあと歯をむき出しにしてこちらに飛び掛ってきた。
そのため右ストレートで沈ませた。
うん、快調である。
しばらくすると店の外の方で爆音や生物の悲鳴が聞こえてくる。
どうやら帰還した皆さんがやりはじめたらしい。
ちらっと外に出てみると猿が向かい側の屋根を歩いている。
そしてピチュンという音ともに頭から緑色の血を出して倒れた。
隣を見てみるとデータショップの窓からスナイパーライフル(神の作品)を構えているレイさんが見えた。
お次は猿が打ち上がったかと思うと突如爆発した。多分深闇さんの爆発魔法である。戦木さんの振動魔法で打ち上げたのではないだろうか。
あちこちで声がする。
「葉擦、どちらが多く倒したかで勝負です」
「分かった、同じだったら葉擦さんとタイマンね」
「「待て街が壊れる!やめるんだ葉擦/イルミス!」」
「ウィル、引きつけて」
「了解アティ!」
「邪魔よ猿」
「剣の舞をみせてあげます」
「ほら少年、早く一緒に逃げようハアハア」 「おじちゃんこわーい!」
……多分この街は何があっても平和だと思います。
魔物からは
特別話「この街は平和です...多分」