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複雑・ファジー小説
- Re: 異世界武具屋【オリキャラ募集中】 ( No.19 )
- 日時: 2013/03/03 12:04
- 名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)
木偶人形、されど木偶人形。
流石に斬るの早すぎじゃありませんかと口にしたくなるほどの剣捌き。
その時に見えた軍服の後ろ姿、そこについているマークで理解をした。
クルトン軍・第一隊、別名「特攻軍」
防御より敵を切るのが好きだという少しネジがずれているものたちが集まる場所、そこの隊長だこの人。
だが特攻軍は平和なクルトン軍では暇なため何人かでダンジョンに突撃したりしていると聞く、恐らくそこで折ったのだろう。
だからこそ不安になった。
こいつ、またすぐ来ないよな?と、
軍剣が支給されて7日を一週間とするとまだ7週間しか経っていない。
その時点で軍剣が折れているなんて普通はない。
「なかなかいいね、ありがとねガンジ君」
そういいながら葉擦さんは代金を置いて帰っていった。
・・・そういえばいつ名前を知ったんだ?
そう考える暇もなく次に来た客を捌いているとまたもやクルトン軍の人間が来た。
「すいません、ここに葉擦隊長は来ませんでしたか!?」
「ああ、待ってろ」
隊長、やはりと少ししたり顔になったのを見せまいと応対をする。
こいつも第一隊だろうか。
「自分、クルトン軍第一隊のラウロ、と申します」
「店長ガンジ」
「ではガンジ殿、隊長が何かしませんでしたか?」
ああ、尻拭い役かそう考えるとこの男がすごく不憫に感じた。
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